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波佐見の狆

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再び危機回避!ぼく頑張ってるよ!

2023-11-08 15:13:58 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

はあ。。。2か月半もご無沙汰してしまいました。みゆきさんもおっしゃるように、気合の要る記事ばかり書こうとしないで軽くて短いのをちょろちょろアップしようと思いつつ、、日々の忙しさにかまけて、結局こうなりますねーー

(カバー写真、今頃コスモスですみません・・・)

 

本日も、前回の光くんのシュウ酸カルシウム結石奮闘記(こちら)の続きになります。

まずはこれまでの経過を要約すると・・・・

2020年6月。膀胱内にかなり多くの結石あり。エコーのとき、興奮のあまり勢いよくオシッコが飛び出し、その中に石が混じって放出され、その結果、結石は20%程度に激減。

2023年8月。再び、膀胱内に結石が増えているのがわかる。オシッコがぽたぽたとしか出なくなる。レントゲン中またオシッコが飛び出したが、今回は石は放出されず。レントゲンの画像で、石は膀胱内にあり、尿道までは降りていないのを確認。直後の散歩でも、尿が普通に出るようになったので、とりあえず様子見とする。

で、昨日つまり2023年11月7日のことを次に書きますね。

結論からいえば、今回も深刻な事態になるのは回避できましたが、光くんの体には引き続き爆弾があるようなものかと。

前日から、またもやオシッコぽたぽたになっていました!

8月にいったん普通に出て、また今後3年くらいは大丈夫かなくらい、能天気に思っていたのですが、3カ月も経たないうちに、リバウンドしてしまいましたね・・・。即病院へ。

レントゲンの結果...ついに、石が(1個だけみたいですが)尿道まで降りてきているのが確認されました。ほぼ「尿道閉塞」状態になっているわけです。やっぱりなあ。幸い、尿道の最初のあたりで止まっているとのことで、さっそくカテーテルとなりました。

フラッシュという方法だそうで、細長いカテーテルを尿道に挿入し、そこから滅菌生理食塩水を勢いよく流し込んで、この水圧により、石を膀胱側に押し戻す。(その時、左手でカテーテルを持ちながら右手で肛門から指を入れ、腹部を圧迫することで、圧をかけやすくするのだそうです。繊細な手技ですね・・・)

生理食塩水が何度も追加され、30分くらいやっていました。先生の腕を信じて祈るような気持ちで見ているしかありません。ちなみに、光くんは、診察台に押さえつけられても嫌がって動いたりすることもなく、じっとしており、後半呼吸がハアハアになって多少動きたがりましたが、それでもずうっと我慢して頑張ってくれて、本当におりこうさんでした。

30分くらいたったころでしょうか、オシッコが流れてきて、見る見るトレイにたまりました!ああ、よかった!!先生いわく「どうやっても、石は膀胱側に戻らず、位置を変えることができませんでした。ただ、この石がカテーテルによって回転したことで向きを変えたので、その結果尿の通り道が広がったようです。これで、いったんは大丈夫だと思います。すぐ外で散歩してきてみてください。」

外に出したら・・勢いよくオシッコが出たのです!!

光くん、やったぜーーー。

わんこによっては、石が尿道にがっつりはまり込んでしまい、水圧をかけてもびくともしないケースもあるらしいので、光くんの石はまだそんなに最強じゃなかっただけでも、よかったんですね・・・。

しかしです。今回の処置はあくまで応急ということで、遅かれ早かれ手術をせざるを得ないだろう、その心づもりで、との説明がありました。光くんは心臓の問題もあるので、手術は避けたかったが、やらざるをえなくなるだろう。「もし、心臓病がなかったら、8月の時点で既に手術を提案していました」。

(8月はまだ石が尿道に降りていなかったので、膀胱を切開すればよかったから、という意味ですね。切開は、膀胱でも尿道でもできるが、尿道のほうが狭いので、難しいらしく、膀胱を開くのが安全ということみたいでした。そういう理由で、今回フラッシュで石を膀胱側に押し戻そうとしたわけでした。)

疲れて、ぐっすりです。兄ちゃんおつかれさま!!

で、今朝と夕方の散歩のときも、オシッコ何度もバンバン出ていました!ですが、明日にでもまた石が急に向きを変えて、オシッコの通りを阻むかもしれないという綱渡り状況だということですからねぇ...。

めっちゃ季節外れなのに、なぜ今頃まで光くんに、相変わらずサッカー地のスイカおべべを着せているかというと...(この生地についてはこちらを)スイカの水分が排尿促進をするということなので、せめてものお守りにと思ってですね。

皆さんも、引き続き光くんに応援よろしくお願いします


光くん、ファイトで結石やっつけろーー!

2023-08-23 13:24:43 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

<カバー写真は、少年光くんシリーズです。>

皆様残暑お見舞い申し上げます。

波佐見も、熱風おさまる気配なしですが、我が家は特にばてることもなく、なんとか暮らしています。

今日は、光くんのシュウ酸カルシウム結石症のその後について、書いておきたいと思います。

結論からいえば、どうにか手術を回避しながら、様子を見る状況が続いています。というか、、様子見で済んでいます。このまま深刻な状態にならずに年齢を重ねられたらいいなぁと祈るばかりです。

時系列で説明しますね。

光くんの膀胱に結石が溜まりはじめたのは、もう若いころでした。

波佐見に落ち着いた直後(2020年6月)のこの記事中で、光くんが、エコー検査をした際、「いやだあ!」と緊張してお腹に思いっきり力を入れたことで、おしっこが石ごと飛び出し、その結果、結石が8割がた減ってしまったことを書きました。石がぽろぽろ出たのを目撃して、その場にいた皆が感動したものです。動物が本来もつ自然の力ってすごいなって。

