ミミズの足 Ver.2

クライミング、音楽、その他諸々日々の出来事を綴る

トフォーナ ディ メッゾ 3244m

2019年08月30日 | イタリア関係

Via Ferrata(梯子や鎖の道)は第一次世界大戦(Grande Guerra)中、

イタリアとオーストリアとの戦いにおいて戦略的に作られた岩壁の道。各所にトンネルや塹壕が残っている。

現在そのビア・フェッラータとして利用し山頂までの登山道を設けられている。

ステンレス製のワイヤーと壁に埋め込まれた梯子など公共的に整備されているようで、

点検管理がしっかりしている。ワイヤーの老朽化など無く不安が全くない

いつも思うのだが、イタリア人のこういう遊びに対して寛容な部分はとても羨ましい。

我が国では国立公園内にボルトの一本を打つことも許さない。ましてや世界遺産に登録された地では。。。。

コルティナ ダンベツィオでは約52のルートがあり、今後もあらたな道(Via)が作られているようだ。

 

4日目のルートは、ここコルティーナで一番最高峰であるTofana Mezzoを目指してみた。

この山は頂上まで街から3本のロープウェイを乗り換えれば、3000mまで上がることができる。

それを下山時に利用しようと考えている。

まずはプント アンナ 2731mを経由しトファーナへ。

約2300mまでリフトで上がり、スタート位置に立つ。

流石に3000m級の山々に囲まれると、すごい圧倒感がある。

リフト終点から取り付きを目指す。

 

岩とワイヤーを手がかりにし高度を上げる。眼下にリフトが見える。

 

前回のフェッラータ最高難度にも勝るグレードに感じる。

きっと1000m以上の高度感がそう感じさせるのか。

トファーナまでは標高差900mを登り切らなくては頂上に立てない。

 

スタンスが完全に切れいている。モーリエにとって足を広げても中々届かない

2、3回の空振りの後届いた。

 

PUNTA ANNA 2731mに到着。

 

トラバースでアップダウンを繰り返す。約2600m 

 

隣のトファーナ ローゼ 3243m こちらはフェッラータを利用しなくても登れるルートがあるようだ。

とても、歩いて登れるような山には見えないが、、、、。違う角度から見るとギザのピラミッドの

ようだった。

 

約2700mで登頂を断念する。この時点で12時だったが、頂上が雲で隠れていることと、

午後から雨の予報があったことも踏まえて決めた。

 

二番目のロープウェイが見える。

それを利用し下山した。

下りながらも、頂上に行けなかったことを少し後悔しながら。。。。

でも、少ししてから予想通り雨が降ってきたので、良い判断だったと自画自賛したmikiであったかな

これをもってコルティーナのフェッラータ登山は終わった。

 

4日間、なんとか天気にも恵まれビア・フェッラータを満喫することができた。

3000mまでは到達出来なかったが、ドロミティの山々を間近に眺めること出来たこと、

日本で考えていた以上に沢山の山が登れたことで、とても充実したイタリア旅行になった

色々な資料も手に入れたので、次回もドロミティかな

 

                                     miki記

 

 

 

 

 

 


ファローリア山でフェラータ

2019年08月29日 | イタリア関係

今日はお休みにするつもりが、天気の関係で(明日から雨予報)で朝に計画変更。

朝パスタを茹でてる最中ガスが使えなくなった

ここでアパートの話になりますが、このアパートは一階がリゾート向けアパート。

2階から上は普通のアパート。建てた当時、1階は物置か車庫だったらしい(推測)

