佐伯啓思 『さらば民主主義』

2017-06-18 11:31:03 | 現代社会

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今回ご紹介いたしますのは、肌につける砂糖です。

肌に砂糖を付ける…なんか胡散臭いなあ、と思われる向きもありましょうが(笑)、どうか最後まで読んでいってくださいませ。

いろんな肌用のスキンケア商品を試しても、上手くいかない人に共通するのは、 『潤いが保持できない肌になっている』 ということであるそうです。

要するに肌が本来もっているバリア機能がなくなっているために、潤いを保持しようにも水分が肌の外へ出ていってしまい、紫外線の影響を体内にもろに受けてしまうのです。

ですから、潤い成分を浸透させ、それが外部に出ていかないように、そして紫外線の影響を受けないようにバリアを肌上に作る必要があるのです。

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しかし、これを家にある砂糖をむやみに、水につけて溶かして、そして洗い流したりしないように(笑)!

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市販の砂糖は、分子の大きさも肌に入るように調整されてはいませんし、バリアー機能もありませんのでご注意を!(笑)

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しかし、いきなり、このホムペを読んで買えと言われても困りますよね?(苦笑)

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これにて失礼いたします。


佐伯啓思氏の著作は、大学時代に読んで感銘をうけて以来、新刊が出るたびに必ず買う著作家のリストに入り、今もそのことに違いはありません。 その感銘の度合いが今も変わらないのです、いつも感動し、深くこの世を考えるきっかけを与えてくれるからです。

この『さらば民主主義』も深い感動とともに、読んだ後に爽快感が頭の中を覆いました。

この本は、民主主義について考えさせられる本です。

大学で学ぶ科学、このような本で学べる科学というものは、世の中をよき方向へ導くものである、ということをいろんな講義を受け、本を読み知りました。

そのためには、多くの人が事の内奥を知り、そのための行動をしていかないといけない、ということがわかりました。

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私は大学時代に、授業料値上げの反対抗議に出席しました。

多くの人がこの抗議に参加するだろうと思いましたが、来たのはたったの80人でした(苦笑)

多くの人はそんな抗議はそっちのけで、遊びやサークル活動にいそしんでうわの空。

「自分の親御さんの負担できてるんでしょう!それを値上げされるのに何で抗議しないの!」と疑問でした。

その他、国会で議論されていたことについての抗議運動も参加者を募ることをしていましたが、それに来たのも少数でした。 なぜこうなのか? 人は豊かになると、政治行動をしなくなるということも本で学びました。

しかし、こうではいけない。

やはり良き社会を作るのは、市民としての役割であり、その姿勢をいつまでも続けていかないといけない、と思いゼミなどで自身の意見を表明しましたが全然効果はなかったようです。

しかし不思議だったのは、偏差値70とか60台後半の高校から来た人たちでさえも、ほとんど講義をさぼり、本も読まないのかということですね。 そこで思い起こされるのがアメリカの哲学者であるウィリアム.ジェイムズの言葉ですね。

「この世は2つのタイプの人間がいて、1つは、この世界を多元的に捉える人。

この人は、リンゴもいいし、蜜柑もいいし、バナナもまずくはないし、パイナップルも結構だ。

その間に序列をつけるわけではないし関係をつけるのでもない。

いろんなものが並列状態にある、というふうに捉える立場の人。

もう1つは、この世界は最後は1つの絶対的な価値に収斂していって、その体系の中に諸々のモノがちりばめられている、というふうに捉える立場の人。

この2パターンに分かれる。

後者の方が圧倒的に多い。」

この言葉ですね。

それはウィリアムの生きた時代も現代も変わらない事実でしょう。

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ウィリアム.ジェイムズ

やはり高学歴=勉強好きということにはならないのですね。

いくら日本が高学歴化しても、の世界を多元的に捉える人の数は相対的に変わらないようですね。

ですから、大学を卒業しても、ほとんど勉強しないし、本も読まない、そんな人がほとんどでしょう。

しかし、いくらひどい状態(と私が思っている)に向かおうとしても、他の人にとってはそうではない、ゆえに学生運動もデモもしない、という人のほうが多いということでしょう。

