村上春樹の小説。
「神の子どもたちはみな踊る」というタイトルの中の短編小説。
約31ページの小説をイタリア語版で翻訳し、
習っているイタリア語の授業としてやってもらった。
それが昨年の12月から一年間掛かりようやく昨日終わる。
ここまで深くこんな短い小説を読み込んだことは今までかつてないだろう。
イタ語の単語の意味を、幾つもある適切な日本語に当てはめるため
想像力をフルに使って選ばねばならないから。
一文に対する思い入れが全然違う。
(そのために変な思い込み勘違い多々あり)
そして今日、本来の日本語版を30分で読んだ。
一行一行、ああそうだったなと感慨深すぎる。
読み返して笑ったのが
その小説の中で山の中で熊を恐れながらアレをする部分があり、
僕の翻訳は、熊に襲われ彼氏が手の施しようがない酷い状態に、、。
と訳したら。。。。
講師「彼氏とセックスをしている最中に熊に襲わると想像したら
こんな恥ずかしい死はないという意味ですよ。」と指摘され。。。
僕「え!熊に襲われるのでは?」
講師「最後まで襲われませんよー。」と一言。
僕「えー!(・・;)せっかく盛り上がってきたのに、、。」
こんな調子の大変な授業を付き合ってもらった講師には
感謝の気持ちが一杯です。
久しぶりに気分の良い達成感を味わえた。
最後に小説の終わり女性の締め言葉。
「でも、まだ始まったばかりなのよ。」と彼女は言った。
おしまい。
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