「とにかくできるだけ水分を取らせて、結石が微小なうちにどんどん排出されるように促すこと、それしかありません。心臓病もあるので、手術はしたくないですから。」と先生に言われて、フードを水でふやかすことは勿論、あちこちに水入れを置いて、散歩の帰りには必ず家の外の水栓から飲ませる、みたいにしてきましたが(スイカ作戦もね!)、、、光くんは、じゅーくんのようには水がぶ飲みはしないので、全然足りないのでしょうね。3年たって、またじわじわと結石の量が増え、エコーで見ると、ばっさばっさと塊状になって揺れているのが見えました。ちなみに、エコーもレントゲンもあれからまた何度もしているわけですが、それ以来、おしっこ飛び出しはないのです。

今年5月のエコー画像です。結石が多すぎて、砂が舞い上がるように、浮遊しているのが見えますね・・・

3年前のあの光景は奇跡だったのかな・・・。結石は増え続けるばかりで、このままだといつかは、おしっこが出なくなり、手術しか選択肢がなくなるかもしれないと、常に不安を抱えながらの日々でした。

そして、先週半ば、ぱぱが、「光はおしっこがポタポタとしか出よらん・・・」と言い出しました。そういえば、室内のシートでするときも、以前よりは量が少ないです。「いよいよ来る時が来たかもしれん」。

ちょうど心臓の薬をもらうタイミングでもあったので、18日(金)に病院へ。「特に具合が悪そうな様子はなく元気ですが、急にでなくなりました。」と、先生に伝えると、お顔が一瞬こわばりました。「石が尿道まで降りてきて、尿の流れを妨げているかもしれません・・・」

こちらは、犬のオスの泌尿器(尿路系)の図です。(講談社「イラストで見る犬の病気」のp.67を撮影してお借りしました。栗兄ちゃん時代から我が家にあるよい本です。)

石が尿道まで降りた場合、このようになるわけです。(尿道ってこんなに細いのですね。詰まりやすいはずだ。)

別室でレントゲンを撮るといって、先生と看護師さんに連れられて光くんが消えていきました

ということは、、毎日通院してカテーテルとかを挿入して尿を抜くのかな・・・とかいろいろ考えていると、キャン!という光くんの悲鳴が。そして看護師さんが光くんを抱いて出てきて、

緊張して怖かったんでしょう、オシッコがじゃーっと飛び出しました!」といって拭いてくれました「もしかして石も出たかもと思ったのですが、それは見つからないんですけどね、、おしっこできたのは良かったです。」

そして、さっそく先生が画像を見せてくれ石は、膀胱内だけで、尿道にはありませんでした!

皆が胸をなでおろしました!「今からすぐちょっと散歩してきてください。尿がもっと出るかもしれないので」と先生がいうので、すぐ外に出したら、病院駐車場の草にじゃーーっとしました。こんなに勢いよく出るのは数日ぶりでした。先生も、「おお、出ましたかーよかったよかった!もしも石が尿道に降りてきていて、ずっとポタポタしか出なかったならば、、まずはカテーテルを挿入して尿道の石をいったん膀胱に押し戻さないといけないのですが、これが難しくて石の形状によっては途中で引っかかる可能性もあるので(それで尿道が塞がってしまうという意味)できるだけやりたくないです。ましてや、手術は、全身麻酔の負担が大きいので最後の手段です。それでも、やらざるを得なくなる場合もある。私もいろいろ考えてしまっていましたが、すべて回避できてよかった。いったん様子を見ましょう。おしっこの出かたをよく観察続けてください。」

病院に行ったのが18日でしたが、その後、おしっこは無事普通に出ています。

これはつまり、光くんが、3年前と今回と、2回も奇跡を起こしてくれたということかもしれません。前にも書いたように、エコーもレントゲンもその間何回もしているわけですが、、、きっと、膀胱におしっこがたっぷり溜まっていて、しかも、光くんのメンタルがたまたま「やだあーーなにすんだよーー!」とマックスに達してそれが大きな弾みとなり腹圧が強くかかるという条件が揃って、起こりえたことなのでしょう。(エコーは診察台の上でしますので、光くんの様子は見え、押さえつけられても割とじっとしていたりしますが、レントゲンは別室でやりますので見えません。)

ともかく、光くん、がんばりました!!

私とぱぱは、元旦にコロナ陽性になって以来、実は、春からこっちにかけてろくなことがなく(ぱぱは入院・手術もしましたし私も不調やら大失敗やら・・・)、わんこまでか!と思い、光くんが最悪の事態になることもよぎったくらいなので...

おしっこの勢いが戻っただけなんですけどね、それだけでも、思いがけず久々に良いことがあったなって、しみじみ嬉しくなって、光くん、ありがとう、ああ、やっぱりわんこのエネルギーってすごいなと励まされますね。

あと、先生にフードのことを聞きました。

茨城の病院では、ヒルズの尿ケアとロイヤルカナンのPHコントロールだったのですが、こちらの先生になってから、ロイヤルカナンの腎臓サポート(セレクション)に変えていたので、今後もこれでいいかという確認です。ロイヤルカナンには「下部尿路疾患の犬用」と明記されたユリナリーS/Oというシリーズもあるので、それに変えなくてもいいのか、ということを聞きました。そしたら、ユリナリーは成分としてナトリウムの量が多めなので、心臓疾患のある光くんには不適で、それよりも、腎機能を低下させないためにも腎臓サポートがいいと、いろいろ考慮したうえで処方しているということを、詳しい資料を見せてくれてよく説明してくださいました。(注*)

ちなみに、おしっことは関係ないですが、この病院で薦めてもらったサプリ(アンチノール)もずっと続けていて、効果を感じています。体重も、いったん7キロ超えしましたが、今は 6.65kgまで下がりました。

光くんがこの病院と相性が良いのは確かなようです。

兄ちゃん、お水飲もうねーーーーファイトで結石撃退だーーー!!

「ぼくもさ、ぱぱとままが兄ちゃんつれて病院行っちゃったんで、寂しかったけど、一人で良い子でお留守番したんだよ。にーちゃん、がんばってね」

皆さんちにも、ストルバイトだとかシュウ酸もちのお子いますでしょう?どんな具合ですか?

