クライミングを初めて１ヶ月くらいした頃、当時の女性世界チャンピオン、そして平山ユージと一緒に宴会をする機会があった。勿論俺は末席である。俺が居たなんてのをこの２人は覚えてないというか知らないはずだ。当時俺は平山ユージの事は薄々知っていたけどリン・ヒルのことは全く知らなかった。そのリン・ヒルは出された寿司を見て色々質問をしていた。そして寿司には手をつけなかった。求めている栄養と違ったからだと思う。平山ユージの事は良く覚えてないけど少なくともビールは飲んでいないはず。当時、アスリートの世界を全く知らなかった俺は一口くらい食べれば良いのにと思っていた。だけどトップ・アスリートとは皆そういうもんなんだなというのは今では分かる。そんな事を思い出すようなインタビュー動画があった。
ツイッターに紹介されていたジョコビッチ選手のインタビューの日本語字幕をテキストにした。青い文字がジョコビッチの発言。出身国であるセルビアは他の欧州国同様に陽性者などは日本より１桁多い。日本人の俺が思ってるより遥かに厳しい選択だ。にもかかわらずワクチンは打たない。日本によくある皆のために打とうというのとは正反対。自由とか個というのはこういうものなのかな、と。
(テニスという)非常にグローバルな競技に携わる私は毎週のように異なる場所でプレーします。ですので自分の決断がもたらす結果は理解しています。その結果の１つがオーストラリアには行かないというものでした。行かない覚悟はできていました。現在ではワクチン未接種だと移動できずほとんどの大会に参加できないことも理解しています。
その犠牲を払うつもりだと？
喜んでその代償を払います。
ワクチン接種に対し非常に強い思いを持つことで最終的に史上最高のプレーヤーになるチャンスを手放す覚悟はありますか？
ええ、あります。
今のままでは全仏オープンを欠場することになる。喜んでその代償を払いますか？
ええ 喜んでその代償を払います。
今年のウインブルドンを欠場することになっても喜んでその代償を払うと？
はい
なぜですか ノヴァク 一体なぜ？
自分の体について自分で決定するという原則はどんなタイトルよりも何よりも大事だからです。私はできる限り自分の体に合うことをしようとしているんです。
世界中の反ワクチン活動家に直接どのような言葉をかけますか？「ノヴァク・ジョコビッチは私たちの仲間だ」とそれらの人々は誇らしげに宣言んしていますが。
すべての人に選択したり行動する権利があり自分にとってふさわしいと思うことを述べる権利があると言います。私自身が(反ワクチン)運動の一員であると言ったことは一度もありません。オーストラリアで起きた事案では接種に対する私の立場や意見について誰からも聞かれませんでした。誰からも。なので自分が感じていることや自分の立場をしっかり表現できませんでした、法的手続きの中でもそれ以外の場でも。そのためにこうして誤解や誤った結論が世界中に広まってしまった。私が全く同意していないことを根拠とした話が広まったのは本当に残念です。
新型ウイルスワクチンを接種したことは？
ありません。
なぜ？
(ワクチン接種を)選択する自由を理解しているし全面的に支持しています。接種するかしないかを決める自由があります。今までこのことに言及したことも医療記録や接種情報を開示したこともありません。私にはこのことを内密にし口外しないでおく権利があるからです。ですが誤った結論づけや思い込みがあるようなのでこれに対して声を上げ特定の事柄について弁明することが重要だと思っています。私はワクチン接種に反対したことは一度もありません。世界全体でみんながこのウイルスを何とかしようと大きな努力をしていることを理解しています。このウイルスが早く収束することを願っています。ワクチン接種はこれまでで最大規模の取り組みだと思います。恐らく地球上の半数の人が接種しています。その事を私は全面的に尊重しています。
ですが私は自分の体内に何を入れるか選ぶ自由を常に具現し、支持してきました。私にとって何が正しくて何が間違っているのか理解するという原則は根本的なものです。エリートのプロアスリートとしてサプリメントや食物、飲水、スポーツドリンクなど体内に入れるものはすべて常に慎重に見直し評価してきました。自分が得たあらゆる情報を常にもとに今日までワクチンを打たないという決断をしてきました。
今日まで？
はい。
私は常にオープンな姿勢でいます。私たちは皆で新型ウイルスを収束させる最善の解決策を探しているところだからです。私たちが２年間も経験しているような状況に置かれたいと思う人などいません。
なぜですか ノヴァク 一体なぜ？のところ、俺は、え？ ノババックスを打つのかよと勘違い。ジョコビッチの名前がノヴァクだったのだ。
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