窮屈な靴は嫌いだったけど紐靴なら紐をしっかり締めた方が疲れないって話を10年くらい前に聞いた。また足場が悪い所では靴紐を締めた方が良い。足場が悪い所と言ったら登山道ではなく岩場へのアプローチ。その中で特に悪いのが十石峠の岩場。斜度の一番きつい所は30度くらいある。そこは踏み跡が固まらない。人があまり来ないってのもあるけど何より斜面の上の方から常にサラサラな土が落ちてきて踏み跡を覆ってしまう。
クライミングでは登山と違って靴を何度も履き替える。岩を登る時はクライミングシューズに履き替えるのだ。地面の上を歩く靴、足場の良い所なら紐を緩めたままでも良いけどそうでない所では紐を締めたい。でも紐を結び直すのは面倒臭い。ふと思い出したことがあった。ヨメが履いてたサロモンの靴は紐をワンタッチで締められるようになっていた。その靴はもう履かないので紐の部分だけ貰おうとした。でも残念ながら既に捨ててしまっていた。
試しに登山用品店で売ってる細い紐と小さ目のコードストッパーで作ってみた。結ぶよりはずっと簡単だし少なくとも緩めるのはワンタッチ。20~30分歩く程度では靴紐は全然緩まなかった。何より紐を締める事によりズルズルと滑る場所で安定感があった。改良したいのは締める時。ワンタッチとは行かなかった。
結ばないでコードストッパーで止める
穴は2つあるけど使うのは1つだけ