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ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

「プリンセストヨトミ」おもしろかったよ

2011-06-27 | シネマ
万城目学さん原作の「プリンセストヨトミ」、
なかなかおもしろかったです。

原作読んだ時から、映画化したら、おもしろいだろうなと思ってました。
ポイントはチャンと押えてましたね。

会見検査官の三人、堤真一さん、綾瀬はるか、岡田将生さんのトリオがイイ味出してます。
岡田くん、堤さんとのお芝居でも負けてませんでしたね。
パチパチ・・・

大阪のエネルギー感の表現がエレベーターのおばちゃんの迫力、
というのは笑えました。
大阪の方って、喫茶店とかレストランでは、
それぞれみんな、同時に喋ってるって感じ。
エネルギッシュですよ。

大阪府庁を埋めつくすエキストラ、びっくり。最高ですね。
やっぱり大阪すごいわ。

綾瀬はるかちゃん、昨日の「JIN」とはぜんぜん違うキャラ。
昨日もよかったけど、こっちが地なのかな、と思えるような自然さ。
誉めてますよ。もちろん。

堤さんもさすがの存在感。
まわりが、中井貴一さん、笹野高史さん、江守徹さんなどでがっしり固めて。
あと「鹿男あをによし」つながりの玉木宏くんチョイ役出演も楽しい。

プリンセストヨトミって、淀君の子孫だよね。
で、大河の宮沢りえちゃん似のお嬢ちゃん希望。
本人特別出演者でも、オッケー。
・・・って無理だよね。
はは・・・

おもしろかったけど、ラストがちょっともたつき感ありで残念。
父と息子のエピソードとか、もろもろは軽く飛ばして、
ダーッと突っ走ってほしかったな。

それにしてもお好み焼き、おいしそうでした。
大阪に行ったら、食べなくちゃ~
ふふ・・・









「英国王のスピーチ」よかった~

2011-04-15 | シネマ
「英国王のスピーチ」やっと観てきました。
すごくよかったです。

第83回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞を受賞した作品。
国王ジョージ6世(コリン・フォース)が、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)により、
吃音を克服する実話に基づいた話。

出演者が男2人をはじめ、妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)子どもたち、
すべて文句のつけようのない演技。

王室ってどんなんだろう、っていう好奇心も満足させてくれます。
普通の家庭とそんなに変わりはなさそうだし、
王妃の衣装はなんだか地味。

王が幼年時代、左利きやX脚の矯正をさせられ、
乳母にまで虐待された告白には、ちょっと涙が出てきました。

ライオネルの前でするラジオの生スピーチ。
英国がドイツに宣戦布告し、国民に団結をよびかけるもの。
初めはおどおどだったけど、スピーチの終りにはすっかり王としての自信と威厳に満ちて。
フォースの演技に拍手です。

それにしても、国民によびかけるのが、開戦のスピーチというのが、
ちょっと複雑な気分だけど・・・

スタンダードで大感動作。
オススメ~です。

2011年の日本は、地震や津波や原発の放射能汚染で弱気になってます。
ジョージ6世みたいに、国民を力付けられるスピーチを。
どなたか・・・お願いしますね~






「しあわせの雨傘」オススメ~

2011-01-10 | シネマ
カトリーヌ・ドヌーブさまの魅力にダウンした映画でした。
監督はフランソワ・オゾン。

「スイミング・プール」のオゾン監督が大好きだったけど、
これは、ほのぼの路線かな。

専業主婦の社長夫人が夫の急病で社長になり、会社を立て直して行くというストーリー。
こういう時、日本の奥さんなら髪ふり乱してのイメージ。
フランス人は違います。
労使交渉の場に、ピンクの花柄のドレスで乗り込むんだもんね。

フランス人のラブラブネタには笑ってしまいました。
いかにもフランス人。
刺青トラック運転手が、デレデレになっちゃうのもおもしろかった。

ドヌーブさんオキレイです。
さすがに年相応にふっくらされてます。
でもね、ふっくらも魅力的なんだと思いました。
あ、これって個人差ありです。きっと。
脚細いし、ハイヒールがお似合いだもんね。

冒頭真っ赤なジャージでジョギング。
ドヌーブさ~ん!びっくり~でした。
マネージャーだったら、ゼッタイ引き留めた、のシーンだったけど、
ラストまで見て納得でした。

