陽だまりの香り

三鷹の隠れ家アロマテラピーサロン、「ル・コワン・アンソレイエ」のブログです。女性の心・からだ・美をサポートします。

ラベンダーの香り、精油の品質を考えてみよう!

2018-11-07 15:01:19 | 精油について

久しぶりにアロマの真面目なお話。

昨日の朝日新聞夕刊にラベンダーの香りにリラックス効果があるという記事が
載っていました。

ラベンダー=眠れる、リラックス・・、は多分割と多くの方が持っているイメージですよね。
今や多くの方にリラックス効果の高い香りとしてラベンダーは認知されています。

この記事にもあるように、ラベンダーの香りの中にはリナロールという成分が含まれています。
ラベンダーの主要な成分の一つです。
もう一つリナロールのほかにリナリルアセテートという成分も含まれています。
高品質なラベンダー精油はこの2つの成分だけで、成分全体の4分の3ほどを占めると言われています。

記事にも書かれていますが、このリナロールという成分にはリラックス効果があります。

鼻から香り成分が入ると、鼻の中の粘膜に香り成分が溶け込み、そこから様々な工程を経て
脳へ刺激が伝わる嗅覚を介するルートと、呼気と一緒に肺に入り、肺から血液に
取り込まれるルートあります。

この記事の中では、今までリナロールという成分がどちらのルートの影響によって不安を緩和するのか
わからなかったが、実験によって嗅覚を介するルートが神経回路を活性化している
ことがわかった、と書かれています。

アロマテラピーはなんとなく気分がこうなる、ではなく何の芳香成分が脳のどこそこに刺激を与えるから
リラックスできる、集中できる、などちゃんとした根拠があるのです。

と考えると、信頼のできる品質のいい精油を使いたい!と思いませんか?

精油はメーカーが違えば同じ種類の精油でも香りが違います。
A社のラベンダーとB社のラベンダーがあるとします。
2つとも原産国はフランスでオーガニック認証機関も同じ、同じ年に採ったものとします。
でも香りは同じではありません。
ラベンダーが育つ土壌、その土地の日照条件、水、花がどんな状態のときに刈っているのか、
抽出方法する際の温度など様々な細かい要因が香りに影響します。
例えば北海道の富良野のラベンダー精油と、群馬のラベンダー精油、同じおかむらさきという種類のラベンダーから
7月に刈って、香りを抽出したとしましょう。
香りは同じでしょうか?
同じ土地で育ったとしても、今年の精油と来年採れる精油が全く同じ香りにはなりません。
今年と来年の気象条件がまるっきり同じ、ということがないからです。

面白いですよね。

どういった目的で香りを使おうとしているのか。
例えば掃除や洗濯に香りを使うのであれば、そこまで品質にこだわらなくて
いいのかもしれません。

自分のカラダ、ココロ、スキンケアに使い、使ったことによる結果を期待するのであれば
品質の良いものを使ってほしいな・・と私は思うのです。

 


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