今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)

マンガ、アニメ、特撮の感想ブログです。

今週の一番『A-BOUT』一寸のキャラにもモブの魂!(`・ω・´)

2010年11月10日 | マンガ
【11月第1週:冥王神話 THE LOST CANVAS 第203話 成すべきこと】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10486.html#664

【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/

【A-BOUT!】KWM(桑村)30~立読禁止条例~


チャットの中で紹介されていた、この『A-BOUT』の動画に腹をかかえて笑ってしまいましたwちょうど『A-BOUT』でニコニコ動画を使ったギャグが出ていた時にアップされていて。2010年11月02日投稿で、次の日の11月03日がマガジンの発売日ですから、直前に投稿された事になります。この時系はうp主オニギリさんが、作者本人である事の可能性をかなり疑えますねw(偶然かぶったら、もっとそれに対するリアクションがあってもいいですしね)

※マイミクの方から情報を頂きました。元々、11/03は祝日で11/02には普通に売られていますね(汗)スレで祭りになって「誰か作れよ」という話になって、『A-BOUT』スレの住人の一人が作った動画との事です。

『A-BOUT』(作・市川マサ)は、不良学校・光嶺高校に入学してきた一年生・朝桐が上級生絶対の光嶺で、周りを巻き込みながらケンカに明け暮れる。ケンカに明け暮れながら、ファミレス行ってだべったりする。そんな不良マンガ。
…で、動画の主役、件の桑村くんとは何者か?というと、光嶺で一年生を締めていた砂原グループの幹部の一人。砂原自身は、朝桐との戦いで、軍団を解散させて一匹狼に戻るんですが、かなり砂原には惚れ込んでいたらしく、その後もけっこう砂原のために骨を折る、いい奴なんです。“仲間”がケンカという事になれば、目立たなくても、セリフがなくても駆けつけているw(ヤムチャみたい)でも、朝桐グループの中では、弱いから、すぐに伸されて気絶してしまって、最後の決戦の場に立っていない。そこを桑村の活躍をまるで覚えていない朝桐から「いい加減、目を覚ませ桑村!!オメーの一連の行動なんて、ニコ動だとこんなカンジなんだぞ!!」…と行って出てきた動画場面が、大体(↑)上の動画とシンクロしているというw



しかし、ちょっと、読み直してみたんですが、桑村ってけっこう胸熱な奴です。さっきも言いましたが、頼りにされているほど強いわけでもないのに、必ず助太刀に来てくれる。…元々は砂原って“勝ち馬”に乗ろうとしただけの奴なんでしょうが…、だから砂原が上級生に逆らった時点で砂原を潰しに来るんですが……一人で来るしwなんか妙に自分だけの筋を通している奴に観えます。いや、この動画で笑ったから贔屓目かもしれませんがw
多分、同じような強さで、同じような男気を見せているハナノアナこと、瀬下の事は印象に残って、桑村の事は忘れられる、この“境目”って一つは当然、瀬下の方が朝桐に近い人間って事もあるんでしょうけど、もう一つは、最後の最後で根性が足らないというか…最後の決着の場に立ち会っていない不幸が最大の“境目”じゃないかと思うんですよね。

瀬下は何だかんだ言って一旦、リタイヤしても、また身体引きずって決着の場にやってきますもんね。対して桑村は本当に開始5分くらい(?)ですぐに気絶してしまうw…いや、これも、根性が足らないなって言い方は正しくなくって、自ら率先して特攻して行く結果とも言えそうなんですけどね。朝桐も、砂原も、征木も、どこかふんぞり返っているというか、真打気取りで、大門や桑村がやられてようやく動き出すような所があるからw
…まあ、それだけがんばっているのに評価されないってのは、正に悲喜劇なんですが。読みなおしてみた時、意外に自分の筋を通している奴だったんで改めて感動しました。……砂原ももうちょっとフォローしてやればいいのにw(砂原、多分、そういうの苦手なんだろうなあ…)

ま、ともかく、桑村さん、お疲れ!(`・ω・´)



A-BOUT!(4) (少年マガジンコミックス)
市川 マサ
講談社