陽だまりの香り

三鷹の隠れ家アロマテラピーサロン、「ル・コワン・アンソレイエ」のブログです。女性の心・からだ・美をサポートします。

赤ちゃんにゴールデンホホバはOK?

2016-07-30 21:10:15 | 精油について

梅雨明けした東京は今日もあっつい。
熱中症にはみなさん、注意してくださいね。

さて、昨日アップしたホホバオイルの記事!

  
FBでリンクを貼ったところ、ご質問がコメント欄に入っていました。

「先日、お店で子どもに使うキャリアオイルをさがしていたところ、こどもには負担のない
クリアを・・・、とすすめられました。0~6歳の子どもでもゴールデンで問題ないでしょうか??」・・・という
ご質問です。

少し長文になりそうですので、こちらのブログにてお答えします。

約20年近くアロマに携わってきた一人のセラピストとしての考えです。
様々な考えをお持ちのセラピストの方がいらっしゃいますし、ネット上でも色々なご意見が
きっとあることと思います。
どの考えが正しい、間違っている、ということではなく、こういった考え方もあるんだ・・・、と
迷われている方が色んな意見に耳を傾け、自分はこうしよう、この考え方に自分は近いかな、
などひとつの判断材料になってくれたらいいな・・・と思います。 

結論から言うと、私は赤ちゃんにもゴールデンホホバをおすすめします。

理由は以下の通り・・・。 

まず、赤ちゃんにホホバオイルを使おう!と思うきっかけは人それぞれあると思います。
肌を健康に保ちたい、というママの希望が多いかしら。
ベビーマッサージのオイルとして使いたい・・・という方も多いですよね。
ベビーマッサージが赤ちゃんのカラダの発育、心の発達に関係するという点からみても、
赤ちゃんに「健康」に育って欲しい、という考えがきっとみなさんのベースにあるのだと思います。

ではなぜここで薬や保湿剤ではなく、植物油・・・というところにママたちは行きつくのでしょうか。
なるべく自然のものを使いたい!という声が圧倒すると思います。
そして自然のもの=「オーガニック」とイメージする方がたくさんいらっしゃると思います。
化学肥料を使用していない、遺伝子組み換えをしていない・・、などオーガニックの認証を得るために
いくつもの厳しい条件をクリアした品質の良いものを使いたい、と思っていらっしゃるのでは??

もし、今話したことが前提で植物油を選ぼうと思っていらっしゃるのなら、ここでクリアを選択する、というのは
私には不可解です。せっかく自然の恵みを利用して「健康」になろうとしているのにも関わらず、
人工的に手を加え・・、例えば漂白をして色を除去したり、様々な精製過程を経た品質のものをわざわざ
選ぶ必要性がある?orない?

私はない、と思うのです。 

「クリア」=精製してるということが、どういうことなのか・・・がきちんとわかっていないまま、
店頭で「肌への負担・・・」と言われてしまうと、そうか、未精製のオイルは肌に負担になるのか、と思って
しまいますよね。
何が肌へ負担になるのでしょうか?
私は負担という言葉がとても曖昧に感じます。
ゴールデンにはビタミンA,Eなどが含まれています。こういったビタミンなどの栄養価が赤ちゃんの肌に
負担になる・・・ということなのだろうと思います。

確かにビタミン類がアレルギー症状を引き起こす・・・ことがあるかもしれません。
とても稀なことだとは思いますが、ない、とは絶対に言いきれません。
ただこういったことは、ゴールデンだから、クリアだから、といったことではなく、沢山ある植物油全部に
言えてくることだと思います。
赤ちゃんの肌はまだまだ薄く、敏感です。この植物油は絶対大丈夫!、どんな赤ちゃんが使っても
絶対に何も起きない!と断言できるものって植物油に限らず、赤ちゃんの肌に触れるもの、口に入れるもの
どれをとってもないと思うのです。

植物油に限って言うと、もし心配であれば・・・という前提ではなく、赤ちゃんに使用するときには必ず
「クリア」であっても、何であってもパッチテストを行うことが大切です。
太ももの内側に使う予定のオイルを少量塗って5分~10分様子を見てください。
赤みがでたり、腫れがでたりしたときにはすぐに洗い流しましょう。 

長くなってしまいましたが、自分が赤ちゃんにどんなものを使ってあげたいのか・・・、
まずママがしっかり考えてみませんか?

私は健康な土壌で育った植物から、その植物が持つ性格が人の手によって変えらることなく、
その性格のまま素直なものを使いたいな・・・と思います。

但しナッツ類から採られたスィートアーモンド、マカダミアンナッツ、そしてセサミの未精製オイルは
アレルギー症状を起こす確率が高いので、あまり私はおすすめしません。
もちろん大丈夫な赤ちゃんもいます。

だから、何を使うにせよ、まずは使用する前にパッチテスト!を必ずしましょうね。 




 


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