映画館ほぼ満員でした。
中高年カップルが多かったけど、若いカップルにもオススメよ。
フランス語の勉強にもよさそう。
オススメで~す






「東京島」観たよ~

2010-09-01 | シネマ

家にいても暑いばっかりなので、映画を観ることに。
9月1日はファーストデイ、お得でかなり賑わってました。

観たのは「東京島」
主演は木村多江さん。共演には窪塚洋介さん、福士誠治さんほか。
監督は篠崎誠さん。

桐野夏生さんの原作が大好きだったんだけど、
桐野さんの圧倒的なエネルギーを表現するのは、むずかしかったみたい。
でも・・・まあまあおもしろかったです。

木村さん頑張ってられたけど、ちょっとキャラが上品だったのかな。
出演者もみんな小綺麗で、シャワー浴びてきたところです、みたいな感じ。
もっと雰囲気も目付きも、ギラギラしてほしかったです。

超激しくて突き抜けたの希望だったんだけどね。
この暑さを吹っ飛ばすような、のけぞり感があると・・・
期待し過ぎか。

あと無人島の話なのに、きれいな海とか波の映像、あまり出てこなかったですね。
ちょっと残念。

ラスト原作ではどうだったか、すっかり忘れてたので、本屋に行きました。
3軒目でやっとみつけて、立ち読み。
原作通りなんですね。
納得、だけど映画の方がキレイ過ぎのような気がしました。

木村さんが写ってる文庫本、けっこう売れてるんですね。
無人島物って、暑い夏にぴったりの雰囲気。
メデタイことです。

それにしてもエルメスのスカーフ、何枚もあって・・・キレイでしたね。
・・・お姑さま的目線か。
はは・・・





「告白」コワイです

2010-06-21 | シネマ

松たか子さんの「告白」観てきました。
コワイですねぇ~

原作は湊かなえさんのベストセラー。
はい、読みました。おもしろかったです。

監督は中島哲也さん。
映画も連続1位のヒットらしいです。

低い雲に覆われた校舎が、イイ感じです。
雨のしぶきなど、ハイスピード撮影でとてもきれいに撮影されてます。

話は原作通り。
もう少し変えてあるのかと思ったけど、イメージも大体同じ。
というか、あまりにも原作通りのことを正直に画像にしているので、
観客は想像力がいらない、って感じ。

客席は高校生が大勢観にきてました。
若い人相手だと、わかりやすい画面で描かないと理解してもらえないのかな。
これ、想像力で補ったり、
イメージを刺激されたりという作品になりそうな感じだったのに。

いじめや学級崩壊の暗い感じがあるはずなのに、生徒たちは底抜けに明るい。
その作りものの怖い状態が、リアルに、でもあっからかんと表現されてます。
あまりに淡白に表現されてるから、誰にも感情移入できない感じ。

こういう乾いたスタイルが監督の好みなのかしらん。
そのわりに、流れる血が何度も出てきたけど・・・

学校では皆と同じように行動しなければ、仲間外れになっていじめられる。
標的にならないように、ひっそり息をひそめて・・・
そういうのがイマの現実らしいです。

ベースにそういう状況を感じていたら、
教室の場面も、違う受け止め方をするのかもしれませんね。

最近観た映画の中では、
めずらしく観終わって爽快感ゼロの映画でした。

観終わって気分よくないけど、
観た若い子たちが、いろいろ感じ、考えてほしいと思いました。

松たか子さんは、舞台ほどぞぞっとはこないけど、
やっぱり素晴らしいです。
木村佳乃さんもふっきれた演技で、ちょっと見直しました。
生徒たち3人も、生き生きと演じていてすごくよかったです。

若い人たちに観てほしい「告白」
怖いものみたさの人にも、オススメ~





「シャ-ロック・ホームズ」観ましたよ

2010-03-20 | シネマ

「シャ-ロック・ホームズ」本の名探偵のイメージとは大違いでした。
ネタバレあります。よろしく。

監督はガイ・リッチー。
ホームズは、ロバード・ダウニー・Jr。
助手のワトソンにはジュード・ロウ。

知的なホームズが、パイプの煙をくゆらしながら、
謎解きをするという、のんびりムードではなく、
ホームズ、ワトソンのイケメンコンビが大活躍をする、
アクション全開のアップテンポの映画でした。

