ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

「太陽2068」観たよ

2014-07-21 | 演劇
前川知大さん作の「太陽2068」観に行きました。
劇場はシアターコクーン、だったけどいつものコクーンと違う雰囲気。
アウェイ気分でした。
ネタバレありますので、よろしく。

「太陽2068」
作:前川知大
演出:蜷川幸雄
美術:朝倉摂、中越司
出演:綾野剛、成宮寛貴、前田敦子、中嶋朋子、大石継太、横田栄司、山崎一ほか
Bunkamuraシアターコクーン 7月19日ソワレ観劇

バイオテロでのウイルスで、強く若い肉体と高い知能を得た「ノクス」と、
普通の「キュリオ」が共存する社会。
「ノクス」は紫外線に弱く、夜の世界を生きていた・・・

開演前に警備の腕章をつけたおじさんが前方に登場。
通路やあちこちに鋭い視線を。
ああ、これも芝居のうちで舞台が始まったのかな、
と思ったけど本物の警備員さんでした。
休憩時間も楽屋口を警備してたし、なんかモノモノしかったです。

舞台はアクリル(多分)の床で上下を分けた仕様。
地階はノクスの社会でブルーの蛍光管が光るスタイリッシュな感じ。
対して1階はキュリオのいる昔から変わらない農村。

キュリオの綾野くんとノクスの成宮くんのやりとりがおもしろかった。
力の抜けた綾野くんの間合いが絶妙。
綾野くんっていつもと違うキャラだけど、こっちの方が似合う。
アクションシーンもあったけど、身体のキレもよかった。

久しぶり舞台の成宮くん。
いやぁ~イケメンですねぇ。
端正なマスクっていうのかな。
前よりも落ちついた雰囲気で大人になったのかな。
セリフも噛まなかったし・・・

ラストのこぼれる涙にライトが光ってキレイ。
さりげなく手で拭ってるのが、なんかよかった~

大石さんや横田さん、それに六平直政さんたちの蜷川舞台の常連さんが、
舞台に奥行きと厚みを。
ゴールドシアターの方々の村のおばあ、おじいも存在感ありましたね。
ノクスの山崎さんと伊藤蘭さんの、非日常でちょっとマンガチックな夫婦もおもしろかった。

ラストの綾野くん成宮くんが客席通路を走り抜けてくシーン。
ノリのいいミュージックも相まって、客席拍手でした。
ちょっと、あれ?拍手?だったね。

なんかデジャヴェ感あるな、と思ったら、先月観た「三人吉三」もラストで客席を疾走。
それもコクーンで。
イマの流行りなんでしょうか。
あ、奥の駐車場には行きませんでした。

カテコでは、客席から野太い声が飛びました。
何言ってたかわからなかったけど。
出演者たちも苦笑い。
それと千秋楽でもないのに、ナゼかオールスタオべ。
客席の雰囲気もいつものコクーンとは、ちょっと違う感じ。

前川さんの脚本はやっぱりステキ。
視点を変えて、別の角度から観客に考えさすとか、ナイスです。

難しい結論は先送りして、ラストは若者の疾走で終わったけど、
彼らのこれから先が、ハッピーエンドになるってことは難しそう。
いろいろ考えると、ホロ苦感のある結末でした。

「太陽2068」コクーンで8月3日まで。











『海辺のカフカ』村上春樹著と舞台

2014-07-11 | 柿澤勇人
5日に赤坂ACTシアターで千秋楽を迎えた舞台「海辺のカフカ」の原作本。
何度か読んでるけど、改めて読んでみました。

いやぁ~おもしろかった。
ほとんど一気読み。
スゴイぞ、村上春樹。
今さらスゴイと言われても・・・だけど。

舞台台本はフランク・ギャラティさんという方らしいけど、
村上ワールドをうまく表現してますね。
前にも書いたかもしれないけど、ホント舞台用へのとりあげ方が上手い。

特にジョニー・ウォーカーの残虐シーンと、
アイヒマンを並列するの、ナイスです。

ジョニー・ウォーカーさんの『マクベス』の台詞のとこは、ちょっとゾクゾクしましたね。
再演は手を洗う仕草付き。
ちょっと古い訳だと思ったら、福田恆存さん訳だそう。

ただ、父親の予言(呪い)
「お前はいつかその手で父親を殺し、いつか母親と交わることになる」
が、すっぽり台本からは抜けちゃってるのは、ナゼなのかな。
ギリシア悲劇を持ってきたくなかった、とか?

ここ、けっこうポイントだと思うのに・・・

6月の公演のさいたま芸術劇場と7月公演の赤坂ACTシアターでは、変更がありました。
かなり短くなってました。
多分、海外では公演時間あまり長く出来ないので、
短くした海外バージョンなんでしょうか。

カフカくんにさくらが、してあげたシーンも大胆にカットされてました。
あそこ、原作読んで結構重要な場面だと思ったけど・・・
土星マークみたいな派手なセットだけは、登場しました。
赤坂の初日に土星くん見た時、てっきり出番間違えてるのかと思いましたよ。
えっ?早いよ、早いよ。って心の中で叫んでました。
はは・・・

その後すべてカット。
寝袋でカフカが寝るところから、
カラス、柿澤勇人くんの出演シーンもカットされてました。
ステキなシーンだったのに、残念。

舞台でイイ味だしてたホシノくん。
原作では、あれからも大活躍するのがおもしろかったです。

それから、
森に潜んでる日本兵が、逃げた理由を述べるとこ。
外地に連れていかれて、人を殺したり殺されたりするのは嫌だという場面。
初演では、過去の話だと思ってたのに、
2年たったら、なんとレアな話題になってましたよ。
びっくり、というよりコワイ世の中・・・

村上春樹さん、ナイスですよ~
もちろん舞台「海辺のカフカ」もね。
北九州は11日から13日(日)まで公演してます。
強くオススメ~
ゼヒゼヒです。

『女性自身』に柿澤くんが

2014-07-09 | 柿澤勇人
いま発売中の『女性自身』に柿澤勇人くんの記事と写真載ってました。
191ページね。
表紙は有村架純ちゃん。

タイトル「『本能寺の変』魅力あふれる男たち そのとき森蘭丸は」
そうなんですよ、柿澤くんNHK大河ドラマの「軍師官兵衛」に出演中。
森蘭丸役です。

13日は「本能寺の変」放送。
当日13日は19時30分から、直前SPもあります。
なんかNHKさん、力入ってますよ。
うふ・・・

楽しみ、楽しみ~
でも・・・もしかして信長と蘭丸って本能寺で戦死したんだよね。
う~ん、秘密のトンネルとかあって、
こっそり逃げちゃってました。
・・・なんてことには、ならないんですかね。
NHKさん、お願い~とか無理よね。
てへ・・・

「海辺のカフカ」千秋楽よかった~

2014-07-05 | 柿澤勇人
え~っと、ご無沙汰しております。
元気にしてます。
ロングロングオサボリでした。ごめんなさい。
えへ・・・

それはそうと今日「海辺のカフカ」千秋楽、観てきました。
いま帰宅中の電車中です。

スッゴクよかった~
再演のカフカは泣けないなぁ、って思ってたけど、
今日は泣けました。

舞台の新之くんもすすり上げて号泣、でもセリフはしっかり言ってました。
エライ。

お目当ての柿澤勇人くんも力強くてよかったですね。
宮沢りえちゃんもおキレイでした。

カーテンコールは4回。
蜷川さんを迎えに行く新之くんがかわいかった。
ホントに15歳みたい。

皆さまお疲れさまでした。
ステキな舞台ありがとうございました。
パチパチ・・・