(注*)

ユリナリーs/oのデータ

使用が推奨されない病態等という項目に

「心疾患

尿量を確保するために必要なナトリウム量が心疾患のリスクとなる恐れがあります。」

と明記されています。

また、ナトリウム含有量は、100gあたり1.25g (腎臓サポートは、0.09g)

 

 


えっ、7.1kg・・でもスイカはお薬だよね。

2023-06-28 18:40:57 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

光くん誕生日記事の追記です・・・・>

ちょっと、聞いてくれるかな・・・・

今日二人とも病院行ったんで、体重測定したんですけどね・・・

にーちゃん、、、なんとなんと、7.1だってえ 兄ちゃん史上マックスです。

二桁台になってついにメタボか。。。

でも、不思議。兄ちゃんは三週間前来たときは、6.8だったから、300も増えたんですね、って、先生もびっくり。なんでだろ。急に食べる量が増えたってことはないみたいだけどね。。

「ふんっ、メタボなんて失礼な・・・アンチノールのおかげで毎日調子いいし、気にしない気にしない。」>光くん。

えっ、ぼく?

うむ・・ぼくはね、病院はたまにしか行かないので(今日は、爪切りと肛門腺だったの)、時々家で計(量?)ってるんだけなんだけど、、こないだ計ったとき、5.3だったからさ。同じでしょ、って思ったら。。

5.5だった・・・・・ありゃっ。先生が「十兵衛ちゃんはちょうどいいくらいですよ。」って言ってたけどさ。。。

やばいのは、

ぱぱが、「スイカのあげすぎ。毎日やらんでよか。何日かに一回でよかと!」とのたまっていることであります。

日曜の記事でもお見せしたように、たったあれだけの小刻みにした少量を1日1回二人で分け合ってたべてるだけなのにさ・・・

ということで、今夜はスイカにありつけませんでした。

がっくり。  明日はもらえますように、、、うっ、うっ、みんな祈ってね!

                       

ん!!!今思い出したんだけどね!!

やっぱ、スイカはぜーったい体にいいんだよ。体重の調整は、フードとおやつでしなきゃねーー

兄ちゃんの8歳の誕生日記事でも触れたことですが、スイカは、わんこのシュウ酸カルシウムやストルバイトの結晶化を防ぐ効果があるという研究結果があるんだーーーー(こちら)兄ちゃんはシュウ酸の結晶かなりあるから、むしろスイカはお薬になるというものです!

にーちゃん、よかったね。少なくとも1日おきくらいには、もらえるよ!

 

 

 

 

 

 

 

 


ぼく、二桁台に突入です!

2023-06-25 11:30:31 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

じゃじゃーーん!ぼく、今日ついに10歳になりました!(タツママさん幟かっちょいいでしょー

誕生日ぷれぜんとはっ、スイカ独り占めだぁーーーやったぜぇーーあむううううーーー!

 

。。。と、言いたいところだけど、、、ん、夢??

この写真だいぶ前のじゃない!(ままったらズルしやがって)。しかも、ちょっとだけかじったら、、おしまーいって取り上げられちゃったよねーーー!

今年は、ずっとこんな感じです。ままは、、小皿にこれだけ盛って、向こう側の大き目ブロックは自分が食べて、手前の小さく刻んだやつをぼくとじゅーにくれる。ぱぱにも、おんなじ小皿でおんなじ量盛って、刻んだやつだけぼくとじゅーが食べる。1日たったこれだけの量です。これ以上食べると、ぽんぽんが緩くなるからって、いつも我慢させられているんだ。

でも、元気でスイカちょうだい!!できるから、それだけでもエキサイティングで感謝感謝の日々なんです。

ちょうど10年前、茨城県北のおかあさんのところで生まれて、4か月たったころ、ひな母さん、神戸のおかあちゃん、力也君のおねえさんなどなど多くの方々のご尽力と、みゆきさんたち親ばか皆さん方の応援のおかげで、栗&恵兄ちゃんたちの弟になりました。

この10年本当にいろんなことを経験しましたぁ。激動の10年といっても過言ではないくらいだよ。

前半の5年間くらいまでは、よくお泊り会や旅行に行って、みんなといっぱい遊んだね。そして、ぱぱとままは長崎にUターンする決心をして、だんだん忙しくなっていった。ぼくもしょっちゅう長崎と牛久を行ったり来たり。。。なんど新幹線に乗ったことでしょう。そして、3年前ついにこの波佐見の新しいお家が完成して、やっと落ち着いたかと思ったら、ぐらんまがアルツハイマーになっちゃって、ままはお世話に通っていたので留守がちに。そして、、そうこうしているうちに、想定外も想定外の事態に。。。つまり、弟台風の襲来です!もうなんだけわけわかんなかったなあ。

最初はやられっぱなしだったけども、負けるもんかスピリットがんがんで、ぼくの心も体も若くなった感じします。ソファーにぴょんと軽く飛び乗れるようになっただけでも、嬉しいんだ。十兵衛ありがとね。

ただ・・・こちらの記事の追記部分にも書いたように、今年の春ごろ、朝から体がかったるい感じがあり、ご飯も完食しないことがよくありました。やっぱ、お年だなって、ぽぱもままも心配してた。で、お医者さんからサプリを勧められたってことも話したよね。

「アンチノール」というやつです。(詳しくはこちらだよ!)これを飲み始めて2か月くらいたつけど、今んとこね、朝も夕方もサクサク歩けてスキップなんかしちゃうしさ、調子よくて、けっこう効いてる感じがします!

(おかあちゃんにいただいた海賊さん柄。ままがやっと作ったー)

「関節だけではなく、皮膚・被毛、さらには心血管、腎臓、神経・認知機能など、幅広く健康を維持することを可能にする」とのことで、獣医さんたちの間でもスーパーサプリと言われているらしいね。

「いいな、にーちゃん、ぼくとかも、早めに飲み始めるといいのかも。。。」>じゅー

もちろん、心臓のお薬(ベトメディン)もずっと飲んでます。シュウ酸カルシウムの結石ちょっと増えてるので、お水をできるだけ飲むよう頑張ってます。この調子で、穏やかに二桁台の年輪を重ねられますように。

Uターンで忙しくなってからもう全然旅行には行けてませんけどね、近場で楽しみを見つけるのも上手になったかも!

