さあ、いよいよ地下10階ですよ。
地下10階は、第一に見た目が異なる、というよくわかる特徴もあるが、
第二に、デュマピックが効かない、というのがある。
まあ、MAPは殆ど一方通行だから問題ないけど。
地下10階に降りたとたんに表示される、
挑戦的なワードナのメッセージ。
統計をとったわけでは、まったくないけど、
RPGのラスボスの一人称は、「わたし」が9割を占めるだろう。
「わし」とか「余」とかはその次くらいだろうか。
しかしながら、このゲームのラスボス、
ワードナの一人称は「おれさま」。
年齢不詳の爺さんだが、一人称は「おれさま」。
日本が誇るアクティブモンスター、ジャイアンのような一人称だ。
いや、ジャイアンも平時は「おれ」ですが。
なかなか類を見ないラスボス一人称である。
そんなワードナに挑むためには、
最低でも5~6回は、扉の前で待ち構えているモンスター、
すなわちワードナの衛兵たちと戦わなくてはいけない。
ここで重要であるところは、
地下10階モンスターには、「友好的なモンスター」は一切いないこと。
つまり、「たちさる」で切り抜けることはできない…すべて倒すしかないのだ。
ティルトウェイトも覚えたてのこのレベルでは、
全ての敵に勝つのは難しそうだが…だが、行ってやるぜ!
第一の衛兵、いくぜ!
うはwwwwwすこぶるラッキーなんですけどwwwwww
ウィルオーウィスプとは何か。
こいつの特徴としては、守備力が高く、経験値が高く、何もしてこない。
しかも、守備力が高いと言っても、
なんとモーリス(ルカナン)が効く。攻撃を当てるのも余裕だ。
なんともゆとり仕様はぐれメタルであると言えよう。
もちろん楽勝。
ドルアーガのウィルオーウィスプは恐怖だったのにな…。
次の関門へのワープゾーンに足を踏み入れる。
次の敵はなんだろうか。
次戦の前に再度表示される、
ワードナからのメッセージ。
「引き返せ!今のうちだぞ」とか言われても、
出口が塞がれているので引き返せないのはどうしたことか。
矛盾してないか。
それにしてもなんだ、
なんか頭の悪い中ボスが言いそうなセリフだな、これ。
二言目には
「ぐぬぬ~、おとなしく引き下がっておれば見逃してやったものを!」
とか続きそうなセリフである。
ま、それはさておき。
第二戦のモンスターは…こいつだッ!
ま た お 前 か 。
なんという拍子抜け、もといラッキー!
ウィルオーウィスプは、このあとスタッフがおいしくいただきました。
さて、続く三戦目。
ようやくマトモなモンスター。
ってかマダルト(マヒャド)痛い!痛い!死ぬ死ぬ!
だが幸いにも、敵にウィザードは一人なので、
被害は軽度で済む。
まったくあぶねえ。
うしろにレベル8ビショップってのが控えてるが、
HAHAHA、ビショップがいかに弱いかは、よーく知ってるからな!
なっ、アサギリRッ!
レベル8なんて言ったらアレだろ、
どうせお前、マハリト(べギラマ)も使えないんだろ!
なーんて思ってたら敵は普通にマハリトを使ってきた。
何故だッ!
はっ!?そうか…
アサギリRは、レベル9でようやくマハリトを覚えが、
敵3匹は、レベル8ながらにして、マハリトを使いこなしている。
ここまで登場した全ビショップ(アサギリRとこの敵)の数を考えると、
4人中、3人が8レベルでマハリトが使え、1人が使えてない、ということになる。
ってことは、アサギリRが特別に出来が悪い子なんじゃ…。
なーんて妄想しつつ、敵を撃破。
宝箱を落とすので、いつもどおりOPEN!
見事にガス爆弾。
本当に出来が悪い子はブレなのかもしれない…。
ていうか、ワードナ目指してるんだから、
宝箱開けなくてよかったよ!ちょっと!
一応、念のために買いだめしておいた「どくけし」を使って、
全員の状態を回復する。
やれやれだぜ。
さて、そんなガス爆弾の毒毒モードに、触発されたか、
次の衛兵がこちら。
うおっ…!
ポイゾンジャイアントが出てきましたよ。
ウィザードリィ地下10階の有名モンスターの一角に上げられる輩ですよ。
「ポイゾンジャイアント」。
英語名は「POISON GIANT」。
通例として、毒=POISONを日本語的にカタカナ表記するならば、
「ポイズンジャイアント」なんじゃないのか、とか思うが、
これって、また誤植なんじゃないのか。とか思う。
いやしかし、ひょっとしたら
「POISON」の発音は「ポイゾン」とカナタナ表記するのが、
実際の発音が近いのかも知れない。
そう、発音を重視した結果だ。
そう、かのジョン万次郎さんの辞書にも
水=ウォーターは、「ワータ」とカタカナ表記されているように。
そう、「こんとんじょのいこ」と発音すると、
えなりかずき氏が「簡単じゃないか」と言っているように聞こえるのと同じように。
そんな、名前からして毒な巨人である「ポイゾンジャイアント」。
コイツに対しては、どう対処すべきだろうか?
賢明な読者の皆様であれば、
「ポイゾンジャイアント」=「POISON GIANT」という名前から、
毒を使ってくる巨人なんだ、と、すぐに察することができるだろう。
つまり、毒攻撃を警戒すれば良いのだな、と。
おそらく、多くの方がそう思われるだろう。
だが…
名前が「POISON」だから毒攻撃をしてくる…などという読みは…
ウィザードリィにおいては、まさに泥沼っ…!
ポイゾンジャイアントは炎を吐いてくるんだヨ☆
ポイゾンジャイアントは、
毒攻撃なんてしてこないヨ☆
まったく、これだからウィザードリィは油断ならんのだっ…!
いや、しかし、毒を使わないからこそ、「ポイズン」ではなく「ポイゾン」にして、
毒じゃないよ!感を醸し出しているのかも知れない…。
深読みしすぎです。
ま、そんなブレスで40とか与えてくる
強敵・ポイゾンジャイアントも、
マカニトで一撃なんですけどね…!
謎ですけどね…!
後編に続く!
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