ふわふわ気分で

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「海辺のカフカ」再演もキレイ

2014-06-03 | 柿澤勇人
「海辺のカフカ」初演より、カラスが目だってたような・・・
カラス=柿澤勇人くんね。
いやぁ、誠にメデタイことです。
・・・なんか、もうこわれかかってますね。すみません。
ネタバレあります。よろしくです。

「海辺のカフカ」
原作:村上春樹
脚本:フランク・ギャラティ
演出:蜷川幸雄
美術:中越司
出演:宮沢りえ、藤木直人、古畑新之、鈴木杏、柿澤勇人、木場勝己ほか
彩の国さいたま芸術劇場 6月1日ソワレ初日観劇

初演は2013年5月。
今回の再演は、佐伯さんが田中裕子さんからりえちゃんへ。
カフカくんが柳楽優弥くんから新之くん。
大島さんが長谷川博己くんから藤木さん。
そして鈴木杏ちゃんのさくら。
4人が変わって、かなり雰囲気変わりました。

でも初演のときの印象、エロもグロも濡れ場もあるけどキレイな舞台、
ってのは変化ナシね。
あ、トイレが登場したけど・・・あれは、やめてほしい。
蜷川さんの舞台にはよく出てくるけどね。
トイレがよっぽどお気に入りなのか・・・

初演より分かりやすいというのか、ちょっと軽くなったような気が。
観終わって、ドッと疲れる感はなくなったと思う。

これは、グロシーンが予想できてるからかもしれないですね。
帰り道で、ショックだったと言ってる人が何人かいました。
わたしは平気。
なんか慣れちゃってね。
キレイに血が飛ぶといいなぁ~とか期待したりして・・・
う~怖っ!
はは・・・

カフカの新之くん小さいし、かわいい。
ちょっと松下洸平くんの雰囲気もあって、うふでした。
23歳らしいけど、15歳の役柄にぴったり。
初舞台なのに、セリフをちゃんとこちらに届けてくれるのがナイス。
初演の柳楽くんも悪くなかったけど、ちょっとゴツかったのが残念だった。

佐伯さんは原作のイメージからは、初演の田中裕子さんのふわっとした雰囲気が好きだったけど、
りえちゃんもよかったです。
少女もりえちゃんが演じてて、初演で少女が出てくるとなんか違和感があったのに、
今度は無かったです。

最初の場面は清楚だけど、カフカとのお茶場面を重ねるにつれて、色っぱさが増えてく感じ。
りえちゃんキレイでステキです。
りえちゃんの観る人を引き寄せる吸引力は、ホントスゴイです。
濡れ場は、初演とはまた違う演出でした。
初演のシーンが好きだったんですけど・・・

大島さんは、誰が何と言っても長谷川博己くんがベストでした。
博己くんCome back!
どうして出なかったんだよ~
スケジュールが合わなかったとか・・・
海外公演もあるのにもったいない。
ロンドン、NY、メルボルン、シンガポールもあるんですよ。

背が高くてシュッとして、ミステリアスな雰囲気がある大島さん。
きれいな長い指を組み替えたり、食後にハンカチを口に当てる大島さん。
なつかしくって、たまりませんでしたよ。

藤木さんは、ふつうの芝居というか、
ふつうのもっさりした中年のおじさん(おばさん)にしか見えませんでした。

佐伯さんと大島さんの並びが、なんかね。
不思議感が無くなったみたいで、ちょっと残念。

柿澤くんのカラスは、もうスッゴクよかったです。
想像以上に演技もうまくなってて、カフカとの並びもキレイ。
抱き合うシーンが追加されてて、ちょっとびっくりで、うれしかったです。
ビジュアルも普通の髪色で後ろ短めで、好みピッタリでした。
それにカラスの役柄、前よりも、ウェート重くなってます。
うふ・・・

途中でカラスが素足で出てくるとこがあったけど、
あれは何の意味があるのかしらん。
次回はしっかり観なきゃ。

杏ちゃんのさくらも、妙な力みもなくてイイ感じでした。
そして、木場さんのナカタさん。
前よりもニュートラルになった感じ。
星野くんとのコンビもおもしろいし。

これからもっと進化してくと思いますね。
わたしもリピるからね。
楽しみ~
うふ・・・

「海辺のカフカ」すっごくオススメ~

6月7日(土)まで 彩の国さいたま芸術劇場
6月13日(金)~16日(月)  大阪公演 シアターBRAVA!
6月21日(土)~7月5日(土) 赤坂ACTシアター
7月11日(金)~13日(日)  北九州芸術劇場