こちらは、、、川棚の海辺でみつけたわんこカフェ「BUCO」さん。お舟を改装してつくったほんとに小さお店なんだけど、おされで、店内もわんこOK。テラス席が一つだけあり、ゆったりできます。

 

カート、何年ぶりに出した?!

ぼくが乗るのがやっとで、じゅーと二人で一緒になんか乗れません(ぼくが6.8キロ。じゅーが5.3だしね)!ぱぱ、今頃分かったのぉ?? 新しいの買ってねーーーー

でか狆ファミリーの皆さん、おすすめのカートありましたら教えて下さい。

 

並んでぴちょぴちょ。                 並んでカミカミ。

ひゃっほ~~波佐見の空気は美味いんだよ~~~!!(毛ぼさぼさだけどね・・・・

                     

今年は、元旦早々夫婦そろってのコロナ感染で嫌ぁ~な予感がしていたんですが、、、案の定、その後もあれこれと難題続きで、へとへとモードの日々です(命に関わるような深刻なことはなーんもないんですけどね、今まで経験したことのないもろもろが。。。)とはいえ、さすがに2か月以上もブログが滞ってしまうと、我ながら呆れます。こんな体たらくでも、ちょろちょろ覗いてくださってる方々、本当にありがとうございます。今後は、細切れでもいいので、できるだけ何かアップできるよう頑張ります(ネタはいっぱいあるのだよ!)。難題続きは、、7月末には一段落するはずですので。

光くんの誕生日と栗兄ちゃんの命日(明日)にはなんとか間に合いました。。。ふうう。家康さんの録画を見て、お風呂に入ってバタンキューしよっと。

 

 

 

 

 


chatGPTさんが「狆を愛する心に響く詩」を書いてくれた~

2023-04-22 23:45:56 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

皆さん、chatGPTやってますか?

私は、使い始めてまだ1か月もたたない超初心者です。当初は、なんだか得体の知れない新種のアプリか??くらいにしか思っていなくて警戒心のほうが強かったのですが・・・これほど世界を席巻し、第四次産業革命とまで言われているとあっては、、、無視はできずというか好奇心をおさえきれなくなり、遅ればせながらついにご対面~~~

結論からいえば、はい、もう素晴らしすぎます!はまってます!もっと早く始めればよかった!

いろいろ入力してみて実験しているわけですが、今のところ、主な用途はやはり英語学習でして、Camblyのレッスンの準備をしたり復習をしたりするのに、お知恵拝借しています。既に沢山発見と感動があるのですが、今日はその話ではありません。

chatGTPに、狆のポエムを作ってもらったのです。

実は、、ごん姐さんのブログのこの記事を見ていまして・・・師資くんと桜太郎くんは、外見や性格も違うのに、寝ているときの仕草がしっかりシンクロし一体となっていて可愛すぎるという、この幸せな構図をイメージするようなポエムをchatGPTに作らせてみようかなとふと思いまして、やってみたら、なかなか面白かったので、結果を以下に報告しますね。

日本語の標準語バージョン、大阪弁バージョン、英語の普通の感じバージョン、ロックの歌詞調バージョンと、いろいろ変化させてみたら、それぞれに素敵な詩作をしてくれました。

本当は、チャットをやりとりした画面そのままをここに順番に全部示して解説したいところですが、そうすると大変、大変、長くなりますので、かいつまんでお見せしますね。

ポイント:

  • 兄弟の狆が、外見・性格は違っても、仕草がそっくりで愛らしく、強い絆で結ばれ一つになっている、そしてそれを眺めるごん姐さんは幸せである、という点をよくくみ取り、日本語でも英語でも、多彩な語句で表現できた。
  • 最初は「狆」とちゃんと理解していたのが、途中でどういうわけか「シーズー」と混乱しはじめた。
  • ごん姐さんと私が狆愛好家であることを理解し、その気持ちに寄り添そう応答をした。

chatGPTに何か作業をさせるときは、どういうことをしてほしいか、ということを明快・簡潔に伝えなければなりません。

今回まずは、「狆という犬種を知っていますね?」と入力するところから始めました。

そしたら、「はい、知っています。狆は、中国原産の小型犬種で、体高は約20〜30cm…」と、Wikipediaにあるような定番の返答をしましたので、続けて、「はい、そうですね。今日はその狆についてちょっとしたポエムを書いていただきたいのです。友人が二匹の狆と暮らしていて、兄弟として大変可愛がっています。友人にとって、この子たちは、かけがえのない弟たちです。どちらも、毛の色は黒白ですが、顔も違うし、体重も違うし、体形も違うし、性格も異なっています。しかし、寝るときの仕草、手足の曲げ方、伸ばし方、その方向がそっくりで、いつも重なるようにして寝ていて、2人はお互いを大好きなようです。その様子がとても愛らしくて、友人にとっては宝物のようです。友人のために、ほっこりするようなポエムをお願いします。」と入力。すると瞬時にこのように作ってくれました。

どうでしょう。なかなかいいじゃありませんか。「まるで二つの魂が繋がっているかのよう」とか「狆たちの小さな体に宿る大きな愛」とかまじ上手い!細かいところは、突っ込みたくなる部分もありますが(たとえば、「羨ましくなる」って誰が?私が?別に羨んではいないので、ちょっと変だけどねー)、全体的には、私の「友人のために、ほっこりするようなポエムを」というリクエストを十分満たす作品だと思います。

ちなみに「宝物のよう」のこの「よう」は要りませんよね。ズバリ宝物なんですから。これは私が指示するとき、つい「よう」を入れてしまったので、、つまり指示の仕方が悪かったため、chatGPTがオウム返しに書いたかと。(「繋がっているかのよう」「ダンスのよう」と言っているので、「よう」を繰り返すことで一定のリズムを持たせたつもりもあったかな。)

