自転車操業日記

自転車と組版ソフトについての備忘録。

本日休業。

2012-11-09 19:06:10 | 泡沫
月曜日にギア落とせないダフネで帰ってきたら,ふだん使ってるロードマンが軽くて仕方ない!感じになって,リア1枚上げて調子に乗って回していた。が,これはだめだった。全身に筋肉痛が……。回復できなくて,疲労感もひどい。きのうなんか,帰りは這うような速度になっちゃった。
フトモモと腰回りだけじゃなく,上半身もだるい。上腕はよくあるとして,肩胛骨の下あたりが痛いのは,ゆかり買って3か月めに,春一番の中80km走った(10時間かかった。アキレス腱も伸ばした)とき以来じゃないかしら。われながら筋力ないな-。
天気予報で夜北風が強くなると言っていたので,今日はお休みにした。かえりの北風は向かい風になる。坂のぼれないよ……。

『権記』あたりから,なんでコイツらはこんなに先例に拘束されていたのだろうという気になって,同じ講談社学術文庫の『古代国家と年中行事』というのを読み始めた。『権記』の編者のひとが,行成がおくさんを亡くしたときの記事に,いついつ結婚して何年一緒にいてみたいなことをがかいてある,この時代に結婚記念日を覚えていた男がどれだけいただろう,みたいなことをあとがきに書いていて,専門家の人もこういう読み方をするんだな-と思ったりした。でも,行成の場合,結婚記念日がどうこうというのではなくて,単なる記録魔だったんじゃないかという気もする。職業病みたいな。それとも,漢文がわかる人には,そこに他の記述との違いとか,愛のようなものを感じ取ったりできるのだろうか。アタシは翻訳でしかよめないから,さっぱりわかんないけど。
『古代国家と年中行事』のほうは,ごりごりの専門書という感じで,なかなかとりつきにくい。こういうのって,書き手の呼吸に慣れるまでがちょっと骨だ。分野は違うけど,アタシがシゴトでやってる本も,こんな感じをもたれているのだろうかと思う。読めばおもしろいのは一緒なんだけどな。直接的な役には立たないけど,かっこつけて言えば,想像力の飛翔を助けてくれる。小説を読むことが他者の人生を生きることなら,学術書もおんなじ。誰が読んでもわかる論理で書かれている,という点では,小説よりはるかに親切なものと思うけど。
ま,アタシはゆっくり読むよ。本を傷めないうちに切っちゃおうかな。だらだら持ち歩いているから,カバーがだいぶくたびれてしまった。
『権記』は切り始めている。最近買って読み終わった本は思いついたら切るんだけど,厚い本はどうも勢いがないとやれないから,とびとびになってる。でも,こういうのとかは,データにして,クラウドとかiPadに放り込んでおくと,拾い読みできていいんだろう。古今新古今はさっさとやると生活に潤いが出……ないか。蕪村とか山頭火の句集はウレシイかもだけど。
アタシの分野の本はでかい(A5とか)のが多いから,ちょっとめんどくさいのよねー。
『自転車事故過失相殺の分析』はもとはB5で,iPadでは見開きで読むのはしんどいくて,1ページの表示で読んでる。でもデータにしといてよかったと思う。シゴトで使う人ならともかく,アタシなんかは拾い読みするような本なので。

Scansnapの紙送りのパーツ(パッドユニットという)はけっこう消耗する。紙をつかむ部分のゴム?パッドがすり減るの。ある程度減ると用紙送りのトラブルが頻発し出す。まず,紙に腰がない古い本で,2枚一緒に送ってしまうパターンが増える。それから,紙をつかむフェイズでリトライが増える。この状態を放置して待っていると,たまたまうまく遅れたときに,どこかに引っかかってページが裂けてしまうことがある(こういうときはキャリアシートに挟んでそのページだけ取り直す)。
ちょうどきのうあたりからおかしくなってきている。前回は4月に交換したから,月100冊ペースで,半年が限界という感じだろうか。Amazonさんにお願いしておいたので,週末は少し快適に作業できると思う。
しかし,月100冊で年間1,200冊か。来年いっぱいで片付くというか,めどはたつんだろうかね。スキャナは持つのかな~。
いま1970年代後半から80年代の本を切ってるけど,450ページくらいの翻訳ものの値段が480円とか。たまに最近のものが混じっていて,1000円近い値段を見るとぎょっとする。

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