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埼玉県新座市のマンホール蓋(その1)公共下水道関係

2021-04-29 22:18:39 | マンホール蓋

※2021.04.29更新 画面サイズを小さなサイズに統一変更し、これまで撮った直近のマンホール写真まで整理し追加しました。

現在の新座市は、天平宝字2年(758年)、奈良朝廷は朝鮮半島から渡来した新羅人を武蔵野国 に移し、現在の新座市域に「新羅郡」を設置しました。 その後、「新羅郡」は「新座郡」に改称されました。
昭和30年に大和田町と片山村が合併したときに、この「新座郡」にちなんで、新町名を「新座町」としました。 その後、昭和45年11月1日の市制施行で新座市が誕生し、現在に至っています。

新座市は、首都東京から25km程の距離にあり、埼玉県の南西部に位置し、市のほぼ全域が武蔵野台地に位置します。南は東京都東久留米市、西東京市、練馬区と接し、東は朝霞市、北は志木市と三芳町、西は所沢市と東京都清瀬市に隣接しています。また、令和3年4月1日現在で、人口は16.6万人強、世帯数は7.7万を超えます。

市章は、新座のニとザをロゴタイプによって構成し、円の中心に向かって伸びている線はカナ文字のザを強烈に構造化し、無限にむかう新座市の可能性と発展を意味しています。(昭和45年11月14日制定)

市の花は「コブシ」、市の木は「モミジ」です。(昭和52年11月1日制定)(以上は、新座市HPより)

私は、新座市と言えば直ぐに「平林寺」と玉川用水から引かれる「野火止用水」が頭に浮かびます。平林寺は、臨済宗妙心寺派の寺院で、境内林は武蔵野の面影を残す雑木林として、昭和43年に国の天然記念物に指定されています。
また、旧中山道・板橋宿の「平尾の追分」から分岐する、川越城までの旧川越街道の宿場として栄えた「大和田宿」も新座市にあります。
   

前置きはここまでとし、次は公共下水道に係わる情報です。
新座市の公共下水道は分流方式を採用、埼玉県の荒川右岸流域下水道に接続し、和光市にある新河岸川水循環センターで最終処理され新河岸川に放流されています。

それでは、マンホール蓋の整理です。
最初は、新座市のイメージキャラクター「ゾウキリン」をデザインしたカラーマンホール蓋です。
こちらは、新座市役所の担当部署に展示されている二種類の汚水蓋です。
左蓋は日之出水道機器㈱、右蓋は長島鋳物㈱が製造する蓋のようです。
 
以下は、実際に設置されている蓋です。
いずれも、左は雨水蓋、右は汚水蓋です。
 
 
イメージキャラクターは、雑木林とせせらぎのある新座市をPRする為に2010年11月1日に誕生しました。
「ゾウキリン」は、ゾウのようですが、体の模様がキリンに似た不思議な生物です。「雑木林とせせらぎのあるまち新座」の雑木林を「ゾウキリン」と読み間違えてやってきて、その居心地の良さにそのまま住みついてしまったようです。(新座市産業観光協会HPより)

次もデザインマンホール蓋です。
上記以外に、市内では2種類のデザインマンホール蓋が設置されています。
一つ目は、市の木「モミジ」の葉を全面に散りばめたデザインマンホール蓋です。
こちらは、カラーの汚水蓋です。右蓋は、枠に模様が付いています。
 
以降は、ノンカラー蓋です。いずれの蓋にも枠に模様があります。
こちらは用途記載が有りません。

こちらは雨水蓋です。
 
こちらは親子蓋です。左蓋はΦ900,右蓋はΦ1200です。
 
こちらは汚水蓋です。
 

二つ目は、市章の周りを市の花「こぶし」が取り囲み、その周りを市の木「モミジ」の葉で囲んでいるデザインです。
こちらのカラー蓋は見付ける事が出来ませんでした。
こちらは雨水蓋です。
蓋の上部に耐荷重を表す数字(左蓋は「14」、右蓋は「25」)が表示されています。
 