それにしても格闘技をするホームズなんて想像もしなかったな。
予告編見ると映画館でつまらなくなるので、出来る限りパス。
ドッキリシーンが多くて大成功、よかったです。

推理は冴えるし腕力もすごいホームズと、負けじと強いワトソンくんの敵は、
誰かと思ったら、死んだのにお墓からよみがえる強力なヤツ、
世界征服の野望を持つ、ブラックウッド卿(マーク・ストロング)。
ドラキュラやらせたらぴったりという感じ。
冷酷そうなキツイ目がけっこう私好み。

バトルの舞台も、けっこう効率的な工場やら、
非効率的そうな造船所や、建設中のタワーブリッジも出てきました。

「カイジ」の鉄骨渡りをやるんかい?と、
一瞬カイジの藤原竜也くんの顔が、フラッシュバック。
ひとりでテンション上がっちゃいましたけど、結局やらなかったね。
残念。

ダ・ヴィンチ・コードのテンプル騎士団(だったかな)とか出てくるし、
最後のガラス風の円筒形の容器もダ・ヴィンチ・コードそっくり。
お墓の中から蘇るのは、ドラキュラだし。
いろいろパロってるのかな。

身体のやたらデカイ、腕力だけの悪役がフランス語を話すのもなんかおかしい。
フランス人をバカにしてるのか、あるいはフランス公開を見込んでのことかな・・・
とか本編より他のことが、観ながら気になりました。

あと爆発シーンのバイオリン、ジプシーっぽい哀愁をあびたメロディがステキ。
ホームズもバイオリンを手にしてるけど、弾くことはなく、
指ではじくスピッカート(かな?)だけ、
練習時間がなかった・・・のかな。

19世紀のころのロンドンの街並みも興味深かったです。
全体のトーンが渋くて、血がドバッと出てこないのもよかった。
女性もやたら色っぽい人(レイチェル・アクアダムス)が登場します。

首吊りシーンが何度も出てくるのは、ちょっと趣味悪でした。

ラストは続編ありの雰囲気。
どうせなら、ドラキュラで作ってほしいです。
リッチー監督、どうでしょう~




「ゴールデンスランバー」辛口です

2010-02-08 | シネマ

「ゴールデンスランバー」おもしろかった~けど・・・
もう一度青春、みたいな映画。
山南さん(違った堺さんだ)のカッコよくない逃げっぷりがナイス。
ネタバレしてます、お気をつけてね。

「ゴールデンスランバー」
作:伊坂幸太郎
監督:中村義洋
出演:堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、柄本明、貫地谷しほりほか


舞台は仙台。
首相が凱旋パレード中に暗殺。
宅配ドライバーの青柳(堺)は、なぜか首相暗殺犯として警察に追われるはめに・・・

堺さんのトホホ感が、最後までイイ感じ。
出演者も豪華です。
チョイ役でも有名人多数出演してます。

お父さんの伊東四朗さんに、うるっとしちゃいました。
通り魔事件の犯人キルオの濱田岳くんが、
原作のイメージぴったりで、うれしかったね。

でも伊坂幸太郎さんの原作ファンとしては、イマイチ納得できないね。
青柳を犯人に仕立てる権力の怖さが、もひとつ感じられない。
何故青柳が逃走しなければならないか、その原因がどっかに消えちゃって、
友情万歳みたいな話にすり替えられてしまっている。

原作にあった、監視カメラ絡みも言葉だけで、さらっと流してるし・・・
マスコミ批判もアメリカン。

楽しく見終わって、そのあと現実社会と照らし合わせて、
ぞぞ~っと怖くなるのがベストなんだけどな。
それが足りない。というか感じられなかったのが、スゴク残念。

本を読まずに映画を観た人たちは、
おもしろかったね、逃げられてよかったね~
だけで終わっちゃいそう。

中村監督、もっと辛口に仕上げて欲しかったね。
映倫とか権力方面(ん?)に目をつけられてもいいから・・・

原作がと~ってもよかったので、ついつい辛口になってしまいました。
悪しからず・・・

香川さん「カイジ」で名演技でしたが、ここでも大活躍でした。
あ、貫地谷さんも・・・
ふふ・・・







「のだめカンタービレ 最終楽章前編」観たよ~

2010-01-08 | シネマ

ずーっと行きたかった「のだめカンタービレ」やっと観てきました。
おもしろかった~

前編はのだめちゃんより千秋くん重視、というより音楽が主体。
オーケストラやピアノやら素晴らしいクラシック音楽が、
映画全編にほとんどずーっと流れてて、もうそれを聞けただけで、
幸せ~な気分になりました。

