森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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須崎再開発、「取り組む価値がある」? -検討委が結論
須崎地区の再開発を検討課題にあげてきた「事業化検討委員会」は19日、最終会合を開き、須崎地区の開発に「取り組む価値がある」との結論を出しました。
最終会合といっても第3回目にすぎません。しかも出した結論が以上のように「価値がある」という内容にとどまっています。さらに、この事業の採算性にも言及できず、これで結論といえるのかどうか疑問です。
地元財界のなかにはこれまでも意見の不一致がみられるとの声がきかれ、今回の結論はそれを反映したものにならざるをえなかったのか、踏み込んだものには到底なっていません。
なぜ急ぐのか。五輪招致で不利が伝えられるなか、山崎市長にとっては、不協和音があっても、五輪招致の可否によらず再開発へのゴーサイン、いわばお墨つきを出す「セレモニー」が必要だったのだものと考えられます。その点では、選択肢はなく、いまの時期しかなかったのか。
いずれにせよ市長は再開発事業を推進していく構えをあらためて明らかにしたわけです。この開発主義をこれからもずっと見定め、的確に批判することが必要だと私は考えています。
須崎埠頭再開発 経済界足並み乱れも 民間検討委事実上承認 銀行は慎重姿勢(西日本新聞)
最終会合といっても第3回目にすぎません。しかも出した結論が以上のように「価値がある」という内容にとどまっています。さらに、この事業の採算性にも言及できず、これで結論といえるのかどうか疑問です。
地元財界のなかにはこれまでも意見の不一致がみられるとの声がきかれ、今回の結論はそれを反映したものにならざるをえなかったのか、踏み込んだものには到底なっていません。
なぜ急ぐのか。五輪招致で不利が伝えられるなか、山崎市長にとっては、不協和音があっても、五輪招致の可否によらず再開発へのゴーサイン、いわばお墨つきを出す「セレモニー」が必要だったのだものと考えられます。その点では、選択肢はなく、いまの時期しかなかったのか。
いずれにせよ市長は再開発事業を推進していく構えをあらためて明らかにしたわけです。この開発主義をこれからもずっと見定め、的確に批判することが必要だと私は考えています。
須崎埠頭再開発 経済界足並み乱れも 民間検討委事実上承認 銀行は慎重姿勢(西日本新聞)
不起立に「煮えくり返る」教育長
いまどきすごい教育長がいるものです。「はらわたが煮えくり返る」のは個人の自由かもしれません。
しかし、「保護者や来賓で起立しない人がいる」からといって、起立しなかった来賓の氏名や人数の調査を検討しているというのですから、呆れます。そうなると人権侵害です。この人物は埼玉・戸田市の教育長。
東京都では、「君が代」斉唱で起立しない・歌わない教職員を毎年処分し、生徒の不起立が多いクラスでは「指導力不足」として教員が処分されています。
今回は、来賓の「内心の自由」まで侵害しようとするのですから事は重大です。
多様な意見がある「日の丸・君が代」問題で、相次ぐ教育現場・関係者の問題ある言動。
これらは、現行の教育基本法改悪の動きと無関係ではありません。一つひとつ監視が必要です。
詳しくはこちら (共同通信)
しかし、「保護者や来賓で起立しない人がいる」からといって、起立しなかった来賓の氏名や人数の調査を検討しているというのですから、呆れます。そうなると人権侵害です。この人物は埼玉・戸田市の教育長。
東京都では、「君が代」斉唱で起立しない・歌わない教職員を毎年処分し、生徒の不起立が多いクラスでは「指導力不足」として教員が処分されています。
今回は、来賓の「内心の自由」まで侵害しようとするのですから事は重大です。
多様な意見がある「日の丸・君が代」問題で、相次ぐ教育現場・関係者の問題ある言動。
これらは、現行の教育基本法改悪の動きと無関係ではありません。一つひとつ監視が必要です。
詳しくはこちら (共同通信)
空と髪切の青さ
緑、赤、黄のカミキリをとりあげてきました。また、カミキリにはもとより茶系が多いことをのべました。
そこで青系のカミキリをここでとりあげます。こういえば、何といってもルリボシです(和名からカミキリを省略、写真:「四国のカミキリムシ」から)。
学名は、Rosalia (Rosalia) bateshi Harold。いつも引用する「図鑑21世紀」ではこのようにルリボシを表現しています。まさに絶賛です。
学名「ロザリア」、日本国のシンボル甲虫である。
日本のみの特産種(カブトムシ、クワガタは他国にもいる)で国蝶がオオムラサキであるならば、日本国の甲虫は、本種ルリボシカミキリだと思う。
同じロザリオでも、近縁種のフェリエベニボシは鮮やかな赤。
さて、ルリボシは九州ではどこでも見られるというものではないようです。
このカミキリに出会ったのは、カミキリをはじめた5年前、県内の矢部郡でした。
こちらに直進してくる青い飛行物体。すぐに直感しました。ところが、浮き足だった私はネットを一振りしたつぎの瞬間、もんどり打って転倒、私の目にうつったのは空の青さでした。
