年に１度の八海山スキーは同窓会みたいなもの

　宿に着いてからストックを忘れたのに気が付いた。あたふたして出かけたからでなく前日に準備した状態で忘れてたのだ。年に１日しか滑らないとこんなもんだ。折角なのでカービングの板とストックを借りた。そんなわけで持参した板、といってもヨメのお古だけど今シーズンは出番無し？

　集まるメンバーは同業だけど俺と違って最先端。仕事の話は聞いても分からんのでしないけどその端々からけっこう忙しそうだというのが伝わる。そんなせいか今回は初めて二日酔い者が出た。しかも少なくとも２人。それも唯一の滑るメンバーだから困っちゃう。そんなんだから皆で宿を出たのは１０時１０分。去年ならもうロープウェイに２～３回乗ってるところだ。

　ゲレンデに出てもピットインする人ばかり。直ぐに一人ぼっちになるからまるで１人で来たみたいだ。それでも滅多にない深雪ってこともあってひたすら滑る。しかし滑り出しが遅かったのでロープウェイに乗ったのはは歴代最少の９回だけ。

　８本目では休まずに降りて来たが、ロープウェイに乗ってる時間を合わせて丁度１５分。まぁまぁかな。このツアーも最初の数回はシーズンを締めくくるために目一杯滑るという主旨だったけど、２５年経った今となっては忙しくて普段は会えない人が年に一回会うためのものになってしまった。でもそれでは物足りない。