ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

蜷川さんベストと「天保」再放送

2016-05-19 | 演劇
写真は去年12月に出版された『蜷川幸雄の仕事』。
実花さんとの対談や村上春樹さんのエッセイなども。
蜷川さんの演出家としての歴史もわかって、読みごたえあります。

巻末に全演出作品リストが載ってますが、その仕事の量と質に圧倒されます。
生で観たの、最後の方ホントにわずかなのに驚きました。

そのわずかな中から、マイベスト6を。
「ロミオとジュリエット」2004年12月
 初蜷川作品。藤原竜也、鈴木杏。
「天保十二年のシェイクスピア」2005年9月
 蜷川さん大好きになった衝撃作品。
 井上ひさし作、宇崎竜童音楽。4時間の大作。
 唐沢寿明、藤原竜也、篠原涼子。
「身毒丸」2008年2月
 藤原竜也、白石加代子。
「ムサシ」2009年1月
 井上ひさし作、藤原竜也、小栗旬、白石加代子。
 ロンドンまで観に行きました。
「海辺のカフカ」2012年5月
 村上春樹作。柳楽優弥、田中裕子、長谷川博己、柿澤勇人。
「わたしを離さないで」2014年4月
 カズオ・イシグロ作。多部未華子、三浦涼介、木村文乃。

どれも大好きです。思い出もいっぱい。
他にも素敵な作品あるんですけど・・・
はい、キリがないので、このあたりで。

それから、わたしの思いが届いたのか、なんと「天保」再放送されます。

「天保十二年のシェイクスピア」
5月28日(土)15:00~ WOWOWプライム

画面だと劇場ほど迫力ないけど、それでもうれしい。
WOWOWさん、ありがとう~
ゼヒ、猥雑でエネルギッシュでおもしろい舞台を観てね。
オススメ~



大胆演出 世界のニナガワ」朝日新聞

2016-05-13 | 藤原竜也
テレビやネットで蜷川幸雄さん追悼がいろいろ流れてます。

今日13日の朝日新聞には「大胆演出 世界のニナガワ」のタイトルで3分の2ページくらいが載りました。
蜷川さんと藤原竜也くんが稽古場で向かい合った写真も。
2005年の「近代能楽集」のときで、口元に指をあてるたっちゃんがカワイイ。
もうこういうポーズは取らなくなりましたね。

野田秀樹さんが亡くなる前夜に病室を訪ねると、
ベッドサイドには台本が3本もあって、すごいなと思われたそう。

ロンドン、バービカン劇場のディレクターは、
「大きな損失だ。彼の作品を何年にもわたって上演できたことは幸せで光栄なことだった」
と、あたたかいメッセージ。

阿部寛さん、宮沢りえさん、大竹しのぶさん、市村正親さんからのコメントものってます。

評伝「アジアの美彩った舞台」のタイトルで論説委員の山口宏子さんは、
「恥ずかしい」が蜷川さんの口癖だったとして、

「勲章など栄誉を受けた時は必ず、そうはにかんだ」
「稽古場では自分の美意識から外れた表現を「恥」と感じ、許さなかった」
「西洋の文化を、ただまねするのは恥ずかしい。」

 シェイクスピア劇やギリシャ悲劇を、日本の感覚で大胆に視覚化。
 それが「マクベス」は仏壇の中で演じられ、
「王女メディア」には津軽三味線が寄り添った。

また
 「批判する批評家は多かったが、観客は面白さを支持した。」
 「海外でも高く評価された。」
 「作品の力が『世界のニナガワ』に押し上げた。」

晩年の口調は「枯れた老人にはならない」
だったそうです。

 「舞台は最晩年まで、みずみずしく輝いていた。」
と結ばれてます。
山口さん拍手です。

長文はネットにも載ってます。

それにしてもテレビの出演者たちは、生で蜷川さんの舞台を観たことがないのかしらん。
舞台の感想を聞かないんですけど・・・
もし、観たことがなかったら、それはスゴク残念。

それから、夕刊に竜也くんのコメントが載ってました。
前日にお見舞いに行ったそうで
「最期に会えて良かったです。
 僕を産んでくれたのは蜷川さんです。
 たくさんの演劇人生をありがとうございました。
 真面目に突き進んでいきます」

いかにも竜也くんらしいコメント。
これからもガンバってくださいね。

くわしくはこちら→朝日新聞デジタル


写真は、ナイスなツーショット。



蜷川幸雄さんご逝去

2016-05-12 | 演劇
信じたくありませんが、演出家の蜷川幸雄さんがご逝去されました。
享年80歳。

ホントに偉大な演出家でした。
蜷川さんの舞台何本観たんだろう。

蜷川さんの舞台で大好きになったの、2005年10月の「天保十二年のシェイクスピア」でした。
あの舞台の衝撃、忘れられません。
エネルギッシュで猥雑で、つぎからつぎへとおもしろくて、おもしろくて。
あれから舞台に目覚めたんですよ。

いま、舞台を楽しみにして、毎日元気に過ごしてるのも、
蜷川さんのおかげです。

去年10月4日「海辺のカフカ」の千秋楽に車椅子で登場されて、
客席、超盛り上がりました。

順調に回復されてるはずだったのに・・・
本当に残念です。

次の演出作品「尺には尺を」のチケットも取れて、楽しみにしていたのに・・・

なんか、ショックでまとまりがなくて、ごめんなさい。

蜷川さんありがとうございました。心からお礼を申し上げます。

ご冥福をお祈りしています。


根津美術館に行って来たよ

2016-05-05 | 今日のドキドキ
青山の根津美術館に行ってきました。
「国宝燕子花図屏風」が展示されてます。
作者は尾形光琳さんね。

さすが大迫力でした。
感激~

GW 真っ只中で、混んでるかなと心配したけど、大丈夫。
並ばなかったし、中もゆったり。
落ち着いて楽しめました。

「伊勢物語絵巻」三巻も展示されてました。
燕子花と八橋の場面もあって、ナイス。

お庭には、なんとカキツバタが満開。
普段の行いがイイとこんなにラッキーなのよ。
うふ・・・

燕子花図屏風は15日まで展示してます。
オススメ~