玉木宏くんの指揮者ぶりもすっかり堂に入って。
指揮者の演技してるとは思えません。
本物の指揮者ですよ。

のだめちゃんはそんなに大活躍してません。
と言っても、ひっくり返ったり飛んだり。
のだめパワーは健在。

あとアニメが結構入ってました。
変態の森の動物たちも大勢出演してきて、
旧友に出会ったみたいで、うれしい。

モンサンミッシェルの絶景と、のだめとアニメのコラボでは、
度肝を抜きましたね。

のだめカレーの鍋から毒とか何とかの漢字が沸いてきて、
ここツボでした。
笑いましたよ。

あとねパリのきれいな街並みが映って嬉しかった。
大好きなサンマルタン運河やセーヌ川岸もたっぷり。

見終わって、とってもハッピー気分になった「のだめカンタービレ」
超オススメ~



映画のチラシゲット

2009-07-12 | シネマ

「愛を読むひと」をみに行ったときに、チラシゲットしました。
「TAJOMARU」と「カムイ外伝」。

「TAJOMARU」は、小栗旬くん主演。
タジョマルって、昔の映画「ジュマンジュ」みたいに、
なんかのオマジナイの言葉かと思ったら、多じょう丸って名前だって。
じょうは、パソコンで出ないから、映画館で確かめてね。

                 

「カムイ外伝」は松山ケンイチくん主演。
原作は白土三平さんの漫画ね。
脚本は宮藤官九郎と崖洋一さん、
監督は崖洋一さん。

どっちも、9月公開。
どっちも面白そうね。

それにしても、藤原竜也くんの映画「カイジ」も、
10月10日公開なのに・・・
そろそろ宣伝よろしくね。
チラシもよろしく~




「愛を読むひと」オススメ~

2009-07-10 | シネマ

観たかった「愛を読むひと」やっと行きました。
タイトルからナイスで、公開終盤にもかかわらず、かなりの人気。
女性客がほとんど。
今日は1000円のサービスデイのせいもあって、
賑わってました。

ベルンハルト・シュリンクのベストセラー「朗読者」が原作。
監督は『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー。

ヒロインのケイト・ウインスレットさんは、
アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞。
「タイタニック」よりふけたけど、ステキでした。