こちらは枠に模様があります。

こちらは親子蓋です。

こちらは汚水蓋です。
蓋の上部に耐荷重を表す数字(左蓋は「14」、右蓋は「25」)が表示されています。
 
こちらは枠に模様があります。
 
こちらは親子蓋です。


次は、規格模様と呼ばれるマンホール蓋です。
最初は、JIS規格模様です。
こちらの蓋には用途記載が有りません。
  
こちらの蓋には、上部・下部に英文字表示があります。
こちらは上部に「M」の文字があります。

こちらは上部や下部に「M」、「PAT」の文字があります。
 
こちらはコンクリート枠があります。
 
こちらは雨水蓋です。
  
こちら汚水蓋です。
  

こちらは、中央が市章の代わりに「新座」の文字となっているかなり古そうな蓋です。
新座市は、昭和45年に誕生し市章が制定され、昭和49年度に公共下水道事業の認可を受けているようです。一方、新座町は昭和30年に誕生していますので、もしかしたら新座町の時代に設置された蓋なのかも知れません。
 

次は、亀甲模様の雨水蓋です。
こちらは、Φ900の蓋です。

こちらは、三か所をボルト固定した耐圧方式の雨水蓋です。

こちらはΦ900の蓋です。
左蓋は用途記載部が削られているようです。
 

こちらは、毘沙門亀甲模様の汚水蓋です。


次は、スリップ防止模様の蓋です。
こちらは、中央の市章の下部に用途表示の文字があります。
左蓋は「う(雨水)」、右蓋は「お(汚水)」と書かれています。
 
こちらのタイプは右下部に用途表示の文字があります。
左蓋は「うすい(雨水)」、右蓋は「おすい(汚水)」と書かれています。
 
こちらのタイプは右下部に用途表示の文字、上部に耐荷重量を表す「T-25」とその右側に長島鋳物㈱のマークがあります。
左蓋は「うすい(雨水)」、右蓋は「おすい(汚水)」と書かれています。
 
こちらのタイプは右下部に用途表示の文字、上部に㈱福原鋳物製作所のマークがあります。
こちらは汚水蓋です。

こちらのタイプは右下部に用途表示の文字があります。
こちらは汚水蓋です。


こちらは、コンクリート製の蓋です。
こちらの蓋には用途記載が有りません。

こちらは、中央の市章の下には「雨」の文字があります。

こちらは、インターロッキングブロック型の蓋です。
下部右側の円形の中に市章、その下に用途(「うすい」、「おすい」)が書かれています。
 

最後は、グレーチング(格子)型の蓋です。
いずれも、中央の市章の下に「うすい」の文字があります。
  

次は、小型マンホール蓋です。
最初は、マンホール蓋と同様のデザイン蓋です。
こちらは雨水枡の蓋です。
右蓋は、「おすい」の「お」の左側を削って「う」の文字にしているようですが、本当に雨水桝なのでしょうか。
 
こちらは汚水枡の蓋です。
こちらはカラー版です。

こちらは、ノンカラーの蓋です。
     

こちらは、もう一つのデザイン蓋です。
こちらは汚水蓋です。
 

以降は、規格模様の蓋です。
こちらは、亀甲模様の雨水蓋です。

こちらも、他の自治体で見られるタイプの汚水枡の蓋です。


こちらはグレーチング(格子)型の雨水枡の蓋です。
左右で蓋の上下が違っています。
 

こちらも、雨水桝の蓋です。
 

こちらはプラスティック製の蓋です。

最後は、こちらの蓋です。
こちらの蓋は、野火止5丁目内の公道と思われる道路で撮りました。中央に「TP」の文字はありますが、新座市を表す章や名称が有りません。
地元に住む感で、新座市内には凸版印刷㈱の工場があり、そして「TP」はトッパンを表しているのではと想像しました。
そこで、凸版印刷㈱広報部に問い合わせたところ、「TP」は同社が昭和13年頃から昭和39年くらいまで社章としていたデザイン文字と一致するようです。
ただ、工場敷地内の施設整備の一環としてマンホールを特別に用意したとい記録はないとの事で、蓋の正確な出自は判りませんでした。

次回(その2)では上記以外の上水道関係の蓋を整理してみます。


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