大船渡 折々の記

大船渡の風景、釣り、菜園、献立、日々雑感

県道1号線を走って(沢内編)

2017年09月03日 10時33分43秒 | 旅行記

  8月29日、眼科診察のため盛岡へ。大船渡6:15発で、遠野・宮守から盛岡南ICまで自動車道を約2時間で盛岡着。診察終了後、久しぶりの好天気に誘われて、雫石-西和賀町-北上経由のドライブで大船渡に帰ろうと思い立った。
 国道46号線経由繋十文字交差点で御所ダムを眺めながら南下?つなぎ大橋を渡って対岸の道路を一路和賀町・沢内へ。

            
 つなぎ大橋を渡って、対岸のつなぎ温泉。橋の突き当たり道路を右折して県道1号線へ
           
 雫石の南畑を通過し、変哲もない山道?を暫く走ると、忽然とトンネルあり。トンネル名、両サイドのカタクリ等のデザイン、鬱蒼観に、ついカメラを向ける。このトンネルを通過すると、もう旧沢内村・貝沢である。延長約1300m、平成8年竣工の新道である。

          
 豪雪地帯ならではのスノーシェルターである
         
 山伏トンネルから程近くに、「ホテル森の風 沢内銀河高原」。アジア・ビアカップ2016「金賞受賞」のビール工場施設併設。間近に和賀山塊を望む自然に包まれた静寂の宿で、カタクリ、高原の風、色つきの秋、銀世界の冬、西和賀の四季を肌で感ずる施設である
         
 豪雪地帯ならではの屋根の作りである。積雪にならないように急斜面をつけたトタン葺きである。雪下ろしの危険、手間を少しでも省こうとの工夫であろう。
         
和賀川の源流の景観に彩どりを添える小島で、厳島神社が祀られているという。朱塗りの2つの橋が架けられ、両岸の岩肌と急流と織りなす樹木。箱庭的な美しさであり、特にも秋の紅葉の眺めは見事であろうと推察される。
         
大田地区に3つの寺院あり。   玉泉寺:仏舎利、三十三観音霊場、座禅ができるという

         
碧詳寺:境内に碧詳寺博物館があり、国内から収集したマタギの資料はじめ、民俗資料が4棟に分けて多数展示されている。(特にマタギ資料はS53年国の重要民俗文化財に指定)。折角の機会であり、館内資料を見て回ったが、撮影禁止とのことで紹介できず残念。

     
浄円寺: 民謡「沢内甚句」にかかわる「およね地蔵尊」

        
碧詳寺前の食堂、土産どころである。
        
とろろそばを食す。750円也 程よく冷え、おいなりさんと煮付けもまた美味であった。
        
 沢内バーデンには8種類の浴槽があり、特にもおおすすめは漢方生薬の「薬湯」はじめ、それぞれの体質や好みに合わせて自由に選べるバラエティに飛んだとんだ健康温浴とか。また食事も地元産品をふんだんに取り入れたものとの評判あり、宿泊、日帰り入浴ともにリーズナブルなことで人気が高い

  因みに、岩手の県道1号線は、「岩手県道・秋田県道1号線盛岡横手線」が正式名称で、実延長:58,478.1m
 起点は盛岡市・裁判所前交差点から中央通、長田町、材木町、盛岡駅前北通、夕顔瀬町などを経て稲荷町交差点で国道46号線と合流、雫石バイパス東口交差点で国道46線から分岐、以降西安庭、南畑を通過し、西和賀町に入り、沢内、湯田、湯本を経て大沓で国道107号線と合流、横手市。安田交差点で終点。 盛岡から秋田県横手市に至る主要地方道である。
   

 当日は途中、沢内バーデンか、湯本又は湯川温泉で一泊も考えたが、意を決して泊なしの、大船渡ー盛岡ー西和賀町ー大船渡の一日コースとなった。走行距離約310km   ご老体には強行軍だったと反省  どんどはれ!



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