震災以降、夏祭り恒例の花火大会は、人混みの中に出かけることの億劫さもあり、家で遠雷のような打ち上げ音のみを耳にして過ごしてきたが、今年は、つれあいの「屋形船で花火を見る」の一言で、今回の海上花火見物行きとなった次第。
当日は朝から晴天そして酷暑。夕方5時45分までに船係留地の跡浜港に集合とのこと。少々時間に余裕をもって跡浜港に着くと、浴衣姿の若い女の人や作務衣姿の男性など出航を待つひとたちが三々五々集まってきた。
6時ころ乗船。定員60名、団体や少人数に分かれて全席が予約指定席。乗務するクルーや日程の説明など若干のセレモニーの後、花火打ち上げまでの時間、湾内周遊に出航。
係留中の屋形船「潮騒号」 「お~い! 船が出るぞ~!」
出航を待機する人々。
船内風景。団体・個人・少人数など全部指定席で~す。
海鮮料理も並べられ、何もかにもスタンバイ状態。
夕日の中の跡浜港。出航、湾内巡航。夕日の中、移りゆく対岸の景色を堪能する。
湾内巡航後、いよいよ花火の打ち上げ。電飾と大漁旗で飾られた海上七夕船団との競演。
岸壁沖の台船からの花火
時間とともに船内もいよいよボルテージがあがる。頭上で炸裂する打ち上げ音と大輪の花火に
思わず、「たまや~」「かぎや~」の声が上がる。
かくして大船渡の夏祭り、一大イベントの花火も終わる。 岸壁沖の台船からの花火は8000発ときく。頭上で聞く大玉の炸裂音のすさまじさと開花する大輪の花火、余韻を引いて散る火の粉。例年と趣向を変えた花火見物にも大満足。
「どっから来ましたか?」「越喜來がらしゃ。職場の仲間と来たのしゃ」…。見知らぬ同士が気楽に会話を楽しむのも屋形船同乗という座の作り出す雰囲気か、はたまた心地よくアルコールに酔った故の気安さのなせる業か?。合い席したアツアツの伊藤・小野寺カップルとも十分に会話を交わし一期一会、の懇親を深めた。(お二人のツーショット写真もあるが、肖像権侵害の恐れもあるので残念ながらかつあいする)
どんどはれ! The Endo