新聞の宣伝文句は
「この愛はきっと、どの作品も超えられない」
で、究極の純愛、らしいけど・・・
いっぱい泣ける純愛ドラマとは、とても思えませんでした。

ナチス・ドイツの戦争責任は、どういう裁判で裁かれたのか、
とか、日本ではどうだったのか、とか、
いろいろ考えさせられる示唆にとんだ映画でした。

マイケルがゲットー(ユダヤ人収容所)に行って、
殺された人たちの靴が山と積まれた側を、
歩いている場面で、ぞわっと鳥肌だってしまいました。

生き残ったニューヨークのユダヤ人女性が、
いかにも、らしくて、笑えましたけど・・・
その後の、ブリキ缶を置いたそばに飾ってあった家族写真がナイスでした。

娘と行った、お墓参りのラストシーンは、
ちょっと余計な感じしたけど・・・

原作まだ読んでいないので、
読んだら、もっといろいろ感想も変わるかもしれません。

それにしても15歳のドイツ人って、体つきは大人ね。
っていうか若おっさんみたい。

マイケル役のデヴィッド・クロスは当時17、8歳だったのかな。
藤原竜也くんの身毒丸とは、えらい違いだわ・・・
う~む・・・

「愛を読むひと」17日までらしいけど、
オススメです




「MWームウー」観たよ~

2009-07-06 | シネマ

今日は気分転換に、美術館と映画館に行きました。
雨なのに、いきなりやる気になるヤツ。
はは・・・

でも「愛を読むひと」が観たかったのに、時間が合わなくて、
急遽「MWームウー」を観ちゃいました。

原作はあの手塚治虫さん。
監督は岩本仁志さん、
出演は、玉木宏さんと山田孝之さんほか。

玉木くんが初悪役の非情の殺し屋。
玉木くんカッコいい、細い。超細い。
藤原竜也くんと同じ位の細さでした。

玉木くんも、もうちょい食べなくちゃ~
危険ラインですよ。
映画観ながら、こんな心配してるなんて・・・
トホホです。
はぁ~

わりとおもしろかったです。
でも見終わって爽快感なしで、ちょっと残念。
エロはないけど、グロは結構あり。

カメラも手持ちの映像が多くて、ちょっと船酔いしそうだった。
360度ぐるっと映すのも何度かあって、なんか飽きちゃうな。

題材はおもしろいから、
もうちょい、シャレタ感じに作って欲しかったな。
なんか、テンポもイマイチ。

玉木くんに比べて、山田くんダサモード全開だけど、
そろそろカッコいい系に転向オススメ。

石田ゆり子さん死に顔がきれいでした。
身毒丸のお父さん、品川徹さんも大物政治家役で出演。
身内が出てるみたいで、ちょっとうれしい。

カッコいい玉木くんを見たいなら、オススメ~


「少年メリケンサック」

2009-03-17 | シネマ

観てきました「少年メリケンサック」
宮崎あおいちゃんのはじけっぷりが楽しかった~

監督・脚本:宮藤官九郎
出演:宮崎あおい、木村祐一、勝地涼、佐藤浩市、ユースケサンタマリアほか

レコード会社のOLかんな(宮崎)が見つけたパンクバンドのライブ画像は、
25年前のものだった。
でも、ネット人気からライブツアーが組まれ、
中年バンドが復活して・・・

過去の栄光は取り戻せるのか、挫折の果ての友情と涙の物語。
・・なんていうお涙頂戴にならないのが、さすがクドカンでした。

公開から1ヶ月以上たってるのに、かなりの入りでした。
男子中学生らしき団体や女子中高生がいっぱい。
もう春休みなのかね。

でも、この映画、子供向けじゃなかったですね。
クドカンが、ちょっと疲れた中年へ贈る応援歌でした。
クドカンってその世代の気持ちまで、よくわかるらしい。

もっと軽く大笑い、バカ乗りして、ハッピーエンドかと思ったけど、
意外に真面目な視線で、現実が描かれてます。
これって時代の気分に沿ってるのか。

すべてが解決して、皆が簡単にハッピーエンドになれるわけないけど、
人生はあきらめちゃダメよってことかしら、ね。

宮崎あおいちゃんのコメディエンヌぶりが見どころ。
これ「篤姫」の合間に撮ってたそうだから、
あおいちゃん、タダモノではありませんね。

かんながバンドと一体化した感覚じゃなくて、
距離をおいて、冷静に彼らを見ている目線がなかなかエライ。
これまでの、べったり熱血女子応援物では、ないのね。

勝地涼くんのトホホな歌に、なんか癒されちゃいました。
あと、牛丼屋さんの「たつや」にも、わたくし反応・・・
はは・・・

「少年メリケンサック」中高年の方にもオススメですよ


「チェ 28歳の革命」観ましたよ

2009-02-09 | シネマ

映画「チェ 28歳の革命」観にいきました。
あの演出家、蜷川幸雄さんが藤原竜也くんに読むようにといった、チェ・ゲバラ本。
なんで、チェ・ゲバラ?とず~っと思ってました。

わたしも本読まなきゃ・・・でも、なんだかメンド~でパスしてたんですけど、
ちょうどぴったりの映画が。
それもけっこう評判イイらしい。

でも、イマドキなんでゲバラ?
・・・だったけど、観終わって納得しました。

映画は「チェ 28歳の革命」が第1部、第2部は「チェ39歳別れの手紙」
20世紀最大のカリスマ、キューバ革命の英雄チェ・ゲバラを
ベニチオ・デル・トロが熱演してます。
カンヌ映画祭男優賞受賞だそう。
監督はスティーヴン・ソダーバーグ。

