自転車操業日記

自転車と組版ソフトについての備忘録。

サイン本

2012-09-20 23:08:54 | 自炊
うっかりマーサ・グライムズの『五つの鐘と貝殻骨』を切ってしまった。これ,サイン本だったの。サイン会に行くほど好きな作家だったのに。これの前作だったかに,「逝ける王女のためのパヴァーヌ」のヴァイオリン編曲版にふれたところがあって,すきな曲だったからうれしくて,この曲が入っている日本のヴァイオリン弾きの小品集を,サイン会のときに贈ったのだった。パブ・シリーズはその後ハードカバーで出るようになって,アタシはミステリへの関心を失って,読まなくなっていったけど,どこか寒風が吹くような作風は今でも好きだ。シリーズキャラクターものによくある,べたついたなれ合いが少ないのもよかった。
で,サインの入った本扉のページとカバーの表紙部分を並べて,ちょっとクラシックな感じの額を買って額装してもらった。日焼けしづらいところにおかないといけないが,褪色していったらいったで,なにか感慨があるのかもしれないなとも思う。
as time goes byってか。

スキャンかけながら,タイトルと著者名,出版社,初版と買った本の刷数(およびその年度),値段なんかをexcelに放り込むこともはじめてみた。ISBN,ページ数,シリーズ番号なんかも入れればよいのだろうけど,ISBNは間違えそうだし。
そしたら数がはっきりするようになった。9月に入ってとったのが130冊くらい。300~400ページくらいの小説本が中心。新聞回収用にくれる袋にぎっちり詰めて1つ分。
まとめてやるより,毎日3冊くらいずつ,ちまちまやるほうが疲れなくていい。3冊ずつでも,1年やれば1000冊くらいになるわけだ。
スキャナにかける作業自体より,前処理(本の解体)と後処理(スキャンデータのページが飛んでいないかの確認)がたいへん……。

本のままとっておくのとリサイクルに出すのと,どっちがいいのかなとちょっと迷う。本のままとっておけば炭素を固定したままおいておける。リサイクルに出せば,他に利用されるかもしれないけど,同じように書籍用紙として使ってもらえるのだろうか? じきに燃やされてしまうのだろうか? 処分すればおうちのなかは片付くけど……。
ま,片付くって言ったって,本が占めていたスペースにほかのものが移動するだけなんだけどね。本棚にしていたスチールラックを2本解体して,かれこれ500冊以上処分したと思うけど,スペースが空いたっていう実感はあまりない。解体したラックも,結局お納戸とお台所に移動しただけだ。むだなものが多い家なんじゃないだろうか。

お休みの間にちょっとだけロードマンを転がしてみた。

足首を傷めたので自重していたのだけど,自転車こぐのは足首の力はあんまり使わないし,ひねったりもしないから,無茶しなければ大丈夫みたい。
ただ,へんな歩き方をずっとしていたせいか左脚だけ疲れていて,長く乗るのはまだむずかしいかもしれない。行くだけ行って帰ってこれなくなったらどうしようみたいな不安感がある。
足首はまだへん。あるくときつま先をちゃんと持ち上げ切れてないみたいで,つっかかる。だから,左だけくつのつま先に傷がついている。
夜になると少し腫れてくるし。
歩くより負担が少ないみたいだし,この週末から涼しくなるみたいだから,park & rideは復活させよう……。

おきもの熱再発したので,和服がらみの本をちょこちょこ読んでいた。いっぱい写真を見たらなんか満足感が。きれいなものを見たい欲が充足できてなかったみたいだ。和服のいいものはとても手を出せる値段ではないので,所有欲と離れているのもよいのかもしれない。いや,じつはおきものほしいなーと思ってサイトとかも見ていたんだけど,きれいな色とか模様をいろいろ見ていたら,物欲がすっきりなくなってしまった。
しかし,トシもトシだし,慶事用の5つ紋付きもつくっておかないといけないんだろうなあ……。


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