分母の無い数字に不感症

　食品ロスなど無駄に事が話題に出る。今回のは捨てられてしまう衣料品が多いというのをやっていた。年間５０万トンというのは凄いけど、衣料品全体の重さが分からない。食品ロスの時も食品全体の重さを調べてみたけど分からなかった。ロスした量を調べた割合にして、もし０.０００１％だったらどうだろう。そんな僅かな量のために労力をかけても仕方ない。ペットボトルの蓋を集めて資源がどうたらみたいなもんだ。


週刊ニュースリーダーより

　兎に角マスコミは分母の無い数字ばかり出してくる。それと他と比較しない数字。だからそんな数字を見せられても「それで？ 全体と較べてどうなの？ 他と較べてどうなの？」と聞きたくなる。でも全体も他も良く分からないのばっかし。コロナ騒ぎの数字だと４月１日の日本全体のコロナ関連死の数は７８人だ。コロナ騒ぎ以前のインフルエンザでの死亡者数との比較もあまりしないからこれが多いのか少ないのかピンと来ない。日本では３～４千人亡くなっている。コロナ関連死の割合は２～３％だ。でも世の中にある病気はコロナだけではない。何時も１点だけ見てるようではこの先心配だ。