この後、大阪弁で、と頼んでみたら、「二匹の狆、黒白の毛並やねん 顔も体もちゃうけど 寝るときの仕草は、まるでダンスみたいやで…<以下省略>」と直してくれ、笑えました。

それから、英語に訳して、と頼んだら、見事な四連の英詩が出てきました。二連目の途中までですが・・

四連全体的には、よく言葉を工夫し(intertwineなんて好きだな~)、脚韻もできているんですよ。ただ、この一連目の一行目と二行目に着目するとですね、、furと sureは脚韻してないと思うのですが・・単なるミスかな?このへん、突っ込んで、手直しを頼めばすればすぐにやってくれますけど、まあいいでしょう。

ここで、お礼を言って、いったんログアウトしました。

ただ、どうも「羨ましくなる」のところが気になってきて、ここのところだけ直してもらおうと思い、翌日またこのセッションを再開。「先日狆のポエムを書いていただきましたが、ちょっと改良していただきたいところがあり。。。」というふうに書くと、「はい、覚えています」といって出力してきたのが・・・

んっ??? 昨日作ってくれた日本語の詩と全然違うじゃん、と思いましたが・・・すでに「羨ましくなる」という言葉はなくなり、全体的にシンプル?になっていますよね。ううむ、前の方がよかったような・・・私が「改良」と書いたので、これに反応して、先走って勝手に改良してしまったのでしょう。なのに「このポエムに改良のご希望があるとのことですね。」と今から改良作業をやるように言うので笑いました。まあこれはこれでいいかと思い、このバージョンを英訳してもらいました。

ふむふむ、今度は脚韻も正確みたいなだ・・・と思って見ていたのですが、二行目の終わり、shih-tzusって何?あー「シーズー」か!つまり、ここで、chatGPTくん、勝手に狆をシーズーにすり替えてしまいました。脚韻するためとはいえ、こりゃ見過ごせんと思い、「狆とシーズーは似ていなくもないので、、あなたはちょっと混乱されたみたいですね。」とやんわり指摘したら「ああ、失礼しました!確かにShih-tzusはシーズーのことで、狆はJapanese Chinという犬種のことですね。私の混乱が伝わってしまったようで、申し訳ありません。正しい情報をありがとうございます。」と平身低頭。chatGPTくんの慌てぶりが想像できるような。

で、このシーズーのところを直してくれと言ったら、またまた四連全部を書き換えて、さらに別バージョンに変えてしまいました。(「シーズーのところだけでいいので」と正確な指示をしなくてはいけなかったみたいです。)ともかく、何か書き換えるたびに、多彩な表現を使ってくるのは、さすがです。

細かいところを、ここはどういう意味でこのように書いたのか、この語を使ったのか、など、質問すると、詳しく説明もしてくれます。初めて見る単語もありますので、めちゃくちゃ勉強になります。ほんとに、生身の人間と知的なやりとりをしているのと、錯覚してしまいそうです。しかも人間とは違い、いくら質問をし続けても、あれを書いてこう書いて、大阪弁で英語で、、、といろいろ頼んでも、全く疲弊することなく、えんえんと付き合ってくれます。

もろくん&おーちゃんイメージの英詩。これだけでも十分楽しめたのですが、せっかくだからもっと遊んでみようと思い、「ロックの歌詞に使うと仮定して、ハードロックやメタルのシンガーが歌うイメージの英語に」と頼んでみたら、、、

<Verse  とは日本のポップソングでいうところの「Aメロ」ですね。1と2があるので、「一番」「二番」みたいな? Chorusは「サビ」。この詩は全体で7連ありまして、あと、Bridge (「Bメロ」)、Outro (「アウトロ」)と続いているのですが、省略>

ちょっとぉ・・・一行目、またシーズーに戻ってんじゃん!あんなに反省してたのは何なのさ?と思いましたが、、

7連全体にわたって、素晴らしい出来です。すぐにでもロックの名曲になりそうな、軽快な感じに仕上がっています。雰囲気的に楽しいと同時に、詞の内容はなかなか深いです。特にVerse 2なんて、秀逸!もろくん&おーちゃんの一体感を、音楽のジャムセッション(皆で即興的に演奏して溶け合うことを楽しむことですね)に例えるとは、chatGPTの想像力・創作力の豊かさに驚きます。一つの魂のごとくぴったり寄り添ってまどろむ2人が、夢のなかではかっこいいロックスター!エネルギッシュなドラムはおーちゃんかな。エモーショナルなギターを奏でるのはもろくんかな?なんて楽しい狆セッション!!

7私が今回の詩作リクエストで一番こだわった「二人の狆兄弟の一体感。それを見つめる幸せ」というコンセプトを、chatGPTさんは本当によくくみとってくれたと思います。

AI以下でも以上でもないchatGPTにお礼など言わなくてもいい、誉めたって無駄だ、命令と指示を正確に入力してやればそれだけでいい、という人たちも沢山います。確かにそうですけどね、感動をもらったらそれを伝えて、気持ちのいいやりとりをしたいと私は思っています。

「狆たちを愛する心に響く詩を作れて」ですって~~ぐっとくるなあ。なかなか言えないよ、こんな言葉!

chatGPTさん、まじでいいやつだと思いませんか?!

