ミミズの足 Ver.2

クライミング、音楽、その他諸々日々の出来事を綴る

烏帽子岳南西尾根ルート 敗退

2016年03月21日 | 山登り
そんなに魅力のある山ではないんだけど、先週のルートがイヤらしかったのと
地図を見ると今回のルート案外良いんじゃない
等高線ではそれほどシンドくないルートだと想像。さらにはこのルートの方が楽かも?
おまけに尾根に上がると終始見晴らしが良い筈と考え、先週に続き烏帽子岳を目指す


ルートは赤線通り。ここしか尾根に上がるところはないんです。
他は崖っぽくなってたり、金網が張ってあったりで唯一此所だけ。


さすがに釣りの車は一台もありませんでした。
帰りは1台有りました。

片側はずっと雪庇が張り出していました。

細尾根で木は多いし、ブッシュは多いし、小さなアップダウンも激しく
所々、木に掴まって登ったりと、とても快適な稜線歩きとはいえません。

主稜線に出て850辺りで、頂上を眺めて下山しました。
この先尾根がもっと細くなるし、地図上でも崖マークが所々あるので、
この調子なら無理というより、そこまで頑張る気力無し。
頂上直下は崖でした。


ミラーに向かって自撮り。また、同じことしてしまいました。

今月はもう来れないから、来月はもう無理かなあ。

烏帽子岳リベンジ初登頂

2016年03月12日 | 山登り
約ひと月前同じところを挑戦し、敗退した烏帽子岳を再度登った。
この山、冬に登るためにいやらしい頂上直下急登を登らねばならず、自分としては嫌いな山の一つ。
しかしながら未だ頂上を踏んだことがない山なので、自分にハッパをかけモーリエ、M馬さん、3人で向かう。


7:25発、10:30頂上、12:30下山。
春に近いこともあり、ほとんど堅雪でラッセルなし。前回林道登り1時間半だったのが、1時間で終わった。
コースの選定ライン取りは中々良かったように思う。前回の登った尾根の一つ奥を狙った。


軽い雪が5センチほど降ったようで、とても清々しい朝だ。


雪化粧した逆光の樹林がとても綺麗なので一枚。


神威岳と烏帽子岳のコルを登りつめ頂上を目指すが、これから斜度はどんどん増してくる。
疎林でもあるし、滑落を許させない場所に入る。


頂上直下ではスノーシューを外しツボ足向かう。
頂上の尾根に上がるため、雪庇の弱点までのカニ歩きトラバースを強いられる。
一番汗をかいた場所になった。


この場所は頂上尾根の手前だが、頂上には看板らしきものもなかった。

今回初めて登ってみて、ひと月前は敗退して良かったと感じた。
今日はラッキーなことに腐った雪の上に新雪が乗った状態で、ある程度粘りがありキックステップも容易であった。
この急登がひと月前なら、、、、、と、ちょっとゾーッとした。

ともかく今冬シーズンの心残りも解決し、満足な山行でありました。