外国ではバルコニーか庭で夕食を楽しみにしていたので、ちょっとガッカリ。

部屋自体は家具も台所もいかにも外国の部屋でステキなのだが、使い勝手に多少不便なところがある

元物置だから窓も少なく外側は鉄格子。前がゴミ置場だから開けるのもちょっと。しかも換気扇もない

ガスもどうやら後付けで取り付けたようだ。だからガスが使えないのは私たちだけ。

だけど、使い勝手の悪さは日本でも慣れている(大家さんゴメン、とても大好きなアパートなので

これからもヨロシク)。

それはさておき、mikiがフェラータでは難しさ最上級に行こうと言い出した。

最上級と聞くと直ぐにビビりの私だが、

miki曰く、一般登山者にとって最上級なのであって、多少クライミングしてたら問題ないよと。

何ちゃってでもどうにかなるってことで行ってみる。

ロープウェイ乗り場はアパートから歩いていける。

1本目のロープウェイを降りて、30分でフェラータ取付きへ。

 

最上級といっても赤岩4級or4級+位を登山靴で登るといった感じか。

スメアになるところやホールドが甘いところも結構有った。

要所要所に梯子があるのは有難いが、間隔が外国人サイズで広い。

 

 

 

 

 

 

1時間50分 フェラータを楽しみました。フェラータが有ればクライミングやらない人も岩登りが

楽しめるのになあ、、、、日本では無理か。

ガスはmikiが帰宅してから大家さんに電話してくれて、お陰様で夕方には使えるようになりました。

めでたしめでたし。ちなみに日本のアパートはガスは完璧です。何たって大家さんがガス会社にいたからね。

 

モーリエ記

 

 

 


クリスタッロ 3221m までは行けなかったけれど

2019年08月29日 | イタリア関係

当初は2本のゴンドラを乗って頂上付近のフェラータを楽しむのが目的だった。

2本目のゴンドラが断崖絶壁の谷間(ほぼ崖崩れ状態)を高低差700mを一直線に登って行く。

強風で途中何回も止まることもあるらしく、耐風の為か、カプセル型で2人ようやく入る程度らしい。

是非乗ってたいと楽しみにしていた

早速行ってみると、2本目のゴンドラの看板に閉鎖と書かれている

どうやら技術的に老朽化、、、、が原因らしい。

動いていた時の動画はここをクリック

1本目のゴンドラから頂上は断崖絶壁で一般ルートはないが、mikiがフェラータの資料をネットで情報収集し、かなり遠回りだが回り込んで稜線上に頂上に行けるらしい。

日帰りは無理だが、12時タイムリミットで行けるところまで行くことにした。

どんなフェラータルートかは分からない。少々不安もあったが行ってみることにする 

クリスタッロの裾野は殆ど崩れ堕ちた岩石で覆われて、石灰岩は白いのでまるで雪崩れた跡のよう。

日本なら立ち入り禁止のロープが張られ登山対象にはならないだろう。只、ここは自己責任の国。

裾野のトラバース斜面には石を積み重ねたレリーフが何個もあった。

後ろのパーティーをやり過ごしている。

なので今日はしっかり登山、一部フェラータ。1本目のリフトから登山開始9時〜15時半まで体力も使いました。相当ゆっくりだったけどね。

 

核心はフェラータではなく、下のトラバースかな。登りは砂地獄になったところもあった。

誰かさんのブログでは人気の山ってなってたけど、2本目のゴンドラ閉鎖で登山者は非常に少ない。

前の写真の尾根で時間切れ。(帰りのリフトが16時終了)

2700m付近でも風もなく全然寒くなく上着も着なかった。

ここでも短パン姿の若者達が元気に登って行きました。

一つのピークに到達できなかったけど満足。

 

 

 

 