革命成功後のインタビューや国連での演説の間に、
そこまでに至る地道な日々の積み重ねが挿入されて、描かれます。

革命って、大声上げて、旗振って、カッコいいものかな。
と思ってたけど、とんでもありませんね。
キューバの山中の道無き道を行き(サイパンとかの日本軍もこんなのか)
敵がいたら身を隠し。
地元の住民を説得し。
ラスト以外は銃撃戦もなんだか細々して、華々しくもなくて・・・
まぁ、革命に限らず、何でもそうなのかな。

国連での演説シーンには、胸打たれました。
トロさん、熱演です。
言葉は違っても、熱意とか志とか、伝わってきました。
う~ん、日本にもオバマとかゲバラとか、出現しないんでしょうかね。

ゲバラのセリフに読み書きができなきゃダメだ、
なんていうのがあったけど、
どこぞの国の首相に言ってほしい、だったね。
まぁ、字が読める読めないとは違う次元の問題だけどね。

これ、超オススメ。
今日行った映画館は13日限りでしたけど。
続きの「チェ39歳別れの手紙」も観なくっちゃ~




「K-20 怪人二十面相」おもしろかった

2009-01-06 | シネマ

「K-20(TWENTY)怪人二十面相・伝」みてきました。
おもしろかった~

出演は、金城武さん、松たか子さん。
それに仲村トオルさんが、名探偵・明智小五郎役。
監督・脚本は佐藤嗣麻子さん。

怪人二十面相対明智小五郎、時代設定も1949年。
レトロだけど、東京タワーらしきのも建ってるし、デカイビルもあるし、
ちょっと不思議な街、帝都が舞台。

第二次世界大戦がないという設定。
その時代にしては、おかしなとこ色々見つかるけど、
まぁ、それはパス。

格差社会問題とか、ちょっとだけ問題提起してたけど、
娯楽映画ですから、そんなに深くは突っ込みません。

ちょっとだけ、ネタバレしちゃえば・・・
怪人二十面相史上、最高にとんでもないヤツが犯人でした。
でも、わたしは、はじめっから怪しいと思ってましたよ。
・・って、ただ男の好みで、決めてるだけ、なんですけど・・・

松たか子さんが、本当に楽しそうでした。
アクション系がお好きなのかな。
舞台「SISTERS」のシリアスなのより、演じてて面白い、とかかな。
それに、金城さんイイ男だし・・・
うふ・・

金城武さんの身軽さには、びっくり~
どこまでを生で演じてるのでしょうか。

あれこれ詮索しないで、素直に楽しむ映画。
カッコいい男と華族のお嬢様に、なりきっちゃって観れば、
もっと楽しいよ~
ふふ・・・




「プラダを着た悪魔」

2008-12-28 | シネマ

今日のWOWOWで放送の「プラダを着た悪魔」
何気にチャンネルを回したらやってました。
それなりに忙しいもんで、最初ちょこっと見て、あとは録画。

夜に録画を見たら、けっこう面白かったです。
アン・ハサウェイが、最初はダサダサ。
でも、すぐ~に垢抜けてきて、
プレタかなんか知らないけど、ドレスをとっかえひっかえ。
よく知らないけど、みんな有名デザイナーのものなんでしょうか。

やたら窮屈そうだけど・・・
あの業界は、あれが普通なのかしらん。
着ていてらくちんが一番、なんてのは、わたしが、
おばさんモード突入してるから、かな。
トホホ・・・

太ってるという設定らしいけど、いやいやトンでもありませんよ。
スタイルいいし、ロングのストレートヘアもカッコいいし。
しっかりメイクもお似合い。

アメリカ映画にしては、拳銃出てこないし、
ビルも車もぶっ壊さないし、平和なお話でした。
それに、ちょっとシャレてましたね。

パリの風景やシャンゼリゼのライトアップも出てきて、
ちょっとうれしい。
シャンゼリゼは新型ブルーの発光ダイオードじゃなくて、古いタイプでした。
やり手の女性編集者のパリのホテルが、
リッツでなかったのが、ちょっと残念~

師走の忙しい時に、夢にあふれた楽しい映画でした。
さぁ、大掃除~