やはり直接自分の利害とかかわらないことについては、なかなか人は動こうとしないのですね。

しかし、それではいけないと思い、政治的な問題に限らず、身の回りにはいろんな問題点が絶えず浮上してくるわけですから、どんな問題点があるのかということを常にチェックして、その際に自分がすべきことは何かを考えて行動することは非常に大事と思いますから、その姿勢を崩さずに行こうと思います。

しかし政治的なことに無関心である人ばかりでは困りますね。

こういった文などを読んで覚醒してくれる人が少しでも多く出ることを私は望んでいるのです。

よき社会を望む人が多ければ多いほどいいのは言うまでもありません。

ある事柄についてあまり強い意見もなければ、特に信条もない。

よくわからないし、政治にあまり関心もない、そういう人が多いのが現代であるということでしょうか?

これは矢野暢氏の本でも書いてありました。

矢野暢氏いわく、

「シーラは力を失い、そしてカリブディスというしらけでもない。何か別の政治的な心理的状態がしたたかに芽を吹きだしていることは間違いない。」

ということです。 (特定のスケープゴートを求めたうえで裁きを加える、というのを「シーラ」といい、革命的な情熱が充分満たされなかったときにやってくる反動的な状態を「カリブディス」という)

佐伯氏がこの本でいわく、

「民主主義は突き詰めれば多数決による意思決定である。

しかし、多数が正しいという保証はどこにもない。

数を頼みにした「多数派の専制」ということにもなりかねない。

だから民主主義を理想的な政治制度などというわけにはいかないし欠陥をはらんでいる。

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佐伯啓思

ということですね。

非常に慧眼であるなと思います。

私も同感です。

やはり、いくら高学歴化しても、ウィリアムの言うように、この世界を多元的に捉える人の数はそんなに多くはならないでしょうし、社会にある問題点にいつも目を張って観察していける人や、いつも本を読み続ける人などは少数派ですし、大学を卒業しても、政治的な無関心層はいくらでもいますからね。

それは、やはり統計数字を見れば明らかです。

そういった人たちは、もっともらしい意見を聞くとそれだけで、その発信者のいうことをうのみにしがちで、その人を信じ込んで、その人が政治家ならば、その政治家の言動が一致してるかという吟味もしないのが普通です。

そういうことから鑑みて、やはり政治というのは少数のエリートによって行われるのが望ましいのは言うまでもありません。 ただし、その少数エリートが必ずしも正統なことをしているかどうかをチェックしていく姿勢も当然重要ですが。

政治的無関心層が昨今で多いのは、やはり多くの人が現状に満足しているからでしょう。

そうでなければそのことの説明がつかないはずです。

その状態では、昨今の民主主義はポピュリズムに陥り、人々の対立を煽り、社会の分断を広げる危険なものになりかねないと、いうオークショットの言を引用していますが、成程と思いますね。

さらに、現代はポストトゥルースの政治だといいます。

ポ ストトゥルースの政治とは、真実とは関係なく、票を獲得することだけが、目的になってしまっている政治のことをいうのだそうです。

消費税を上げるのがいいのか据え置くのがいいのか、集団的自衛権の行使を認めればいいのか禁じるべきなのかも本当の正解はだれにもよくわからないのです、と書いていますが、「ええっ?」と私は思いました。

社会科学を総合的に修めている佐伯氏の言葉らしくないな、ということですね(苦笑)

確かに、個別的に見るだけでは、よくわかりませんが、やはり総合的に社会を見渡している佐伯氏ならば、そういった判断はできないはずはないのに、と思わざるを得なかったですね。

集団的自衛権をめぐって、2015年の夏から秋にかけて、SEALsという団体が、

「国会内ではまともな議論ができていない。 与党自民党が多数を頼んで、強引に安保法案を通そうとしている。

それは民主主義ではない。 国会の外で、自由に意見を表明している自分たちの意見こそが本当の国民の声である。」

という声明を出していたようです。

これに対して佐伯氏は、

輿論(良識に支えられた)か世論(大衆的な情緒の発現である)かを見極めるのは難しい。

60年安保の時、国会前では、何万人もがデモをやっているときに、他方が後楽園球場でやはり何万人もが巨人阪神戦を見ていたとして、輿論はどちらにあったかを見極めるのは非常に難しい。」

