砂糖や塩を入れる容器を買ったのにそれに丁度合うスプーンが無かったのでずっと不便に使っていた。ある時は蓋が半開き、ある時は蓋は閉まるけど短過ぎるスプーンを使った。そして何だかんだともう7年。ふと長いスプーンの柄を切ってしまえば良いというのを思いついた。でも切った部分を綺麗に研磨する自信が無かったのでそれは止めた。
そこで柄を曲げてみたらどうかと考えた。砂糖用には皿が大き目のが良いと思って探してたら丁度良いのがあった。ステンレス製品とはいえ1個90円なので失敗してもいいやという値段。曲げるのにはウォーターポンププライヤーという大き目のプライヤーを使った。挟む時に厚紙をかますと傷が全然付かない。使い勝手はというと曲がった柄に指がかかるのでヨメは具合が良いと言った。ちなみに塩はそんなに大量に使うわけではないのでもっと小さな皿のを曲げて作った。
上図でスプーンの赤丸で囲んだ部分は何というんだってヨメに聞いたけど知らないと言う。ちょっと調べたがなかなか分らない。そしたら燕市産業史料館というページが見つかったので電話をしてみた。
電話がつながった瞬間落胆した。男の小さな声がボソボソと聞こえたからだ。何を言ってるのか良く聞こえないのでちょっと間があってから史料館かどうか聞くとそうだと言う。電話の応対が悪い所で期待出来る所は少ないが案の定ダメだった。
そう言えば何って言うんでしょうねぇ、なんて調子。資料館っていうから少なくとも1人くらいは詳しい人が居ると思ったらそうではなかった。恐らくそこはただ物が置いてあったり解説が書いてあるだけの場所なのだろう。
色々検索した結果、スプーンの製造工程実演のページに辿り着いた。製造工程の説明を読んでみるとどうやら皿と呼ぶようだ。ちなみに燕市はずっとつばくろしと読んでたが正しくはつばめしだった。
※追記@2013年7月24日
上記のリンクは全て無効になっていた。改めて名称が書いてあるところを探したら下記のページが見つかった。このページを3分の1ほどスクロールした所につぼと書かれている。