ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

「表裏源内蛙合戦」長かった~

2008-11-22 | 演劇

新聞の演劇評のように過剰な舞台でした。
過剰って、そういう意味だったんだ、と観終わって納得。
ネタバレあります。ご用心ね。

「表裏源内蛙合戦」
作 :井上ひさし
演出:蜷川幸雄
音楽:朝比奈尚行
美術:中越司
衣装:小峰リリー
出演:上川隆也、勝村政信、高岡早紀、豊原功補、高橋努、篠原ともえほか
Bunkamuraシアターコクーン 11月20日マチネ観劇


開演前の舞台には、衣装がずらっと並び、棚には小道具類がいっぱい。
40名もの出演者が、何役もこなすんだから、そりゃいっぱいよね。

舞台奥は鏡張りで客席が写っている。
蜷川さんの舞台では、何度もあったけど、
客席が見えるっての、ちょっと変な感じ。
でも、なんかうれしい。

スタートは前口上。
歌舞伎風でお堅いのかと思いきや、
始めの方からエロネタ満載。
同じ井上ひさしさんの「天保十二年のシェイクスピア」もエロネタ色々だったけど、
天保は大人(教養あるかも)系ネタ多かったのに比べて、
源内は中高男子生徒レベル。
最初は苦笑していたけど、いつまでたっても続いてるので、うんざり。
濡れ場も何度も出てきて、くどすぎます。

「長崎は今日も雨だった」も、ひたすらしつこく繰り返し、
イエイエ~って・・・何これ?で、劇場中みんな引いちゃってました。
振りつきで歌っていた上川さん、なんか、かわいそうだった。

センスがね、古い。
古いと思ったら、カットすればいいのにね。
ビシバシカットしたら、もっと良くなったのに(←ちょっとエラソー)

物売りが通る江戸情緒たっぷりなのは、よかったし。
腑分けの場面も迫力ありました。

それに、上川さんあんなにお上手でパワーのある方とは知りませんでした。
歌もうまいし、存在感あります。
せっかく上川さん出演だから、もっと見せ場を作ってほしかったな。

新聞でレベルを上げてほしいって、リクエストされていた勝村さんの歌、
びっくりするほど上手くないけど、普通じゃない?
勝村さん笑いの間とか、うまい。
後半の長~い台詞もお見事でした。パチパチ。

4時間は・・やっぱ長い。
源内のすべてを見せたいのはよくわかりますけど、
カットするところは、しなくちゃ(←またまたエラソー)
3時間くらいで展開をスピーディにしたら、良くなりそうな気が・・・

あの・・・井上先生、大丈夫?
次の「ムサシ」心配になってきましたよ。
せっかく藤原竜也くん主演なのに・・・

竜也くんの歌も気がかり(←親です)だというのに、色々心配の種、山積です。
・・・ん?あんたは関係者か?
はぁ~

井上センセ、「ムサシ」はスピーディーにお願いしますよ。
劇場も与野本町ですから、お家は遠いんですよ~
すごく楽しみだけど、心配も大アリだ~
ふぅ~

源内のみなさん、お身体に気をつけて、
長丁場、頑張ってくださいね