という説得的な文を読ませてもらえました。

政治学を専攻していた私にとっては、どうしても、巨人阪神戦を見るよりも、デモに参加すべし!というようになってしまいますが(笑)、そういうことには無関心な人はやはり古今東西いるもので、そういった人たちを無理やり向かわせることなどできない話なのです。

しかしより良き社会を目指すためには、やはり政治的な関心が多い人がいいのは言うまでもないです。

そのために、そういう人が増えることを目指して発信しているのですが、果たして効果は…(苦笑)。

この本の中で、共和主義について紹介がなされています。

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共和主義とは、国の公共的な事柄を重視する政治であるということです。

全体を見渡すバランスのとれた能力もなく、自己の意見ばかりに固執する人では困ります。

私的な感情や利益を持ち込まれては困るのです。

それについて、佐伯氏は、

「誰にでもできることではありません。

一定の財産をもったそれなりの自覚を持った市民でなければならないのです。

それゆえ、共和主義はある種、エリート主義に接近する。

ということです。

私が望んでいるのは、こういった共和主義的な精神を持った人が多く出てくれることですね。

しかしそれが、時間がある人にとって可能であるとするならば、そういった有閑階級が昨今は増えているのだから、それは可能ではないかとひそかに期待しているのです。

日本には、大学は多くあり、書物はあふれているのだから、そういうものでいっぱい社会について勉強し、そういうことを行動に移せる人が出てくれることを期待しているのです私は。

そういった共和主義的な人が少ない社会においては、弁論術では、民衆の喜ぶことをいって彼らから拍手喝采を受けるための術に過ぎなくなります。

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そして、政治の目的は今ここで人々が欲しているものを提供するだけだ、という極めて即物的で現実的な政治観が跋扈することになります。

1人1人が価値を決めるのだとすれば、それを超えた価値はないのです。

本当に価値あるものを極めようとすれば、今眼前にあるものだけを見ていてはいけないのですね。 その内奥についての勉強をしなくてはいけないのは言うまでもありません。

そういう準備のない人には、本当であることを本当らしいことの区別が無意味になり、ロゴスを操る技術を駆使して真実らしく見せればいいのです。

「現実に存在するのは、1人1人の人間の主観だけであり、そこには人それぞれの事情がある。 そして価値の基準はそこにしかない。」

というのはカリクレスの言葉です。

そうではなく、自分の利害も大事にしながら社会全体の利害も考慮に入れて政治を見ていかなくてはいけないということですね。

今ここで人々の欲するものを提供し、人々にできるだけの自由を与え、人々に快楽を与えることが=政治になってはいけないと思うのですがどうでしょうか?

物事をよく知る人間たちが、時間をかけて対話を重ね、それによってようやく真理に接近できる、というのがシュトラウスの考えであったようですし、私も賛成です。

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多人数で議論するのは真理から遠ざかるのですね。

そんな国民を馬鹿にした…と言われそうですが、先に引用したウィリアム氏の言葉通り、この世界を多元的に捉える人が少数派なのはいつの時代でも同じでしょう。

だからといって、少数エリートに何から何まで任す、無批判でいいというわけではないことはお断りします。

やはり、常に少数エリートでもチェックして、そのいくすえを見ながら観察しながら、批判を加えていかなくてはならないでしょう。

その時に必要なのは、常に情報を仕入れ、知識も増し、全体を見渡しながら、自分の利害だけでなく公共の利害を考慮に入れながら観察していくという姿勢ですね。

そういう絶え間ない努力は非常に骨の折れる作業ですが、そういう人が増えてくれることを私は願っているのです。

決して少数エリート崇拝をしているわけではないのです。

最後に、民主主義を考えるにあたり重要と思われた佐伯氏の言葉を引用しましょう。

「選挙の票は、ただの数であって正しさではないのです。

次の選挙では、また票の分布が変わってしまうかもしれない。

100人の意見の分布がまた変化する。

その変化が正しいかどうかは相対主義からは何とも言えないのです。」

大勢がしているから、それはそれを支持する理由にはなりません。

大勢がしていることを一緒にすることでアドレナリンが出るのは間違いありません。

スポーツ観戦やコンサートを観戦する異様に興奮するのは、やはりアドレナリンが出るのです。

それで興奮して、これが正しいと思い込んでしまう。

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しかし、一歩踏みとどまってその内容を吟味し、矯正を加えるということは大事なのではないでしょうか?

