Long Ming Diary ~I'll show you myself honestly~

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「配当控除」なるものがあるらしい

2007年02月12日 23時08分06秒 | LongMing的資産運用"ろん"
今日は確定申告の書類作りというか、確認をしていました。

どうやら、「配当控除」というものがあるらしいのです。

株を持ってる人がその企業から配当を受ける場合、通常は受ける配当の10%があらかじめ源泉徴収されて株主に渡されます。この10%は所得税7%と住民税(県民税+市民税)が3%になってます。

例えば、1株につき1万円が配当として承認されたのなら、株主には9000円しか渡されません。700円は所得税で国に、300円は住民税で県と市に渡されます。

さて、通常であれば、この源泉徴収で課税関係が終了します。何もしなくてもいいんです。例えれば銀行の利息と一緒です。利息からは20%(所得税15%+住民税5%)の税金が取られます。残った金額が口座に振込まれます。

でも銀行の利息と株の配当の違いは、配当の場合は給料などの所得と通算して税金を計算できるということです。これを「総合課税」というそうです。利息の場合は「分離課税」ということで、他の所得と分離して課税するので通算はできません。

通算すると他の所得と一緒に計算し、総額に対して所得税と住民税を計算することになります。このとき、「所得控除」という税額控除があるそうなのです。

たとえば、いろいろと計算した結果、1年の収入のうち、税金がかかるものが300万円だったとすれば、所得税は10%で30万円です。配当が10万円あったとして、通算すれば310万円の収入があったことになり、所得税は31万円になります。コレだけ見ると1万円所得税が多くなったように見えますが、実は「所得控除」というものがこの所得税から引けるのです。この所得控除の金額は、配当所得(税込みの配当金の合計)の10%ということで、10万円なら1万円。ということは、31万-1万=30万円で全く同じになります。というのは、答えが違って、実はすでに配当をもらう段階で、10万円×7%=7000円の払うはずのない所得税を源泉徴収されているので、この7000円が還付される(戻ってくる)んですよ。

ちなみに税金の対象となる収入金額が330万円を超える場合は、所得税額のほうが大きくなる(20%になる)ので、10%の所得控除をしても、10%以上余分に税金を納めないといけないので、所得控除をしないほうがいいのです。(別にしなくても脱税じゃないですよ。だって、源泉徴収ですでに収めてるんだから。)

ま、一般のサラリーマンでは税込み年収500万くらいなら、普通は大丈夫です。源泉徴収票にちゃんと金額が書いてますから計算すればわかります。

と、コレだけならよかったんですけど、LongMingが頭を悩ませているのは、住民税のほうなんです。先ほどの例で行くと、配当収入分だけ所得が増えるので、住民税もそれだけ分は余分にかかるわけです。で、今年から住民税は一律10%になったので、10万×10%=1万円を余分に払うわけですが、住民税も所得控除があって、2.8%となっているので、10万×2.8%=2800円が控除でき、1万-2800=7200円が余分に住民税でかかるわけですよね。

さ、ここからが頭を痛めた問題です。普通に配当をもらっただけなら10万円の1割で1万円を税金で持っていかれたのに、配当控除のおかげで7200円になったと見れば税金が浮いたカタチですが、実は源泉徴収でもっていかれた1万のうち、7000円は戻ってきますが3000円分、この住民税分はどうなるんでしょうか?コレが戻ってこないとなると、3000+7200=10200で、200円余分に税金払ってることになるよね?

それとも、7200円(本来納める税金)-3000円(すでに払った税金)=4200円だけを徴収されるのかな?

何でこんなことになるかというと、今年、H19年から所得税が減って、住民税が増えるという税源委譲があり、住民税が上がったんです。

でも、平成18年にもらった所得は以前のルールなわけだし、計算がややこしいんじゃないのかなぁ?

いったいどうなんやろ?市役所に聞いたら教えてくれるのかな?

毎月分配型ファンドはどうなの?

