飼育瓶のチェックをしていると、ブータンアンタエウス シェムガン産の大きなお尻が見えます。
SRD菌糸の800ccを5ヶ月かけて奮闘中。スマトラの幼虫の感じからすると、40g後半まで体重を伸ばしていると思われますが、使いたい菌糸が3週間しても届かない状況なので、新しい菌糸を待ちわびている幼虫が多数待機しています。
このアンタエウス幼虫は、まだ1ヶ月くらいは引っ張れそうです。最近思うのですが、少々菌糸が劣化して来てもスマトラやアンテなどの俗に泥食いと言われる種類は平気みたいです。何度もオガを噛んで唾液?中のバクテリアと混ぜてバクテリアに分解された栄養分を吸収する方式なので、早すぎる交換は逆効果なのだと考えます。
オオクワとかは菌糸は早めの交換の方が良いみたいですが、その点泥食い種はエサ代が少なくて済むので大助かりですね。
SRDは菌の力が強いので、最初はなかなか大きくならず、イライラしましたが、菌糸が少し劣化した辺りから急速に成長しています。これはパラワン・スマトラも共通の現象です。
菌糸が強い分、繰り返し食べ返しているのでしょう。
今朝、新しいシェムガンの幼虫が届きました。まだ、初令で小っちゃい子達です。
バンブーのヒラタケはビン詰めしたものが熟成中なので、2令後期くらいから菌糸飼育しても良いのですが、気持ち的にはスマトラで実績のあるVikingさんの菌糸を1本目は使いたいのですよ。
落札して3週間以上も待たせるというのは、商売道徳上まずいのではないか?しかし、コスパが良いので切りたくない。最初に頼んだ商品が届かないようでは、次のブロックの注文が入れられないというところです。
それで今朝のアンテの小っちゃい子達はブレンドしたマットに入れております。
これは、昨日届いた例の発酵の浅い菌床マットで、full speedさんの飼育マットと判明したので再購入したもの。
フラッシュ撮影なので、濃く見えますが、実際はもう少し浅い色のマットで水分は多目かな。甘い香りがするマットです。
これと、やまのふもとさん所のマットの半々でブレンドしてみました。青かび対策なのですが、このマット単体だと青カビが出るようです。青カビが無害なら単体でテストしてみたいマットです。
青カビについては、スマトラの菌糸瓶で実験済なのですが、容器の内壁に少々発生したくらい(友人はこれは無理という青カビのレベル)だと幼虫には影響は感じられない。青カビの部分を平気で食べている。
抗生物質のペニシリンはアメリカのインディアンが化膿している傷に青カビを貼り付けて伝統治療しているのを白人が見て発見したと言われています。私は青カビに含まれる抗生物質がスマトラ幼虫の有用バクテリアを殺してしまうのではないかと考えていましたが、スマトラ幼虫の利用するバクテリアの方が強いみたいです。
青カビ瓶1本まるまる食べても50g越えて来ていますので・・・。
ブレンドする前の状態です。
加水しないでビン詰めしました。余程乾燥していないマットならそのままで使用しています。水分少な目の方が少々室温が上がりすぎても再発酵の危険が少なく、オガが長持ちすると考えています。
我が家に新顔の幼虫が加わりましたので、ご紹介!
ギラファノコギリを買ってしまいました! 5頭だけですが。大胆にも自作廃菌床マットに入れてしまいました。スマトラやアルキデスの初令幼虫も大きくなってきているので、途中までなら行けそうな気配です。
でも、スマトラの食べかすとか入っているのでギラファ幼虫が拒食しないかという不安もあります。こういう検証をするのが好きなんですが、幼虫達には迷惑なのかも知れませんね。
「シロアリの食べかすをスマトラの初令に食べさせたらどうなるのだろう?」というような妄想で頭の中がいっぱいなのですが・・・。