大勢がしている、だから正しいということはありえないですから、その大勢に流されないで自分の頭で考える必要がありますね。

この本を読んで、民主主義とは何かということを深く考えさせられた気がします。

そういう思いにさせられる学者はそうそういるものではありません。

自分が生きている時代の民主主義について考え、自分は何をしていくべきかを考えることは誰しも重要でしょう。

ものすごい指針を得られたわけですが、やはりいろんな本を読んでいく必要があるでしょう。

その際に必要なのは、1つの本だけでなく、いろんな本をたくさん読んでいくことが重要でしょう。

決して一人の著者だけでは真理をつかめるものではないのです。

佐伯氏を私は大きく評価するものですが、決して佐伯氏だけを奉ずる佐伯教になってはいけないと思っています。

その他いろんな著者の本を読んでいくことをお勧めします。

多くの視点を持つためにいろんな本を読むに際し、まずは佐伯氏の本を読むことをお勧めします。

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その他、佐伯啓思氏の著作について紹介したページ。

『反.幸福論』

http://hair-up3times.seesaa.net/article/428518819.html?1445833705

『経済学の犯罪』

http://hair-up3times.seesaa.net/article/426540927.html?1442938996

『西田幾多郎』

http://hair-up3times.seesaa.net/article/409858456.html?1442739330

『従属国家論』

http://hair-up3times.seesaa.net/article/421835004.html?1442739703

『科学技術と知の精神文化』

http://hair-up3times.seesaa.net/article/418149998.html?1442739935

『正義の偽装』

http://hair-up3times.seesaa.net/article/396634159.html?1442740341

『貨幣と欲望』

http://hair-up3times.seesaa.net/article/375345171.html?1442740615

『日本の宿命』

http://hair-up3times.seesaa.net/article/356624758.html?1442740994

『自由と民主主義をもうやめる』

http://hair-up3times.seesaa.net/article/428055433.html?1445761232

 


【PR】EICOさんに学ぶ簡単な美脚ダイエット法!


 こんにちは!

つい先日、美脚ダイエットコーチで有名な
EICOさん『見たままできるDVDつきリバウンド率ゼロ! EICO式下半身やせメソッド』を読みました。

そこには彼女が、20キロのダイエットに成功した方法がつまびらかに説明されていました。

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     EICOさん

私は、これまで女性としてダイエットに興味をもち、いろんな情報商材や本に接してきましたが、やはりどの媒体でも主張されている内容は同じだと思います。


するべきことをつまびらかに説明し、してはいけないこともつまびらかに説明されています。


ただ、巷に売られているダイエット本とダイエットの情報商材との違いは、前者が方法だけを中心に書くのに対し、後者はその方法がなぜ良いのか?なぜこういうことをしてはいけないのか?をつまびらかに説明したうえで、それが上手くいかなかったらどうすべきかということまでフォローしている点が違いとして挙げれると思います。


そういうフォローを書いていない情報商材の場合もありますが…


個人的な経験論もふまえているので、必ずしも万人に共通的に有効とはいえない場合もあります。


そういうことは、個人によって差があります。


その方法ですぐにダイエットに成功する人もいれば、その成功者の何倍も時間がかかる場合もあります。


また、情報商材を読んだとおりに実行して成功した人もいれば、成功しない場合も当然あるのです。


そのギャップはどうすればいいかといいますと、その成功者以上に時間をかけて、情報にアクセスして自分に有効な情報を仕入れて行動していくしかありません。


その際は、「何故この方法がいいのか?」を科学的な後ろ盾をつまびらかにしてから行動していくべきと思います。


ダイエットに大切なのは、かかった時間ややった事の多寡ではなく、 「成功」という結果であるはずです。


私は、こういうモラルですから、すぐに成功した人も、そういう人の何倍もかけてようやく成功した人も両方褒めたいと思います。


EICOさん曰く、 「ダイエットは永遠に繰り返し続けていけるものでなくてはいけない」と仰っています。


その通りです。

今回紹介する、その本も、簡単なことしか書いていません。


それを実行してきたからこそ、彼女は20キロものダイエットに成功したのです。

そんな方法に興味のある貴女は読んでみては?

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