藤原竜也くん主演のギリシャ悲劇「オレステス」のラストシーンで降ってくるチラシです。
サイドの席だったので、頭の上にどんどん落ちてきました。
いただけるものなら、何でも、もらっちゃおうという卑しい根性のわたし。
どっさり、もらってきました。
こんだけあればオークションに出品・・・は無理か、やっぱ。
アメリカ、イスラエル、パレスチナ、レバノンの4カ国の国旗。
あれ、よく見ると。
国旗の下に、国家の歌詞が印刷されています。
へぇ~日本語訳だと、こういうのなんだ。
レバノンのは
「・・・神が彼女を時の終わりまで保護せんことを。
・・・不死の象徴ーヒマラヤスギーは彼女の誇りだ。
私たちのすべて!私たちの国のために、私たちの旗と栄光のために!」
直訳で苦しいけど、ヒマラヤスギが国家にまで出てくるんだ。
パレスチナのは、いかにもです。
「・・・パレスチナ我が故郷、パレスチナ我が熱情
パレスチナ我が報復、そして永久の国・・・
国旗の陰で我は誓う、我が祖国、苦痛の熱情に誓う
我はゲリラとして生き、ゲリラとして進み、我はゲリラとして死ぬ
我が祖国、我が祖国、永久の国に帰るまで」
お~過激ですね。予想通りだったけど。
アメリカも負けてはいません。
「・・・のろしの赤い眩しい光、空中で炸裂する爆弾が、
私たちの旗がまだそこにあるという証拠を夜を通して与えた。・・・
『神の中に私たちの信頼はある』
そして星条旗は永遠に翻るだろう
自由の土地と勇者の故郷の上に!」
なんだか、当ってしまった悪い予言のような気が。
イスラエルは、一転して静かですね。
「・・・ユダヤ人の魂が切望する、東の展望に向かってー東方へ
目がシオンの方を見る、それはまだ失われていない、私たちの希望、
二千年の希望だ、
私たちの土地で、シオンとエルサレムの土地で、自由な人々になること。」
歌は静かだけども、そのためにやることが、激しすぎますよ。
君が代の歌詞は、と思い出すと。
君が代は千代に八千代に、
石に苔がついてなんとか・・・
ちょっと、ミクロベースです。
国とか土地とか神もでてこないし、君だけよね。
ま、この君の解釈が問題なのでしょうけど。
もうちょっと、メロディーも含めて、スキッとした歌がいいと思うんですけど・・・
イケナイんでしょうね。
「オレステス」みたいに、アポロンの神託でも無い限りは。
そういえば、日本は仏教国だったわ~