森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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憲法は1センチも譲れない -辺見庸
憲法は1センチも譲れない―重たい言葉だ。これだけの決意をわれわれ国民が果たして示せるか。
辺見庸が2年前に病に倒れ、それから復帰し、こう語っている(『赤旗』25日付)。
辺見の安倍晋三評はきびしい。
辺見がいうようにメディアの持ち上げはとどまることを知らない。
それは、別のエントリーでみたように、われわれにとっては一種の罠となって現れてくる。昨年の総選挙時のそれはいうまでもないが、われわれはまた、今回の総裁選のなかでも散々みせつけられていることを率直に認めなければならない。たとえば、数日前には、安倍家の中にまでテレビカメラが押しかけて入り、安倍家の「生活」を撮り、結果的に視聴者は安倍家のイメージアップに一役かったことになるのだ。
こんなマスコミの罠、つまりマスメディアの情報操作のなかにあれば、正確な判断のためにはよほどの視野の広さがわれわれには要る。そして、たえず自分にたちかえりその位置を確かめることが必要になる。
これを辺見はつぎの言葉で表現し、われわれによびかけているように思える。
内奥の眼をもって自分をしっかり見つめたい。
辺見庸が2年前に病に倒れ、それから復帰し、こう語っている(『赤旗』25日付)。
辺見の安倍晋三評はきびしい。
著書『美しい国へ』を読んでも、おそろしい人物です。官房副長官の時、学生相手に自主的な核武装を説いています。その戦闘性は小泉さんより確信的です。小泉さんが"陽気な独裁者"というなら、安倍さんは祖父・岸信介の保守の遺伝子を受け継いだ"陰性の暗い政治家だ"と見ています。マスメディアの主流は、小泉同様に無批判・無警戒です。ですから僕は、そうしたマスコミ人を背広を着た"糞(くそ)バエ"とあえて汚い表現をしました。覚悟したたたかいが必要です。 |
官房副長官の時、学生相手に自主的な核武装を説いたというのは、24日のエントリーで紹介している早稲田大学での講演のことだ。そこで、安倍は、「核兵器も大陸間弾道弾をもてると、岸首相が答弁している」とのべている。また、安倍の岸から受け継いだ血の危険性を高村薫はこういったのだった。「臭いも懐疑もない人間が権力を手にして『闘う』というのは、ほとんど『近づくな、キケン』のレベルだと同時代の鼻は言っている」。
祖父や父を信じて疑わない思考とは裏腹の、自分とは異なるものにたいする排除の姿勢を露骨にもった安倍が権力を手中にした今、辺見の指摘は的確といわねばならない。
だから、安倍がもっとも力を入れようとする日本国憲法の改悪にたいして、体をはって阻止しようとする自らの思いを、辺見は冒頭の言葉で表したのだ。
同時に、辺見の厳しい目は、辺見の言葉を借りれば「のっぺっらぼうな、鵺(ぬえ)のような全体主義」が渦巻く現在、本来、批判的精神をこそ高くかかげるべきマスメディアにも向けられている。
辺見はいう。
良心的なジャーナリズムのなかでは、憲法を守ることは大前提でした。ところがそうした大新聞の記者が僕を取材して「辺見さんはまだそんな(護憲)ことをいっているの」と問われ、びっくりしましてね。僕はもう守旧派なんでしょうかね。 |
辺見がいうようにメディアの持ち上げはとどまることを知らない。
それは、別のエントリーでみたように、われわれにとっては一種の罠となって現れてくる。昨年の総選挙時のそれはいうまでもないが、われわれはまた、今回の総裁選のなかでも散々みせつけられていることを率直に認めなければならない。たとえば、数日前には、安倍家の中にまでテレビカメラが押しかけて入り、安倍家の「生活」を撮り、結果的に視聴者は安倍家のイメージアップに一役かったことになるのだ。
こんなマスコミの罠、つまりマスメディアの情報操作のなかにあれば、正確な判断のためにはよほどの視野の広さがわれわれには要る。そして、たえず自分にたちかえりその位置を確かめることが必要になる。
これを辺見はつぎの言葉で表現し、われわれによびかけているように思える。
内奥の眼をもって自分をしっかり見つめたい。
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