【8月第4週:新約「巨人の星」花形 第133話「BOUND!」】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10425.html#601
【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/
少年チャンピオンが、創刊40周年記念企画の一環で「魔界都市ハンター」の特別編がやっていました。…や、何かヒロインのさやかちゃんの顔がなんか変っていてちょっと時の流れを感じてしまいましたが…w
「魔界都市ハンター」(原作・菊池秀行、漫画・細馬信一、1986年~1989年)は僕はとても好きな作品で、この当時、この連載のために少年チャンピオンを読んでいたといっても過言ではありません。「プラレス3四郎」が終わって程なくして始まった連載で、80年代の少年チャンピオンを代表するマンガだと思います。内容は菊池秀行先生の「魔界都市<新宿>」を知っていると話が早いのですが……198×年に起こった“魔震(デビルクエイク)”と呼ばれる巨大地震が東京新宿を直撃し、新宿は外界から隔絶され、やがて妖気に包まれて不可思議な生物、不可思議な人間が跋扈する“魔界都市”と化した…そこに現われた“神”と呼ばれる老人を巡る自衛隊の超能力部隊(スーパーソルジャー)と“神”の獲得を狙う闇教団(ダーク教団)の戦いに巻き込まれた少年・十六夜京也の物語ですね。十六夜京也くんは念法という超能力的な闘法の使い手で、ヒロインのさやかちゃんとか、魔界医師メフィストとか、協力者がいます。(さやかちゃんは当初、普通の女の子に思えたんですけどね…)
登場人物のほとんどはそれぞれに特殊な超能力を持っていて、それを駆使してのバトルが最大の見所なんですが、元々“忍者バトルもの”が大好きな僕は、この作品の構造にガッチリ心を掴まれました。…何をもって“忍者バトルもの”とするかってのはなかなか難しい話なんですけど、それぞれの戦士が自分の能力一つを頼りに闘っている事と“神”の獲得という一つのミッションに従事している事(何と言うか…相手を打ち倒すのが必須ではない)。超戦士と闇神父が遭遇したら、否応なく戦いが始まって、勝負がついてしまえば、どんなに強力な技を持つ、名残惜しいキャラクターでも退場して二度と戻ってこない事…その雰囲気でしょうか。
というかそもそも菊池秀行先生が、山田風太郎先生の影響をかなり受けた作家さんに思えるんですけど…どうなんでしょうね。また“魔震”の設定はモロに「バイオレンスジャック」の“関東地獄地震”でこれはご自身の言及がありますね。
ともかく魅力的な戦士たちが、戦いが進むにつれてバタバタと退場して行く作品で……そのスピード感と緊迫感に僕はシビれきっていました。連載読んでいた人だと覚えているかと思いますが、超戦士グループの中に“解毒能力”の使い手・大林三佐っていう紅一点の美女がいて、この人、副長で“次元刀”の使い手・有川三佐が好きなんですが、その有川副長が気を失っている所で、彼を守って闇神父・ギルマンと戦い、勝利したのも束の間、突然現われたCIAの男に射ち殺されてしまうんですね。いや、もう何か……せっかく勝ったのに……有川副長は気絶したままで別れの言葉もなく………って感じで当時けっこうショックでした。…んでも、言ってしまえば全編そんな感じの戦いで通されてもいるんですね。
また、彼らが捜索する“神”という老人がくせもので、生き残った戦士たちを成行き任せ(?)にパワーアップをしたりするwそれによって、そんなに強くなかったキャラクターが一気に、最強クラスの戦士たちを凌駕してしまうような事態になって、パワーバランスが崩れて、最初二局化だった陣営が、三局化、四局化と事態がどんどん変化して行って次の展開が全然分からない!!wこいつは弱そうだからすぐ死ぬかな~っと思ったキャラが妙に生き残ったり、パワーアップしたりしてそれが魅力なんですよね。
【私の愛した悪役たち:第25回コロサス神父】
http://www.tsphinx.net/manken/room/badd/bad03.html#KOROSASU
ここでも書いているのですが、僕はその中でコロサス神父というキャラが大好きでしてw……あんなにバタバタたおれる作品で、ぜったい、この男はそのうち死んじゃう!って思っていたのに…最終回まで生き残ってしまうんですねえw(他の闇神父たちは全滅)この時は本っっっ当に嬉しかった!!また、そのランダムさ…というか無秩序さがこのマンガの魅力でした。古いマンガなんで「今の人」が読んでも楽しめるかどうかは、何とも言えませんが……ともかく設定、ストーリー、個々のバトル、全てにアイデアが一杯つまった大好きな作品です。