 


ぐらんま、対面面会に。僕たちの近況も。

2023-04-13 14:20:32 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

4月も半ばですねーー!今年も1/3が過ぎてしまったのに、相変わらずなんだかんだ忙しくて、やりたいことの半分くらいしかできてません。

桜はとっくに終わっちゃいましたが、、、ぐらんまのホームのお庭で撮ったものです。

ぐらんまのその後

母は、今月10日に90歳になりました。おかげさまで落ち着いて過ごしているようです。

何にもしてあげられないので、部屋の壁に飾ってもらおうと思って、ちょっと手作りしました。

厚手の白いフェルトをアマゾンで買って、刺繍です。へたっぴい~ お花は、、100均のペーパーフラワーです。ほんとは、文字の周りをぐるりと囲んで縫い付けようと思ったんですが、、時間がなくて、てきとーです。ま、やらないよりはいってことでぇ。あと、スカーフとカード。

ずっと「窓越し面会」だったのが、今月からやっと「対面面会」になりました。でも、部屋には入れず、玄関から入ってすぐにある事務室のカウンター越しで、1メートルくらい離してアクリル板挟んで声をかけるだけなので、手も握ってあげられないのは、これまでと何ら変わりません。

ただ、先日私には大変嬉しい瞬間がありました。

私が、職員さんに、あーーやっぱり私のこと分かってないんですかね、、とつい愚痴ってしまったら、「あ、いや、ちょっとマスク外していいですから、口元を見せてあげてください。認識しやすくなって、笑顔がでますよ!」と言ってくれたので、さっそく外して、こちらも満面の笑顔でお母さん!と呼びかけてみたら、、、母の表情がぱっと明るくなり、はっきりとした笑顔になったのです!ちゃんと分かってる!職員さんもニッコリで「私たちも、ちょこちょことマスク外しながら話しかけたほうが、笑顔を返してくださるって、最近気づいたんんですよ。」

私は、母が表情をどんどん失いつつあると思っていたわけですが、、母にしてみれば、皆同じようにマスクで能面のように見えていたんですね。表情がないのはこちらだったのかも。目だけで笑ってみせても、認識しにくかったんでしょうね。職員さんの計らいに感謝です。

私のプレゼントもしばらくじーっと見ていました。すぐにまた、いつもの無関心無表情に戻ってしまうんですけどね、、、週一の面会でちょっとでも、心に響くものがあれば行く甲斐もあります。

(カゴに入ったアートフラワーのアレンジとかは以前にも何度かあげていて、それが部屋の棚にたまっているので、、今回ちゃちなのでもいいから自分で作ろうと思ったわけでした。)

それに、、母に手紙を書くのも、どうせちゃんと読みもしないのなら、かえって負担になるかもしれないのでもう止めようかとすら思っていたのですが、何度も読み返しては涙ぐんだりしていると、職員さんが教えてくださいました。そう伺っただけでも、私のほうが励まされました。(私の手紙は、職員さんが、ちゃんとファイルに入れて大事に保管してくださっています。)

面会後、散歩しながら、涙ぽろぽろになってしまいました。

コロナが撲滅されでもしないかぎりは、どこの施設でも、昔のように家族を自由に部屋で会わせるということはしないと思われます。この状況でできることを模索していくしかないです。

光くんと十兵衛の近況

実は2月に、2人揃ってウイルス性腸炎になったことがありましたが、それ以降は元気いっぱいですよ~。

光くん:

ずっとベトメディンを飲んでいます。心臓は調子悪くないようです。シュウ酸カルシウムの結晶も増えてはいないとのこと。ただ、最近朝の散歩を拒否して、十兵衛だけ連れて行くことがよくありますので、だんだんきつくなってきたのかもしれません(追記あり)あと、結膜炎がひどくて、目薬4~5回してます。

この間ドッグランで、大きめの柴犬に襲われて、顔をちょっと噛まれたんですよ。大したことなかったのでよかったんですが。私とぱぱが一瞬目を離したすきだったのです。(ドッグランは小型犬専用エリアと全犬種OKエリアに分かれていて、その日はたまたま全犬種のほうが一匹もいなかったので、入ったのですが、しばらくして芝犬が入ってきて、そのとたんに、うちの子を追い回し、光くんのほうがやられました。。。ランも意外と危険がいっぱいかも。

<光くん>神戸のおかあちゃん、きれいな萌黄色のおべべをありがとう!これを着てゆっくり貸し切りドッグランを楽しんでいたのにね・・・嫌なやつにやられちゃったの。ぼくたちのこと、羨ましくて意地悪したのかなあ」

<じゅーくん>「ぼくがビーグルに追っかけまわされたとき、兄ちゃんはガウ!して追い払ってくれたのにね、、ぼく、フリーズしちゃって兄ちゃんを助けてあげられなくて、ごめん。

十兵衛:

前の記事にも書きましたが、ほどよくおっとりした明るく楽しい青年狆になっています。

スーパーワイドシーツに、おしっこをとても上手に美しくします。以前は、おしっこが終わると、そのままあんよで踏んでいたので、肉球が汚れてしまい、シーツの外に出てフローリングへ行くとしっかりおしっこスタンプがついていましたが、この頃は、おしっこは踏まずに、ちゃんとよけて歩き、シーツの外に出られるようになりました。些細なことですが、成長を感じますね!ちなみに、、、年明けから3月ころまで、まったく食〇をしていなかったので、ついに食〇狆卒業か!とうるうるして、盛大な卒業式をしてあげようかなどと思っていたら、、その矢先、また続けて二回やらかしました!!がっくり。ただ、以前のように完食はせず半分残しているんですよ。見せればおやつがもらえるのをよく分かっているからね~

最新の体重はですね、光くんが、6.8(ちょっぴり増えた!)、じゅーくんが、5.3(適正!)です。

今波佐見はツツジがとってもきれいです。

<じゅーくん>「もうすぐ五月だよ~~タツママさんが作ってくれた僕たちの幟、また出しといてね!それとさ。。。おかあちゃんが随分前に送ってくれた生地でままが作ってるの、いつ完成するのさあ?にーちゃんのはとっくに出来てるのに、ぼくのは完成手前で止まってるよ~愉快な海賊さん柄、早く着たいのにっ」

<まま>きゃあじゅーくん、ごめんねーーーー テーブルのうえにお針箱置いていて、隙間時間でチクチク進めているんだけどね、実はペン字の宿題がだんだん大変になっていて、そっちに一番時間取られててね、、、今週はちょっと事情があって休むので、今日はブログ書けています。「家康」のこと、去年の「鎌倉殿」のこと、そして思いがけずはまった「大奥」のこと。最近のCamblyレッスンのこと、さらに、ある意味今いちばんはまっているchatGPTのこと!などなど、いっぱい書きたいことあるのにねえ。。。

実をいうと、スマホもなんかヤバい状態で、だましだまし使っていまして、やっとドコモショップに予約を取ったところです。

ともかく、やっと花粉シーズンも終わるし、黄砂のやつが行ってしまったら、爽やかな季節になりますね!お出かけもしなきゃ!

