自転車操業日記

自転車と組版ソフトについての備忘録。

後退

2017-08-14 22:37:37 | おじょうさま臨終記
10日は関西に弾丸出張。始発で出て,日付が変わる前に帰宅。おじょうさまはわりと元気だったらしい。

11日はあまりお天気は良くなかったけど,朝お庭を歩かせてみた。土の上だと歩きよいよう。少し離れた場所の明るい暗いもまだわかるみたいで,植え込みに頭をつっこみに行く。そしておしっこする。土の感触がわかるのかもしれない。いまはわんちゃん用のペットシーツをケージにしきつめて対応しているけど,ねこトイレ使ってあげた方がいいのかもしれない。

点滴。体重はひと頃に比べると増えて,2kgに戻せるかも,というところ。でも,きのうに比べると落ちていた。
おじょうさまの腎臓の数値は,おとしの割には良いのだそうだけど,「おとしの割には」であって万全ではない。うすいおしっこを何度もしてしまうので,水分が出てしまって脱水している状態だそう。ねこはお水を飲むのは上手ではなくて,長い時間ペしゃペしゃやっていても,のどに入っているのはごく僅かなのだそうだ。こくん,とのみこむ音はするのだけどね。
スポイトであげて,やっと5ccくらいとかやっているけど,その5ccをのむのも,ふつうならなかなかたいへんなのだろう。だったら,胃からお水を吸収するのもあまりじょうずではないのかもしれない。スポイトなら,ごきげんがよいときは10cc以上飲んでくれるんだけど。

12日朝から調子がわるい。前日点滴していただいたので,水分は足りていると思うのに,あんまりごはんを食べないし,お水も飲まない。後足が冷たい。つま先が上がらないようで,上手に歩けなくなった。筋肉が落ちてしまっているのだろう。雨なのでお庭歩行も試せない。
この日も点滴。このこは毎日点滴が必要,とのことで,おうちでできるようにと針の入れ方を教わったりした。
腎臓のわるいねこさんたちは,そうして飼い主さんに点滴してもらうことも多いそうだ。
皮を引っ張り上げて,皮下に輸液を入れる。おじょうさまはとても痩せているので,ちょっと難しい。本猫は痛くないらしいのだけど,やっぱり,カラダに針を刺すのはこわい。かなり気合いを入れて刺さないといけない。
今週後半は夏休みをとるので,その間毎日,点滴がてら練習に行くつもり。

13日,様子は変わらず。だるそうなので,お庭には出ず。
ごはんをあげる前にお水をあげることにする。
おうちとお墓のそうじ。お盆の用意。点滴には行かれない。
お墓の帰りに大きなペットショップに寄って,スープ系のねこごはん,栄養補助食品等を物色。
あちこち寄るので久しぶりにロードバイクに乗ったら,長時間ハンドルを握っていられなくなっていた。握力も上腕の筋力も落ちて,体重を支えていられないということだ。ダフネはダブルレバー変速なので,グリップ部分は細い。それを握っていられないんだから……。荻の葉でトレーニングしないとなあ。おじょうさまのあとあしもこんな感じなのだろうか。
それほど暑すぎず,湿気もそんなになくて,日陰に入るとすーっと涼しかった。たくさん汗をかいて気持ちいい。ずっと右足に違和感があったのも消えた。ちゃんと乗ろう。

食欲は少し出てきたようだけど,食べるのがへたくそで,だんだん面倒になるようだ。とはいえ,なめるタイプのフードはあまりお好きでない。わがまま娘。

けさは起きてすぐ,10cc以上お水を飲んだ。スポイトであげるので,ごくごく飲んでいるのがわかる。
ごはんも召し上がったけど,量は少ない……。
一進一退というけど,良くなる望みはたぶんないのだろう。楽に過ごさせてあげること,食べたいものを食べさせることしか,できることってないように思う。点滴は,やめればきっと辛いのだろうけど,何度もお医者さんに連れ出されて,針を刺されたりするのと,どっちがかわいそうなんだろう。
いまは,食欲があるうちは,と思ってる。食欲があるなら,少しでも筋力も戻して,歩けるようになればいい。歩くのは好きみたいだ。
ドライフードをおだしでふやかしてペーストにして,お好きな匂いのスープ系フードに合わせて食べさせる,というのをやってみよう。夏休み中に方法を確立できれば……。

ごはんが上手に食べられなくてこぼすから,お口の周り,胸のあたりの毛ががびがびになっている。毎朝お湯で拭くんだけど,キレイにはとれない。よだれも出ているかもしれない。体が冷えてしまうとマズいので,洗ってあげることもできない。
筋肉質でスレンダーで,ながくてまっすぐなしっぽで,エレガントに動いて「きれいなねこちゃん」と言われていたのが,見る影もない。がったがたに痩せてしまった。おめめも見えないので,無表情な感じ。
ただ,しっぽは相変わらず美しい。

ドライシャンプー的なものを見つけたので,少しずつ試す。












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