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【漫研】
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少年チャンピオンが、創刊40周年記念企画の一環で「魔界都市ハンター」の特別編がやっていました。…や、何かヒロインのさやかちゃんの顔がなんか変っていてちょっと時の流れを感じてしまいましたが…w
「魔界都市ハンター」(原作・菊池秀行、漫画・細馬信一、1986年~1989年)は僕はとても好きな作品で、この当時、この連載のために少年チャンピオンを読んでいたといっても過言ではありません。「プラレス3四郎」が終わって程なくして始まった連載で、80年代の少年チャンピオンを代表するマンガだと思います。内容は菊池秀行先生の「魔界都市<新宿>」を知っていると話が早いのですが……198×年に起こった“魔震(デビルクエイク)”と呼ばれる巨大地震が東京新宿を直撃し、新宿は外界から隔絶され、やがて妖気に包まれて不可思議な生物、不可思議な人間が跋扈する“魔界都市”と化した…そこに現われた“神”と呼ばれる老人を巡る自衛隊の超能力部隊(スーパーソルジャー)と“神”の獲得を狙う闇教団(ダーク教団)の戦いに巻き込まれた少年・十六夜京也の物語ですね。十六夜京也くんは念法という超能力的な闘法の使い手で、ヒロインのさやかちゃんとか、魔界医師メフィストとか、協力者がいます。(さやかちゃんは当初、普通の女の子に思えたんですけどね…)
登場人物のほとんどはそれぞれに特殊な超能力を持っていて、それを駆使してのバトルが最大の見所なんですが、元々“忍者バトルもの”が大好きな僕は、この作品の構造にガッチリ心を掴まれました。…何をもって“忍者バトルもの”とするかってのはなかなか難しい話なんですけど、それぞれの戦士が自分の能力一つを頼りに闘っている事と“神”の獲得という一つのミッションに従事している事(何と言うか…相手を打ち倒すのが必須ではない)。超戦士と闇神父が遭遇したら、否応なく戦いが始まって、勝負がついてしまえば、どんなに強力な技を持つ、名残惜しいキャラクターでも退場して二度と戻ってこない事…その雰囲気でしょうか。
というかそもそも菊池秀行先生が、山田風太郎先生の影響をかなり受けた作家さんに思えるんですけど…どうなんでしょうね。また“魔震”の設定はモロに「バイオレンスジャック」の“関東地獄地震”でこれはご自身の言及がありますね。
ともかく魅力的な戦士たちが、戦いが進むにつれてバタバタと退場して行く作品で……そのスピード感と緊迫感に僕はシビれきっていました。連載読んでいた人だと覚えているかと思いますが、超戦士グループの中に“解毒能力”の使い手・大林三佐っていう紅一点の美女がいて、この人、副長で“次元刀”の使い手・有川三佐が好きなんですが、その有川副長が気を失っている所で、彼を守って闇神父・ギルマンと戦い、勝利したのも束の間、突然現われたCIAの男に射ち殺されてしまうんですね。いや、もう何か……せっかく勝ったのに……有川副長は気絶したままで別れの言葉もなく………って感じで当時けっこうショックでした。…んでも、言ってしまえば全編そんな感じの戦いで通されてもいるんですね。
また、彼らが捜索する“神”という老人がくせもので、生き残った戦士たちを成行き任せ(?)にパワーアップをしたりするwそれによって、そんなに強くなかったキャラクターが一気に、最強クラスの戦士たちを凌駕してしまうような事態になって、パワーバランスが崩れて、最初二局化だった陣営が、三局化、四局化と事態がどんどん変化して行って次の展開が全然分からない!!wこいつは弱そうだからすぐ死ぬかな~っと思ったキャラが妙に生き残ったり、パワーアップしたりしてそれが魅力なんですよね。
【私の愛した悪役たち:第25回コロサス神父】
http://www.tsphinx.net/manken/room/badd/bad03.html#KOROSASU
ここでも書いているのですが、僕はその中でコロサス神父というキャラが大好きでしてw……あんなにバタバタたおれる作品で、ぜったい、この男はそのうち死んじゃう!って思っていたのに…最終回まで生き残ってしまうんですねえw(他の闇神父たちは全滅)この時は本っっっ当に嬉しかった!!また、そのランダムさ…というか無秩序さがこのマンガの魅力でした。古いマンガなんで「今の人」が読んでも楽しめるかどうかは、何とも言えませんが……ともかく設定、ストーリー、個々のバトル、全てにアイデアが一杯つまった大好きな作品です。