文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
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トンビにご用心

2009-05-05 10:53:16 | オピニオン
 今日のgooニュースによると、淡路SAでトンビに食べ物を奪われる被害が相次いでいるという。

「トンビに油揚げさらわれた!」GW行楽客ぼう然…淡路SA(読売新聞) - goo ニュース

 「トンビが鷹を産む」なんて諺があるように、鳥の中でも格下の扱いを受けているが侮ってはいけない。トンビを間近で見たことがある人は、そんな諺は使わないだろう。だって、トンビは立派な鷹の仲間なのだから。それも、大型の部類に入る鷹である。

 諺から連想して、決してアホな鳥と思ってはいけない。間近で見ると、眼光鋭く、鋭利な嘴と爪。いかにも猛禽類といった精悍な姿をしている。「トンビが鷹を産む」というのは「鷹が鷹を産む」とごく当たり前のことを言っているようなものだ。

 烏も集まれば結構怖いが、トンビは体が大きいだけにもっと怖い。翼開長は150~160cmもあるのである。比較的数の多い鳥だけに、餌が期待できる所には多く集まってきて、強引に人から餌となるものを奪っていくことも多い。

 トンビが集まっているところでは、決して餌となるものを出していてはいけない。目がいいので、高空からでも餌を見つけると、音もなく急降下して奪っていく。怪我でもしたら大変だ。特に小さい子は危ない。持ち物はしっかり抱えて、来るなら来いオーラを放出し(効果のほどは疑問だが)、身構えしながら、ささっとできるだけ速くそこから離れることだ。もちろん一番いいのは、トンビの集まるところには近づかないことなのだが。

 トンビが人から餌を奪うのはそれが楽だからだ。楽して餌がとれるから集まってくる。もっと楽をしようとどんどん過激化しないとも限らない。餌をやるなんてもってのほかで、トンビの過激化を促進しているようなものだ。ヒッチコックの映画「鳥」の世界にならないようご用心、ご用心。

●[写真は、浜田市のアクアスランドで見たトンビ]

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