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そんな好奇心から衝動的に作りました。

男体山に登ってみた Part 3 七合目~山頂

2013年10月26日 00時50分36秒 | 山登り / 男体山
    

 「男体山に登ってみた Part 1」「男体山に登ってみた Part2」の続きです。

 七合目を過ぎ更に岩、岩の中を登って行く。 六合目から七合目までも長く辛かったけれど、7合目から8号目は更に辛い。 何度も立ち止まり、振り返り、時に座り込み水分補給をして。。。
 ようやく見えた鉄の鳥居。 「八合目は近いんだ!」と思ったのですが、実際ここから八合目にたどり着いたのは約15分後くらい。

    

 ここには「滝尾神社」が祀られています。 男体山には二荒山神社の奥宮のほか、山頂直下に太郎山神社と、ここにこの滝尾神社が祀られています。 つまりは家族みんな一緒、ってことでしょうか。 なんかいいなぁ。
 なんてことは登っている時には思いませんでしたけどね。w けど、「なんでここに滝尾神社?」とは思った。w だって右写真見て。 結構な斜面でしょ? もうね。 何も感じない。w

    

 そしてなんとなく岩の登山道が終わりザレザレした荒い砂のような地面や階段を登り始め、土嚢が連ねてある登り道を歩き始めた時、なんかもう本当にこれ以上は無理かも、と思ってしまいました。 本当に何度も立ち止まって「もう止めようか。」と思ったのですけど、岩道が終わってこの砂の感じはきっと頂上が近い、と感じていました。
 けど、九合目がまだだ。。。 九合目に届いたとしてもまだその先頂上まであるのだから、まだまだ遠いのかも。 「頂上は見られないのかなぁ。」と弱気になっている時、やっぱり青空は強い味方だ。。。「これはコメツガ?」とか思いながら、ニタッと笑ってまた歩き始めることができた。w


 すると急に視界が開けてこの景色。 「うわぁ。。。。」と心の中も急に変わる。 不思議なことに足取りも軽くなる。 なんだろうねぇ、これは。w
 「あそこが頂上かなぁ?」と思ったものの、その先にまだまだ偽ピークが続く、ということは何度か経験していたのでとりあえずゆっくりゆっくり進む。 
 この時点で午前10時31分。


 木が無くなってきたこの赤い溶岩のような荒い砂のあたりを森林限界と呼ぶのでしょうか。 真下に中禅寺湖がよく見えます! こんな景色が見たかったんだ!、と小走りになりそうな程の気持ちです。 もちろん出来ないけど。w
 中禅寺湖の東側半分はすでに雲に覆われてしまいましたが、「間に合った!」という気持ちです。 


 更に進んでよくよく見ると左から中禅寺湖、高山、戦場ヶ原、奥には小田代原、そして右奥には湯ノ湖。 かろうじて金精山も見える! 「すごいなぁ。。。。」と本当に言葉がありませんでした。 「頂上に着いたらもっとすごいのかなぁ?」と思ったのですが、なにしろここは男体山。 雲に覆われないうちにとにかく写真を撮っておきました。



 もうちょっと近寄ると遊覧船も見えます。 高山がずっと下だよぉ~。


 もっと近寄ると、西ノ湖も見えるじゃないか! 西が浜の白っぽい所まで。 お~い、chikoやん、ここだよぉ~!!\(^O^)/


 戦場ヶ原を国道120号が横切っているのが見えます。 あれは赤沼の車庫だろうなぁ。 あそこから向こうの小田代原まで歩くと結構あるものなぁ。 戦場ヶ原と高山の間の森は結構広いのだなぁ、とか。 そんなことを感慨にふけりながら眺めていました。

    

 そしてとうとう山頂へ。 偽ピークはなくあっさりと大国乃目を据えた奥宮が見えてきました。 あ。 大国乃目とは男体山山頂の定点カメラのことです。 毎時間ごとに映像を下記サイトに送ります。 で、「あれ。今何時?」と見た時刻が午前10時50分ごろ。 「やだ。あと10分で撮影だわ。 これは「写れ」と二荒山大神様がおっしゃっているのね」と勝手に解釈し、写った映像が右写真。w さすがに全国ネットで「シェー!」はムリでした。w
 現在でも下記サイトで「過去の男体山山頂カメラの映像」を探っていただきますと、私の写真が出てきます。w
 日光二荒山神社 → 『大国乃目』

 ちなみに。 この大国乃目を動かす全ての装置は人の手により運ばれました。 ソーラーパネルやバッテリー、とんでもなく大きな物や重い物を持ちあげてくださったお一人は、何を隠そうべー太さんです。
 登ってみればわかりますが、20キロのバッテリーとか、マジ、ありえないわ。 更に尊敬と感謝をいたします。m(_ _)m

 大国乃目で撮影されようと時間を費やしたほんの10分後、ふと見まわすと北側の空は東から西にかけてすっかり雲で灰色になっておりました。
 なのでせっかくの鉄剣の写真はバックがグレイ。(ToT) まぁ、先端チラッと光っているだけいいか。w

 ということで、今シーズンの男体山登拝も10月25日をもって終了いたしましたが、私の方はあと一回、下山編もお付き合いください。w

 あれ。 そう言えば、九合目はどこに行った?w



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3 コメント

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Unknown (y子)
2013-10-26 23:32:54
やった、登った!
なんか軽く一緒に登ったみたいな、わけないですが。
頂上近くの赤いザレザレからの戦場ヶ原、見たいなぁ。
こんな風に見えるんですね、高山、小田代、湯の湖や西の湖まで。
これはすごい! 確かに日光の王者の貫録十分です。
だけど、これで景色がなにも見えなかったら、きっと私はリタイアするのでは?と思います。
毎週のように下から拝んではいますが、ほんとに
行くぞ!という気合をどう入れるか、そこが問題になりそう(笑)
とはいえ、Laylaさん、素晴らしいです。
下山も気を付けてね~
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Unknown (chikoやん)
2013-10-27 00:48:36
うんうん。
なんか、気持ちだけはLaylaさんと一緒に登ったような気持ちだよ~。
青空に向かって続く階段。
こんなの登ったら気分は最高だね。
ホントに雲の上の人になってたんだね。
こんな景色を見せてもらっちゃったら「私もっ!」って思うけど、
でも、表から登る気にはなれない~。(汗)
ライブカメラの前で「シェー」がしたくなった時が登りどきだなっ♪


ちなみにLaylaさんが山の上から西の湖を見下ろしていた頃、
まだまだ庵滝の近くでセルフ撮りして遊んでいたかも。
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お返事 (Layla)
2013-10-27 13:05:04
あれ、なに?
私のエントリーは「いやぁ~ん! 私も行く~!」ってならないの?(;´・ω・)
一緒に登った気持ち、って逆効果?w
みんなの方がよっぽど健脚だと思うのだけどなぁ。。。

いや。
きっと来年5月5日に再び開山したらみんな居ても立ってもいられなくなるよねっ!(*^-^)b

◇y子さん
確かにね、登山途中で霧に巻かれたら絶望感漂いますよね。
けど、思い出して下さい、百名山のエンディング。
鉄剣の前に立ったとたん霧が晴れる。
そんなミラクルを信じたくなるでしょ、登山って。w
お気をつけて~!

◇chikoやんさん
最高だよぉ~!
早く「シェー!」を見せておくれ~!w

そうだよね~。
空が晴れているうちは庵周辺だよね。
でも、本当にあの日はあっという間に曇ってしまいましたね。

明日月曜。。。。この天気どうする?w


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