2007年02月12日 15時39分43秒 | LongMing的資産運用"ろん"
よく言われますが、毎月分配型のファンドは若い人には向かないといいますがどうなんでしょうね。

老い先が短い、失礼、早急に毎月お金がコンスタントに必要なジジイには毎月分配型のファンドが非常に人気なのだとか。たしかに、1万口あたり40円とかの分配が毎月あるとすれば、100万口で4000円分、1000万口で4万円ぶんですからね。退職金が1千万を預け、基準価格1万円のファンドだとすれば、何もしなくても毎月4万円入ってくるわけですから。それで基準価格が下がらなければ資産の目減りもありませんしね。

でもよく見ないといけないらしいのですが、目論見書に利益処分の内容が書いてあるそうです。実は僕も目論見書をあんまり見たことがありません。というか、書いてあることがよく理解できん。

で、先日自宅に届いた某ファンドの目論見書を読んでみました。目論見書は企業で言うところのP/LとかB/Sにあたるものらしい。

早速、基準価格の変遷が。それとどうしてこうなったのかの分析が書いてあります。ま、言い訳の部分ですね。「世界経済の停滞による・・・・」とか言われてもピンときません。

その後、いよいよ核心部分でどんな運用成績だったか、その結果の利益処分と信託報酬の金額が書いてあります。

それを見ると、資産は増えていっているように見えるのだけれども、その期の運用成績では赤字になってる。で、累積の赤字まで記載してあるのに資産は増えるもんなのかなぁ。というか、累積の欠損金って何?ファンドで累積欠損金ということは、元本にその分だけ食い込んでるってこと?

わかんねぇ~。頭の中が膿んできそうです。

最後は投資先の一覧ですね。どの企業の株を買ったり売ったりしたかということです。

毎月分配型のファンドでは、身を削って分配金を出してるファンドがあるらしい。つまり、儲けた分以上に配当を出すって話。企業では赤字での配当は禁止されてます。そういうファンドは配当分だけ資産が減るので基準価格が減ります。

一番いいのは、毎月分配を出しながらも基準価格が上がってるファンドってことなのかなぁ。でも、毎月分配しなくても、その分を次の投資に回してれば「複利効果」で資産残高が上がりますからね。含み益は増えますね。

どっちも良し悪しですねぇ。

僕の今日現在の保有ファンド19本の内訳ですが、
月1回:7本
四半期:1本
年1回:11本
で、毎月分配型が約4割。といっても、ほとんどのファンドはその分ファンドを自動的に買い増しして複利的に運用していくので、現金化されることはないです。

※「目論見書」って「もくろみしょ」と読みますよ。「もくろむ」っていうと、悪代官と越後屋を思い浮かべてしまうLongMingです。

個人投資家が為替を動かすのか?

2007年02月12日 15時06分12秒 | LongMing的資産運用"ろん"
本屋さんにとっては迷惑なんでしょうね、立ち読みされると。

私もよく金融関係の雑誌を立ち読みします。ホントは買って行ってもいいけど、ゴミになるだけなんで。気になった記事を読んで記憶します。(次の日は半分以上忘れます。)

今日も立ち読みに行ったら、どっかのオヤジが「会社四季報」を紙に書き写してた。バカみたいに。

四季報って確かに邪魔だしねぇ。

でも書き写さなくても、ネット証券なんかではちゃんとアップされてますよね。僕が使ってるマネックス証券もちゃんと四季報が載ってるし、カブドットコム証券でも載ってますからね。

で、今日読んだなかで、東洋経済だったんですけど、投資信託の話題が載ってました。今や投資信託への資金流入がすごいことになってるんですが、実はそれが「日本売り」の元凶になっているという記事です。あとはFXも。個人でFXに手を出す人と金額が大きく増えて、為替を動かす要因にもなっているそうな。

そういわれてみれば確かに今まで考えても見ませんでした。個人投資家が外国債や外国株をメインにした投信を買うということはそれだけお金が海外に出て行くわけですから。ということは外国の通貨が買われ円が売られるので円安の方向へ為替が動きやすくなる。

その一方で海外のファンドとかから日本株が買われてるので逆の力で引っ張っている感じなんでしょうかね。

僕も、今日現在保有しているファンドが19本あります。ちょっと前までは30本近くありましたが、売却してしまったので。

その内訳を見てみました。
国際:13本
国内:6本

お~。見事に3分の2が海外でした。

でもこれは運用成績を考えると仕方がないのですよ。一番成績を上げてるのはやっぱり中国株ファンドですね。