蓼科山に何時かは家から全て人力による登頂してみたいと書いたけど思ったより早く実現した。お盆中、ヨメは仕事。なのでこのオレサマは日頃肩身の狭かった羽を伸ばすことが出来た。ヨメが仕事に出かけた後、8時半頃に自転車で出発。
以前、旧望月町経由で大河原峠に行った時は休憩時間を含めて5時間もかかった。家からの標高差は1450mあるものの距離は30kmだから平均時速6kmってことになる。なのでヨメに歩いた方が早いと言われても言い返せなかった。今回は前回とは逆回り、佐久側から行った。距離はほぼ同じ。
途中まではいい調子だったけど峠まであと5~6km、仙境都市と呼ばれてるゴーストタウンの手前の急坂でリタイア寸前。どうにもペダルを漕げない。それでも折角だからゴーストタウンまであと500m、そこまで行って戻ろうと安も休み進むと坂が緩くなり始めた。まぁ何処まで行けるかと思いながらもそれ以降急坂が無かったので登る気力が湧いてきた。
大河原峠には12時50分頃到着。前回より15分ほど短縮か。レーズンロールパンの最後の1個を食べて蓼科山に向かう。サッカーで言えば前半で交代枠を全て使い切ったってところだ。さすがに最初から汗は出るはで息もハァハァ。もしかすると最後の急坂でリタイヤってのも過ぎったけど何とか登頂。峠からは約1時間15分。14時頃に帰るつもりだったけど家に着いたのは丁度16時。自転車で下ってる最中、鹿が飛び出してきたらシャレにならんなぁと思いつつなんとか無事だった。久々の達成感だけど山頂まで来れるかどうかは紙一重だった。
大河原峠までの自転車登りは大変だ。途中で追い越していく大型バイクなんか見てるとさすがに排気量1000cc前後となると坂道を感じさせない音で通り過ぎていく。こっちはトンボが止まりそうになったりというゆっくりさ、歩いてるよりちと速い程度。
ゆっくり歩いてるからこそ見えるものもある。けっこう珍しいめのトンボやチョウチョが飛んでいる。でも止まって写真を撮る余裕が無いというのが悲しい。
途中に水場があった。帰りもここに寄ったけど、下りは時速50kmくらいにはなるので危うく見逃すところだった。上りで観たもので後で確認しようと思ったのは全て通過。
この水、冷たくて美味しかったがふと本当に飲んでも大丈夫なんだろうなという思いが過ぎる。でもそんなの関係ない。帰りは1リットルほど汲んでヨメの土産。
こんなところに穴があってそこに足が入って切断。
エスカレーターのステップはこのように黄色く塗られた部分があってそこは稼動部分と接してるから足を乗せると危ない。そんな印が無くてもそういうところは何が起きるか分らないから近づかないもんだ。こんな穴が無くたって何かの拍子に例えば壁とステップの隙間に挟まれる可能性だって無きにしも非ず。しかも女性は素足にサンダルだったっていうから大人としては無用心過ぎる。
自分が数々の失敗や危ない目にあった経験のせいもあるだろうけど、君子危うきに近寄らずっていうか危険に対して鈍感というか無頓着な人を良くみかける。