お肉に、ご飯に、パン、アイスクリーム、氷・・・・ とそれほど大きくない我が家の冷凍庫は最近いつも満員状態。
そこで、「そろそろ食べないとなぁ~」と思っていた残り物のバゲットで、パン・ペルデュ(フレンチトースト)を作ることに。
残り物のバゲットといっても、8区にあるブランジュリー・コイエ(Boulangerie Cohier)さんのバゲット・トラディション。2006年に、バゲットコンクールでグランプリを獲得したバゲット。
ここのお店は学校帰りにちょうど寄れるので、よく利用してます。バゲットの値段は何処のお店も変わらないし、近所のバゲットより間違いなく美味しいので、ここで買って帰ります。
実は、お店に行くたびに「ケーキも美味しそう、買おうかなぁ・・・」と、いつも迷っている私。でも今の時期外は暑いし、日本みたいに保冷剤なんてものはないので、結局眺めるだけで帰ってきてしまいます。フランスのケーキのほうが日本より柔らかいようで、すぐに崩れてしまうから。
『Jean-Pierre Cohier』
270,rue du Faubourg Saint Honore 75008
メトロ:TERNES
さて、「パン・ペルデュ」とは?
直訳すると、「失われたパン!?」 なんだか乱暴な名前・・・・
バゲットの命は「焼成後3時間」といわれるぐらい、ちょっと時間が経ってしまったものは美味しくありません。
「ペルデュ」とは、「失われた」という意味のほかに、「駄目になった、変質した」などという意味もあるので、そう名前がついたのでしょう。それにしても、やはりちょっと乱暴なような・・・
(↑)だからパン屋さんは一日に何度も、朝、昼、晩と食事の時間に合わせてバゲットを焼く、というわけです。
パン・ペルデュの作り方はいたって簡単。
残り物のバゲット (しっとり柔らかいのがお好みなら、ブリオッシュや食パンで)
全卵 2個
砂糖 40g (今日の砂糖はヴェルジョワーズ、バニラシュガーを使用)
牛乳 200cc
バニラ (ビーンズ、オイル、シュガー、お好きなもので)
無塩バター
卵と砂糖を混ぜ合わせたところに人肌程度に温めた牛乳を加えてアパレイユを作り、2.5~3cmぐらいの厚さにカットしたバゲットを浸して冷蔵庫にしばらく置いておきます。
フライパンに、バターを溶かし、十分にアパレイユを含んだパンを並べ、弱火で蓋をし、じっくりと両面を焼きます。
お好みで、メープルシロップや蜂蜜、粉砂糖をふっていただきます。
アイスクリームを添えても美味しいです。
フライパンを使わず、オーブンで焼いて作ることも出来ます。180℃で20分ぐらい、様子をみながら焼きます。バターを使わない分ヘルシーかも。
(↑)美味しそうな断面に、パン・ペルデュにしてしまうにはもったいないような気もしましたが・・・
でも、出来上がったパン・ペルデュの美味しさに、「作って良かった(笑顔)。」
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