out of curiosity

blog ってどんなものだろ?
そんな好奇心から衝動的に作りました。

待ってる

2005年05月14日 23時37分48秒 | job
 ゴールデンウィーク前の一週間、多くのクラスでダイアログの会話テストを行った。
新年度が始まって以来、なんとなく経験者生徒のクラスで覇気の無い感じを受けていた。
入ったばかりの初心者クラスに比べ、経験者クラスには妙な慣れ、テキストが以前に比べ難しく感じる、中だるみ、のようなことからやる気のなさを例年感じる。本年度は特にそれを強く感じていた。なんで? 私に原因があるかな?
それを表すように、会話テストはどうもぱっとしない仕上がりだった。
そう感じる以上、合格は出せなかった。ほとんどの生徒に「次回もう一度挑戦。」を言い渡した。
昨年度簡単に合格を取っていた子には明らかに曇った表情が見えた。「泣くかな?」とさえ思う子もいた。でも、仕方ない。
しかし、待っているのはゴールデンウィーク。この楽しい大型連休中に英語の練習などしてくれるのかしら。。。?
 連休も明け今週。やや気が重い中、「よ~し、テストだぞー!」と妙に明るく振舞う。ところが私の心配をよそに生徒達の会話は上々だった。 単純にうれしかった。 "Good!" "Excellent!" "Well done" の連呼。 ホッとした。
 やる気なく練習をしなかったがためにテストに通らない事は、仕方が無い。練習をしなくては、という厳しさと自覚を持ってもらいたい。せっかく英語を習おう、と決めたのだから。
けれど、練習をしても一回で合格できない生徒もいる。必ずしも完璧を目指すわけではないのだが、ある程度妥協しない気持ちも持ってもらいたいので、明らかに流暢にいかない場合は不合格をだす。しかし、そのような生徒も2週間、3週間と時間を掛ければ合格できる事がわかってきた。
以前は先延ばしにだらだらする事は無駄と思い、先に進むことだけを考えていたが、いくら子供とはいえ、人それぞれのペースがある。
 生徒には「不合格」とは言わない。「来週もやってみよう!」と言う。昨今小学生もいろいろ忙しいから、一週間で練習しきれない場合もあるのだろう。 「挑戦」は何度してもいいよ。いつまでも待っているから。 でも、出来るまでやってみよう! 
 あきらめさせない。 私も忍耐強く待ってる。 そんな風にやってゆきたいと思っている。 前回不合格で泣きそうだった子が、今週合格してニコニコしていた。 そのうれしさを忘れないで、と思った。
 

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
心を鬼にして (kuronekokotoshan)
2005-05-15 09:41:41
そうそう、心を鬼にして不合格にしてよかったね。将来辛い勉強もあるのだから、あまり楽しさだけを前面に出すと中学に入って伸びなくなる子がいますもんね。さじ加減が難しいけど。



張り切って生徒と楽しそうにやっているlaylaさんが目に浮かびます。
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お疲れ様♪ (Kanko)
2005-05-15 10:29:20
指導する側は大変ですね。

うちも二人とも英語を習いにいっていますが

性格が違う二人を、その気にさせるのが

なかなか難しい。とくに下の子は...(笑)
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お返事 (Layla)
2005-05-15 13:32:38
自分への念書みたいなエントリーに温かいコメントをありがとうございます。



◇kuronekokotoshannさん

うん。やっぱり楽しく学習、と思って始めた子が多いし、小学生のうちはそれでいいと思っている保護者の方もいらっしゃるから、あまり厳しくするのもどうかと思っているのですが、結果が出なければそれはそれで?なわけだし。クラスの1時間はあっという間なのですが、真剣なところと、必ず笑えるところを作って行こうと奮闘中です。



◇Kankoさん

あ~、自分の子供への指導は一番難しいね。私も自分の子供には手を焼いているのに、保護者の皆さんには「是非お家でやらせてください!」なんてはっぱ掛けてるわけですから、矛盾してるよね。w

けど、うまく子供をのせて、CDやビデオをたくさん聞いている子、スペルの練習〈フォニックスなども)をしている子などは明らかに違う! これほんとです。

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先生頑張って! (ヨーコ)
2005-05-16 07:28:00
その場しのぎで合格点をあげても、将来の為にはならないですものねぇ。こんな風にいろいろ真剣に悩んでくれる先生に学んで、生徒さんは幸運ものですよ!



私も初めて英語を学んだのは5歳でしたが、今でもワクワクして英語教室に通った事、しっかりと覚えてます!

これからも、頑張って下さいね!
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ヨーコさん (Layla)
2005-05-16 11:15:17
んー、悩んでるばっかりで。。。



そうですか。わたしは自分が小さいときから英語を習っていたわけではないので、果たしてみんなが楽しいとか、為になるとか、感じて来てくれているのか自分に置き換えては考えられないのですよ。

最も、習っていたとしてもわたしの年じゃ、もう忘れちゃう。w



でも、そうか。そうやって覚えていてもらえるように、がんばる!



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Unknown (tomo)
2005-05-17 00:55:00
教職課程の授業で、ある先生がこんなことをおっしゃっていました。「1回でできる子もいる。2回でできる子もいる。3回でできる子もいる。…合格するのが最後になってしまった子、まだ合格できないでいます。なんと言って励ましますか?なんと言ってそのがんばりをほめてあげますか?」当時大学1年だった私は良い言葉が見つかりませんでした。『一昨日よりも昨日、昨日よりも今日の方が上手になっているよ』…「不合格」と言わず、「来週もやってみよう!」と声をかけてくださるLayla先生のもとでなら、子どもたちはぐんぐん成長していくのではないかと、数年前の授業を思い出しつつ考えたのでした



英語はさぼるとすぐに昨日の自分に負けてしまうので、そうならないように私もがんばっていきたいと思います
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おぉ! (Layla)
2005-05-17 07:52:03
現役アドバイザーきたぁーっ!



「なんと言ってそのがんばりをほめてあげますか」か。 そうね、励ますだけでなく、今までのがんばりも同時に褒めてあげないとねぇ。

もうね、こっちも必死よ。「うん、いい、いい!でもね、君ならもっとできる!」みたいな。w

頭ごなしに、「練習してないね!」と言うと、案外してたり。。。(汗

言葉は引っ込められないから、安易に使えないよね。



tomoちゃんの現場の経験を、今後も教えてくれるとうれしいです。

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