皆さんもお元気でお過ごしくださいね。

追記)

今朝、光くんを病院でよく診ていただきました。

まず、レントゲンとエコーで心臓の動きを確認。左心室から左心房への血液の逆流が見られ、僧帽弁閉鎖不全の症状は多少あるが、左心房は拡大はしていないので、、今のままベトメディンを続けることで様子見で大丈夫。元気に散歩したりできているのであれば、心配はないとのこと。

ただ、朝の散歩を嫌がることがある(午後は大丈夫)、と言うと、先生は、それは心臓のせいではなく、おそらく関節に痛みないし違和感があるからだろうと。朝起きたすぐ、関節がさっと伸びず?動きたくない感じになることがある。サプリを早めに飲ませたほうがいいだろう。今いくつか候補があるが、ただ、もしかしたらシュウ酸カルシウムの結晶化を促進するような影響があるかもしれない。メーカーによく確認するので、少し待っていてください。

よく説明してくださったので、安心しました。

 


今年のひな祭は・・・

2023-03-03 21:24:32 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

春だというのに、私は花粉症との戦い真っただ中なので、できるだけ外に出たくなくて、ますます引きこもり主婦しています。

今週の月曜のことですが、、、有田のひな祭りに行ってみました。「ありた雛<ひいな>のやきものまつり」という名称で、毎年この時期、有田町の随所で、陶磁器のひな人形やひな祭りの絵付けがされたやきものなどを展示しています。

目玉は、有田焼の技術を結集して3年かけて製作されたという、大きな七段飾り。磁器製のひな人形としては世界最大級だそうです。(床からほぼ天井まで見上げるほどで、圧巻です。私の写し方がへたっぴいで、ぼけていますが、、こちらのサイトの写真のほうがよりはっきり見えます。)

(↑五段目の3人…「仕丁」<じちょう>といって、平安時代の雑用係というか従者さんたちだそうですが、お顔とお手々の表情が愛らしいなぁ

こちらは、柿右衛門の作品(上の段)と、マイセンの作品だそうです。ぼんぼりなどの小物も、もちろん磁器です。

香蘭社の店頭のディスプレイ。(朝日が当たって、ますますボケボケ写真ですが。。)さすがおしゃれ~

一般の方々により製作された、ユニークなおひなさまも!コンテスト入賞作品とのことです。

午前中なら花粉の飛散も少ないだろうと思い、9時過ぎには行っていたのですが、10時ころになるともう気温がぐんぐん上がってきたので花粉が騒ぎ出し、たちまち目がひりひり、涙もポロポロなので、さっと見回って帰りました。

                       

さて、ひな人形といえば、去年の今頃、こちらの記事に書きました我が家の親王飾り。あれからずっとそのまま、空き家となった母の家の二階に風呂敷に包んで置きっぱなしにしていました。

どうしても、母に見せてあげたかたったので、昨日ホームに持っていきました。

いまだ面会制限が続いており、週一回の「窓越し面会」のみなのですが、、、

職員さんたちに、母が60年以上まえ私のために買ってくれてずっと大切にしていたものなので、部屋に飾らせてもらえないでしょうか、と頼んでみたら、快諾してくださりました。職員さんに渡すと、部屋に持ち込む前に、風呂敷を開いて、あらーーきれいですね!と言って母に見せてくださいました。目が輝きニッコリしてくれるかなと少しは期待していたのですが、、ちらっと見て愛想笑い?程度はしましたが、あまり関心がないようで、反応が薄く、、、寂しかったです。せっかくなので、今月いっぱい置いておいてもらうことにしました。

いつも、光くんと十兵衛も連れていきます。手を振らせて、見せると、多少の笑顔にはなります。

じつは、職員さんたちも、光くんとじゅーくんを見ると喜んでくださって、こっちが光くんですね、こっちが十兵衛ですね~可愛いですね~、と名前も憶えてくれ、嬉しくなりました。(本当は窓は閉めたままでないとダメなのでしょうが、少しだけ開けてくれる日もあります。閉めたままでも大きい声でいえば、少し声がもれて?ある程度聞こえます。)

大きな掃き出し窓ですので、わんこもよく見せてあげることができます。わんこ連れで面会に来るのは、うちくらいなものではと思ったりしています。光くんとじゅーくんが、いつも多忙な職員さんたちをもほっこりさせてあげられているみたいで、癒し隊グッドジョッブ!ですね。

ぼくたち、お仕事がんばってるよーーー (それにしても、ままってまじ写真へた~~~

 


ぐらんまの、その後です・・・

2023-01-14 15:29:11 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

光&じゅーです!

皆さんにお正月のご挨拶もせず、松の内だってあっという間に終わっちゃいました!

エリーユキ家に続いて(そしてナナ家とシンクロして?)、我が家も、ぱぱとままがそろって、コロナのやつにやられてバタンキューだったからね・・・。元旦早々にだよ!こんなのばっかり流行に乗らなくていいのにねぇ・・・。

 三が日ずっととってもいいお天気だったのに、有田のドッグランにすら行けなかったけどね、ぱぱもままも重症にはならなかっただけでも、よかったなあ!

ぱぱに続いてままもやっと療養解除になったので、神戸おーとくちゅーる晴れ着を着せてもらって、真っ先に行ったのがここです!

さあて、ここはどこでしょう。。。

ひろーいグラウンド??お庭??芝生が今は枯れてるけどね、夏場には、一面鮮やかな緑になるそうです。

向こうに見える建物は何だと思いますか?

