【11月第3週:KINTOKI (作・鳥山明)】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10488.html#666
【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/

『魔法先生ネギま!』(作・赤松健)が良かったですね。ネギくんが倒れ回復するまでの間、他の女の子たちが“あのフェイト”を出し抜いてアスナと“最後の鍵”を奪取する事になりました。まともにぶつかっても勝ち目はない。ゼロ。そこで、作戦のキーパーソンとなったのが、アーティファクト“孤独な黒子”を持つ村上夏美ちゃんという展開。
…いや、ちょっと横道に逸れるんですが。じゃあこのミッションを実際にこなすにあたって●救出目標であるアスナに近づくと、彼女の魔法無効化能力が発動して夏実のアーティファクトの効果も消失してしまう。●全てを隠密裡に済ませる事を諦めるとしても、彼女にはギリギリまで近づきたい。●しかし、どこで効果が切れるかあるいは薄れるか分からない。何も対策せずまま進んだら、フェイトがこちらを察知するのが先になってしまうかもしれない。●さて、リスクを減らすために最大限接近しつつ、フェイトに完全な奇襲を行うためにはどうしたらいいか?
…っていう問題が先週出てきていて、その今週の解答が良かったりもしましたね。「なるほど!」と思いましたもん。…ここには書きませんけどねw『ネギま』は、けっこうここらへんの知恵の絞り方がよくって、今、週刊少年誌の中では一番、“戦うための知恵”を出している『物語』じゃないかと思います。
【今週の一番付記「魔法先生ネギま!」情報圧縮して描かれる先の物語】
http://blog.goo.ne.jp/ldtsugane/e/a83c0e2d45de438ef5d547bc9c1e6b7d
【今週の一番追記:ネギま黙示録編】
http://blog.goo.ne.jp/ldtsugane/e/1876b4b70bdd144d9938661a2321d296
『ネギま』と言うと僕は(↑)上の記事のように、グランドストーリーの『読み』や、『情報圧縮論』としての注目点があって、そっちの記事ばっか書いていたりするんですが…。そういうややこしい考察話抜いても『ネギま』のバトルは相当に良い~優秀だと思います。
今まで記事に書き損なっていたんですが、ラカンvsネギの時も、遡って超鈴音vsネギの時も、素晴らしかったです。ネギくんは、勝つための作戦/布石をしっかり打っていって、勝つ事の必然を引き出して行く子なんだものw…なんでしょうね?少年探偵団の小林くんに似ているというか…子供が大人に対抗するために、知恵を使うという優等生型のヒーローの良さがネギくんにはしっかり宿ってますよね。先の「フェイトに近づく作戦」も、そういう内容ですし。個人的にもバトルや問題の解決に、知恵が絞られる『物語』は好きですね。
…さて、話が横道にそれましたが…そんなに逸れた話でもなかったかな?wそうやって知恵を絞って作戦を立てた。しかし、そのせっかくの作戦もそれを実行する勇気がなければ何にも成らないのですよねw
ほんとうに…。“知恵”だってそうですが、“勇気”という言葉は弱い者のためにある。正確には「自分の弱さを知る者」のためにある。強い奴には無いwってか要らないw弱いものから出される勇気の方がその総量は大きい…って別に数値化しなくてもいいですが(汗)勝てない相手に絞り出す“知恵”だから尊い。勝てない相手に絞り出す“勇気”だから尊い。
夏実のそれまで過ごしてきた日常を考えれば、フェイトなんか、おっかないに決まってます。でも、自分の積み上げた時間と経験と関係なく「立ち上がらなきゃならない時」、もっとキツく言えば「生命をかけなきゃならない時」ってのは来たりするんですよね。…全く来ない事もあるでしょうが。
人生なんて「その時立ち上がれるか?」の準備/訓練のためにある…と言っても過言ではありません(`・ω・´)(←夏実に対する感動で過言な事を口走っとります)でも、その時、ほんとうに立ち上がれるか?なんて分からないんですよね。自分の弱さを知っているなら尚の事。
でも、人って大なり小なり「(その時は)立たなきゃ」という、できるかどうか分からないけど、その決意みたいなものを持って生きているんじゃないかなとも思うんですよね。どうなんでしょう?どうですか?