捕らえてよほどうれしかったのでしょう、転んだときの痛みをほとんど覚えていません。
そのときの空とルリボシの青さのみが鮮明に目に焼きついているのです。
「沈黙の螺旋」のこと
先に香山リカ『テレビの罠』の感想をのべました。あえて1つ、付記しておきたいと思います。
選挙結果を受けて、小森陽一が「沈黙の螺旋」についてある座談会でふれていることを、著者香山リカは紹介しています。
小森は、「解散から総選挙に入るプロセスが見事にそうだった」と、「沈黙の螺旋」という仕掛けによって世論の統合がおこなわれたことをのべているのです。
「沈黙の螺旋」とは、ノエル・ノイマンが著書『沈黙の螺旋理論・世論形成過程の社会心理学』で展開した仮設。マイノリティがマジョリティの数に押されて意見を出しづらくなり、その結果、ますますマイノリティの存在が軽視されてしまう現象を指しています。
それはつぎの4段階をとるとされます。
①人は』自分の支持する意見を、社会で支配的な意見か否か、またそれが増大中の意見か否かを知覚する。
②人は自分の意見が社会で支配的であると感じている人は、それを声高に表明する。
③一方、そうではないと感じている人は、沈黙を保つようになる。
④雄弁は沈黙を生み、沈黙は雄弁を生む螺旋状の自己増殖プロセスの中で、一方の意見のみが公的場面で支配的になる。
その上で香山は、つぎのように語っています。
小森氏が指摘している通り、日本の今回の総選挙でも、この「沈黙の螺旋」で説明できるような「なだれ現象」が人日との側で自発的に生じたこと、さらにはその下地となっている社会・文化状況と、加瀬(俊明=引用者)氏が見たワイマール共和国末期のそれとに共通点があることは確かであろう。
私は、繰り返しになりますが、以上の香山の言葉を超えて、(テレビの)「視聴者」がテレビによって「選びとられてしまっているという事態」を重くみたいのです。
木下順二も引用するマルチン・ニーメラーのつぎの言葉を常に明記しておくことが必要だと考えるからです。
ナチスが共産主義者を弾圧した時 私は不安に駆られたが
自分は共産主義者でなかったので 何の行動も起こさなかった
その次 ナチスは社会主義者を弾圧した 私はさらに不安を感じたが
自分は社会主義者ではないので 何の抗議もしなかった
それからナチスは学生 新聞人 ユダヤ人と 順次弾圧の輪を広げていき
そのたびに私の不安は増大した が それでも私は行動に出なかった
ある日ついにナチスは教会を弾圧してきた そして私は牧師だった
だから行動に立ち上がった が その時はすべてが あまりにも遅かった
香山リカ『テレビの罠』(ちくま新書)
選挙結果を受けて、小森陽一が「沈黙の螺旋」についてある座談会でふれていることを、著者香山リカは紹介しています。
小森は、「解散から総選挙に入るプロセスが見事にそうだった」と、「沈黙の螺旋」という仕掛けによって世論の統合がおこなわれたことをのべているのです。
「沈黙の螺旋」とは、ノエル・ノイマンが著書『沈黙の螺旋理論・世論形成過程の社会心理学』で展開した仮設。マイノリティがマジョリティの数に押されて意見を出しづらくなり、その結果、ますますマイノリティの存在が軽視されてしまう現象を指しています。
それはつぎの4段階をとるとされます。
①人は』自分の支持する意見を、社会で支配的な意見か否か、またそれが増大中の意見か否かを知覚する。
②人は自分の意見が社会で支配的であると感じている人は、それを声高に表明する。
③一方、そうではないと感じている人は、沈黙を保つようになる。
④雄弁は沈黙を生み、沈黙は雄弁を生む螺旋状の自己増殖プロセスの中で、一方の意見のみが公的場面で支配的になる。
その上で香山は、つぎのように語っています。
小森氏が指摘している通り、日本の今回の総選挙でも、この「沈黙の螺旋」で説明できるような「なだれ現象」が人日との側で自発的に生じたこと、さらにはその下地となっている社会・文化状況と、加瀬(俊明=引用者)氏が見たワイマール共和国末期のそれとに共通点があることは確かであろう。
私は、繰り返しになりますが、以上の香山の言葉を超えて、(テレビの)「視聴者」がテレビによって「選びとられてしまっているという事態」を重くみたいのです。
木下順二も引用するマルチン・ニーメラーのつぎの言葉を常に明記しておくことが必要だと考えるからです。
ナチスが共産主義者を弾圧した時 私は不安に駆られたが
自分は共産主義者でなかったので 何の行動も起こさなかった
その次 ナチスは社会主義者を弾圧した 私はさらに不安を感じたが
自分は社会主義者ではないので 何の抗議もしなかった
それからナチスは学生 新聞人 ユダヤ人と 順次弾圧の輪を広げていき
そのたびに私の不安は増大した が それでも私は行動に出なかった
ある日ついにナチスは教会を弾圧してきた そして私は牧師だった
だから行動に立ち上がった が その時はすべてが あまりにも遅かった
香山リカ『テレビの罠』(ちくま新書)
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