ドロミティにやって来ました。8月26日

2019年08月28日 | イタリア関係

3年振りのイタリアです。今回は仕事を辞めてないので休みを駆使して9日間です。

なのでフリーはパス。短期間で何かを落とすなんて、とても出来ないし課題があると楽しくない。

それで今回はドロミティです。ロープウエィ、ゴンドラ、リフト使えるものは使って山頂に行き

そこでフェラータを楽しもうというのが今回の旅行目的。だから金は使っても体力は使わず。

千歳→香港経由で無事ミラノ到着。香港国際空港は滅茶苦茶広い。広いわりには案内表示が少なく(分からなかっただけか)移動に1時間近く要す。

ミラノから約400キロ、4時間半で東ドロミティの拠点コルティナ・ダンペッツオに到着。

ドロミティは夏と冬のシーズン以外はロープウェイも動いてなくホテルもほぼ閉館して静まりかえっている。

今はシーズン真っ只中、メイン通りは沢山の観光客で大変賑わっている。

そのせいか、物価も高い。

着いた日は食材とフェラータの道具購入とインフォで情報収集。なんか疲れて寝てしまう

2日目から活動開始。ラガツォーイピッコロ 2778m。登山口が約2000m。

ここは一般道と途中でフェラータ登りもあるコースがある。

初級コースとあってかハーネス、ヘルメット無しで登る人もいた。

 

赤線のルートを進む。

こんなワイヤーが危険箇所に付いていて、ハーネスから長ヌンチャクを2本を掛けながら前進。

 

ルートはとても整備されており安全に不安はない。

 

後ろのカップルはハーネス、ヘルメット無し。初心者ルートなので簡単だけど、ヘルメットくらいは被ってほしい。

彼らがすぐ後ろにいることもあり、落石に注意した。

頂上の稜線に上がったところ。

ラガッツオーイピッコロの頂上

超人気の山小屋ラガッツオーイと隣はロープウェイ。

 

ロープウェイでも登れるので山頂は沢山の人人人。山頂に上がってからも広い尾根筋を1キロ近く歩く。

風が吹かない限り寒くはないんだけど、長袖長ズボンは私たちだけ。殆どの人(全てといっていい)は半袖と膝までの半ズボン、短パンもいた。長ズボンは女性のスパッツ位か。

 

夜は同じ時季にドロミティ旅行に来ていて今日コルティナに入ったT平夫妻、鴨さん、M川さんと待ち合わせて晩餐。

T村夫人、英語ペラペラ。あれほど喋れるならどこに行っても怖いもの無しだね。

うちは旦那がイタリア語だけペラペラー?だからイタリア以外は行けない。

                                          モーリエ記 編集miki

 

 

 

 

 

 

 

 

 


リハビリの藻岩山

2019年08月20日 | 山登り

mikiが指をパキリ、私も先月末のトライ中に右膝をバキッ 半月板を痛めたようです。

右足で立ちこめない、正座できない、しゃがめない。ヒアロンサン注射が良いらしいが、

かなりの頻度で長い期間通わなければならないようで、、休みに病院通いは勿体なさ過ぎる。


それで、自己流リハビリ開始。この藻岩山はmikiが計画

前日30度だったが、幸い暑くはない。
今回はスキー場コースから登り旭山公園入り口におり、登り、出来たら慈恵会コースに行って戻ってくる.

要は3コースを登る予定でした。

Dz君の山岳会では同じようなことを羊蹄山でやっていたようですが、、さすが



mikiはボッカで15㌔分の水を背負う。
上りは兎も角、いつも下りは後ろから遅い遅いとせかされながらの登山だが、、
今回膝痛いせいも有るけどかなりゆっくり、、でも何も言われない。
しかも旭山公園の折り返しで、通称馬の背で休もうと言い出した。

どうやらmiki珍しくバテた様です。慈恵会コースは止めました。

miki家、登山は元旦の喜茂別岳以来、しかもいつもアプローチ無しの岩場ばかり。

秋には全コースやりたいそうです。一緒する方いませんか?
約10キロの行程だったけど、、2日経った今も二人とも、かなりの筋肉痛です。
でも、膝には悪化はなかったので良しです。 

 

スキー場コース登山口で空中で捕らえられたカラス。

最初はメスを巡る攻防か、縄張り争い?と思ったがもう1羽が黒くない、、、

鷲や鷹が此処まで来るとは思えないし、、、ハヤブサ???

大きさ的には大差はなく、、カラスが捕らえられるのはテレビでも観たことないから吃驚でした。

                         モーリエ記