だから、この子が、とまれ立ち上がる事ができた事に胸を打たれてしまう。我が事のように共感してしまう。そうして「せっかくもらった主役だもん」の言葉を聞き、ああ、この子も明確な意識ではないかもしれないけど、そういう時がある事をどこかで知っている子だったんだなあと。…背筋を伸ばして立ち上がるシーンにじんと来る。とても良いシーンです。
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10488.html#666
【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/

『魔法先生ネギま!』(作・赤松健)が良かったですね。ネギくんが倒れ回復するまでの間、他の女の子たちが“あのフェイト”を出し抜いてアスナと“最後の鍵”を奪取する事になりました。まともにぶつかっても勝ち目はない。ゼロ。そこで、作戦のキーパーソンとなったのが、アーティファクト“孤独な黒子”を持つ村上夏美ちゃんという展開。
…いや、ちょっと横道に逸れるんですが。じゃあこのミッションを実際にこなすにあたって●救出目標であるアスナに近づくと、彼女の魔法無効化能力が発動して夏実のアーティファクトの効果も消失してしまう。●全てを隠密裡に済ませる事を諦めるとしても、彼女にはギリギリまで近づきたい。●しかし、どこで効果が切れるかあるいは薄れるか分からない。何も対策せずまま進んだら、フェイトがこちらを察知するのが先になってしまうかもしれない。●さて、リスクを減らすために最大限接近しつつ、フェイトに完全な奇襲を行うためにはどうしたらいいか?
…っていう問題が先週出てきていて、その今週の解答が良かったりもしましたね。「なるほど!」と思いましたもん。…ここには書きませんけどねw『ネギま』は、けっこうここらへんの知恵の絞り方がよくって、今、週刊少年誌の中では一番、“戦うための知恵”を出している『物語』じゃないかと思います。
【今週の一番付記「魔法先生ネギま!」情報圧縮して描かれる先の物語】
http://blog.goo.ne.jp/ldtsugane/e/a83c0e2d45de438ef5d547bc9c1e6b7d
【今週の一番追記:ネギま黙示録編】
http://blog.goo.ne.jp/ldtsugane/e/1876b4b70bdd144d9938661a2321d296
『ネギま』と言うと僕は(↑)上の記事のように、グランドストーリーの『読み』や、『情報圧縮論』としての注目点があって、そっちの記事ばっか書いていたりするんですが…。そういうややこしい考察話抜いても『ネギま』のバトルは相当に良い~優秀だと思います。
今まで記事に書き損なっていたんですが、ラカンvsネギの時も、遡って超鈴音vsネギの時も、素晴らしかったです。ネギくんは、勝つための作戦/布石をしっかり打っていって、勝つ事の必然を引き出して行く子なんだものw…なんでしょうね?少年探偵団の小林くんに似ているというか…子供が大人に対抗するために、知恵を使うという優等生型のヒーローの良さがネギくんにはしっかり宿ってますよね。先の「フェイトに近づく作戦」も、そういう内容ですし。個人的にもバトルや問題の解決に、知恵が絞られる『物語』は好きですね。
…さて、話が横道にそれましたが…そんなに逸れた話でもなかったかな?wそうやって知恵を絞って作戦を立てた。しかし、そのせっかくの作戦もそれを実行する勇気がなければ何にも成らないのですよねw
ほんとうに…。“知恵”だってそうですが、“勇気”という言葉は弱い者のためにある。正確には「自分の弱さを知る者」のためにある。強い奴には無いwってか要らないw弱いものから出される勇気の方がその総量は大きい…って別に数値化しなくてもいいですが(汗)勝てない相手に絞り出す“知恵”だから尊い。勝てない相手に絞り出す“勇気”だから尊い。
夏実のそれまで過ごしてきた日常を考えれば、フェイトなんか、おっかないに決まってます。でも、自分の積み上げた時間と経験と関係なく「立ち上がらなきゃならない時」、もっとキツく言えば「生命をかけなきゃならない時」ってのは来たりするんですよね。…全く来ない事もあるでしょうが。
人生なんて「その時立ち上がれるか?」の準備/訓練のためにある…と言っても過言ではありません(`・ω・´)(←夏実に対する感動で過言な事を口走っとります)でも、その時、ほんとうに立ち上がれるか?なんて分からないんですよね。自分の弱さを知っているなら尚の事。
でも、人って大なり小なり「(その時は)立たなきゃ」という、できるかどうか分からないけど、その決意みたいなものを持って生きているんじゃないかなとも思うんですよね。どうなんでしょう?どうですか?
だから、この子が、とまれ立ち上がる事ができた事に胸を打たれてしまう。我が事のように共感してしまう。そうして「せっかくもらった主役だもん」の言葉を聞き、ああ、この子も明確な意識ではないかもしれないけど、そういう時がある事をどこかで知っている子だったんだなあと。…背筋を伸ばして立ち上がるシーンにじんと来る。とても良いシーンです。
![]() | 魔法先生ネギま! 限定版(32) |
赤松 健 | |
講談社 |