物語三昧ラジオ/雑談8.5オフ会とか 2017/08/20
出席者(敬称略):海燕、ペトロニウス、LD
話題:ほんとに雑談。前半、昔のRPG、昔のファンタジー。後半、8.5オフ会の話題。
出席者(敬称略):海燕、ペトロニウス、LD
話題:ほんとに雑談。前半、昔のRPG、昔のファンタジー。後半、8.5オフ会の話題。
![]() | ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて |
スクウェア・エニックス | |
スクウェア・エニックス |
![]() | 戦旗不倒 アルスラーン戦記15 (カッパノベルス) |
田中 芳樹 | |
光文社 |
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水野 良 | |
角川書店 |
![]() | メルニボネの皇子 |
井辻 朱美 | |
早川書房 |
「FF」が海外で2年か3年の間隔で新作を出し続け、「FF7」の大ヒットで以降の作品が安定して売れるようになったのに対して、「ドラクエ」は海外から一旦撤退して10年近く新作を出していない空白の時期があり、その影響で「FF」と比べるとブランド力が弱いみたいです。ちなみにそれでも「ドラクエ8」は100万本を売り上げ、大手ゲームサイトでも最優秀賞を貰ったので、日本発のRPGとしては不人気とまでは言えないと思います。
RPGと善悪二原論の話ではオタクに大人気のテイルズシリーズは一作目から、「ドラクエ」的な世界征服を企む魔王を倒して世界を守る勇者の物語から脱していたように思います。第一印象では勇者が魔王を倒す物語に見せておきながら、それをひっくり返して魔王が滅び行く国を救う為に戦う人と明かしていました。ラスボスの「この世に悪と呼べるものがあるとすれば、それは人の心だ」がそれをよく表していて、この頃のゲームは竜退治ではない物語が普通に受け入れられていた感じはします。
去年発売した「テイルズオブベルセリア」は竜退治をするどころか、逆に主人公が世界を破滅させる魔王側なところがあって、女性が主人公な点も含めて時代の変化を感じました。ちなみに個人的な感覚なんですけど「ベルセリア」に「オルフェンズ」と最近は復讐を肯定的に描く作品が目立っているように思います。両作品は「コードギアス」みたいに途中で世界平和を目的に変えたりもしません。ゲーム業界とアニメ業界を代表する作品で、復讐を悪く描かないのは時代的に大事なポイントが隠されている気がします。
「まどかマギカ」にあるような敵を倒さない交渉がある一方で、上記の交渉なんか知るかボケと言い切って感情を抑えず殺し合う作品があるのは面白いですね。善悪二原論の解体を進めると全作品が交渉と和解に行き着いてしまいマンネリ化するので、逆にそう賢く生きられない人達の人間的な感情の爆発を見せたくなるのかなと勝手に思っています。