久しぶりに肥育成績を肉質等級のランクごとに集計してみた。
ランクごとに、導入価格、導入時までのDG、終了時体重、肥育期間中のDG、枝肉重量、枝肉単価、販売価格、個々の牛の差益、BMSno.の各項目を調べた。
その結果、去勢牛については何れの項目についても、ランクの高い順に比例している。
ところが、雌牛の場合は枝肉単価、差益、BMSno.だけが比例しているが、その内容は去勢牛と異なり、バラツキが大きく、その他の項目については、順不同でバラバラな結果となっている。
去勢牛については、結果的に飼料の食い込みさえとぎれなく順調であれば、5等級となり、全ての牛が平均20万円前後の差益が得られる結果でもあった。
雌牛については、増体結果が良好であっても、必ずしも肉質がよいとは言い切れない結果であった。
また去勢牛では有り得ないが、雌牛では仕上げ体重550kgでも5等級となるケースがままあるが、枝肉単価が高くても枝肉重量が小さいために、差益が去勢牛のようには上がらなく、若干のマイナスというケースもあり、雌牛肥育の難しさの一面がある。
そのあたりが素牛選定にかかっていると言っても過言ではない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます