本屋大賞受賞の湊かなえさんの『告白』
さすが受賞しただけあって、おもしろかったね。
一気に読み終えました。
早くこの先を知りたいよ~
途中でやめるなんて、絶対できないよ~
パターンでした。
これから読む方、読み始める時間を考えることをオススメしますね。
わが子を殺された女教師が、犯人の自分のクラスの男子中学生たちに、
復讐するという内容。
暗~いです。
だが、2人の犯人や同級生、犯人の母などが、
章ごとに述べる一人称での告白形式が、
視点が変わって、とてもおもしろい。
内容もいじめやHIVや教育、母子関係などけっこう濃い内容で、
考えさせられます。
そして、結末はというと・・・
う~ん「ムサシ」を書いた井上ひさしさんのテーマは、
復讐の連鎖を断ち切る、だったけど、
これは最高の連鎖。
読後感は、ホントに暗~いです。
藤原竜也くんの映画「カメレオン」の仇討ちのような、
カタルシス感も少なかったね。
でも、まぁ、大甘のハッピーエンドみたいなのは、
期待してなかったし・・・
あれが、妥当な線かも。
あ、わたしも仇討ち容認派なのかも・・・
うむむ・・・
暗いけど、オモシロイ『告白』
オススメ~