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Potential of aromatherapy

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訪問看護の一場面

2014年05月01日 | 雑記
訪問看護では、家で看取ることが当然あります。
そんなときに私たちが考えるのは「家族が死に行く人を、その過程を見ていられるか?」です。

 どうやって死ぬんですか?
 息が止まったことってわかるものなんですか?
 これから先、もだえたりしませんか?
 苦しみや痛みはないんですか?
 本人はわかるのでしょうか?

いろんな質問があるのですが、それに対してどのように答えるかは
そのご家族に合わせて伝えるしかないという感じです。

60代、あるいは70代、80代であっても人の死に立ち会ったことのない人は
大勢います。
昨日家で亡くなった方のご家族もそうでした。

看護師が、亡くなったあとのケアをしていると

 「鼻にそれを詰めたら息ができませんよね?」と、言われたそうです。

たぶん、動揺しているからそのような言動になるのでしょう。
息が止まり、心臓がとまっているから、死亡診断を医師からされたのですから。

また、婦人警官だった息子さんの奥様は

 「私は死体に触ったことがないんですよね」と。

さっきまで生きていた人に「死体」という言い方をするというのに
違和感を感じました。どのような関わり方であったのか・・・・・。

様々な場面を通じて、家族模様、健康問題、高齢化、認知症、虐待などなど
考えることがたくさんでてきます。
頭がいっぱいです。

そして、医療従事者につきものの、保険請求の時期ですので事務処理もたくさん。
そして、電話待機なのでずーーーっと仕事モード炸裂。
患者さんたちも「連休なんて関係ないよ。みんな休みで困る。」と
おっしゃいますが、私たちも同感です。

休みはとびとびが助かるーーーーー。



新緑の季節ですね。