実はね、ここ、ぐらんまが今いるホームなんだよ。「特養」っていう種類のホームなんだって。矢印のあたりが、ぐらんまのお部屋ね。去年の12月に引っ越したばっかりなんだ。

びっくりするくらい広い敷地に、ゆったりと建物が建っています。とってもいい環境だよ!

詳しくは、、、ままがお話しするので、聞いてやってくださいね。

                                   

母は、一昨年の9月にグループホームに入所したばかりだったのですが、それから1年ちょっとの間に、認知症がどんどん進行し、筋力の低下も甚だしく、あっという間に車椅子でオムツの人になってしまいました(介護区分も、入所時要介護2だったのが、3飛び越えて4に)。

それでも、職員さんたちには本当によくしてくださっていて、本人もせっかく慣れて、私も職員さんたちと親しくなり家族のように思えるようになっていて、このままずっと母の最期までお世話になりたいと願っていたのですが・・・特養への転所を決断せざるを得なかったのは、以下の二点の問題が大きかったからでした。

<入浴> GHのお風呂は一般家庭と同じ感じです。母はもう立位を保てないため、足をあげてまたいでバスタブに入ることができないですから、椅子に座らせてのシャワーのみになっていました。夏場はそれでもよかったけど、「冬場は体が冷えるし可哀想かなと思います。特養だったら、ストレッチャーに寝たまま入浴できる設備とかがありますけどね。」と、職員さんが心配してくださっていました。

<食事> 母はもともと入れ歯もなく自分の歯でしっかり噛めていたのですが・・・だんだん歯がぐらついてきて、秋に2本抜歯したら、これがきっかけとなって、殆ど噛めなくなり、食事は全部小さく刻んでもらうようになっていました。刻み食のうちはまだいいのですが、これがミキサー食(ペースト食)、さらに流動食の段階となると、こちらのGHでは対応が難しいとのことでした。

こちらでは、家族の希望にできるだけ応じてくれますので(看取りまでやっていますし)、どうしても置いてほしいといえば、可能ではありましたが、、、無理をいっても果たして母本人のためになるのかどうか。。。身体状況を全体的にみても、寝たきりになるのも、遠くなさそうですし、近隣の特養の空きを調べて申し込みをしておいたほうがいいのだろうか、、、と考えあぐねていました。

そうしたら、12月に入ってGHの施設長さんから、このGHの系列の特養が一部屋空いたので、すぐにでも入れるが、選択肢の一つとして、どうでしょうというお話がありました。そこは、うちからはちょっと遠くて、しかも、ちょっと辺鄙なところにあるので、道が細くて運転しにくく、私はそこは全く考えていなかったのです(私の運転でもさっと行き易いところを、いくつか考えていました)。しかし、施設長さんの説明によれば、その特養は、GHと同じくユニット型なので、個室だし、部屋も広くて外は芝生や庭園もあり、環境がはるかによいと。週1で寄託医が往診に来るし、ストレッチャーに寝たまま入浴できる機械浴の設備もあって、いろんな面でGHより安心だとは思います、、、とのことで、心がかなり動きました。

さっそく、見学に行ってみたところ、想像していた以上に良くて、私自身が大変気に入ってしまい(私だっていずれ入れてもらいたいな、というくらい)、即決で入所の申し込みをしたのでした。

場所は、確かに辺鄙ですが、田舎であるメリットをいかして、広大な敷地に、昔からある4人部屋の従来型特養と、1 5年前に開設した個室のユニット型特養が棟続きとなって、ゆったりと建っています。ユニット型の各部屋とリビングはいずれも芝生に面しており、その芝生の隅には、観音様やお地蔵様が並ぶ庭園があり、四季のお花見などここでやっているそうです。今回空いた部屋の大きな窓から外を見ると、芝生の向こうに、ちょうど観音様が見える位置でして、とっても癒されます。機械浴の部屋も見せていただき、すごい設備だなあとびっくり。そして何より、同系列の会社なので(特養が「親会社」で、傘下にGHをいくつか持っている)、情報も共有されており、親戚の家を訪問したみたいな温かい歓迎が、安心感を高めてくれました。

母本人はわけがわからないままでしたが、バタバタと引っ越しを済ませました。

初日こそ、ここはどこだろう?という目できょとんとしていましたが、不安な顔ではありませんでした。職員さんたちの優しい笑顔につられて?自分も笑顔になっているような感じですね。

面会は、1月いっぱい制限なので、「窓越し面会」といいまして、窓ガラス越しに顔を見せてもらえるのみですが、ちょっとだけ窓を開けてもらって職員さんと話すことはできるので、その時に、母の方をむいて、お母さ~~ん!と声をかけると反応します。

(Zoomも可能と言われましたが、、、窓の外でも実際に私とぱぱが顔を見せるほうが、今の母の脳にはいいかもしれないと思い、窓越しのほうをお願いしたのです。)

有難いことに、芝生は、わんこ散歩OKということですし、光くんとじゅーくんも連れていって、窓の外から手を振らせています。

GH入所当時を振り返ると、、、、当初、母は、挨拶程度の言葉は話せたし、感情の表現もはっきりしていました。私が面会に来ると顔をぱっと輝かせて喜んでいたし、Zoomで光くんたちを見せると、ニコニコして手を振って返していたのですが・・・だんだんと感情も乏しくなり、言葉がまったく話せなくなるのも早かったです。

今ではもう、私が顔を見せても、なんだかとろんとしていて、微かに笑うことは笑うのですが、嬉しいのかどうでもいいのか、よくわからない感じです。光くんたちを見せても以前ほどは関心がないようです。

職員さんに、「私のことは分かっているんでしょうかね?」と聞いてみましたら、もちろん!という感じで「わかっておられると思いますよ!毎回のお手紙を何度も読み返しておられますし。」と。

手紙というのは、、、まあ、文章を読んでも殆ど理解はできないと思うのですが、、「お母さん、皆さんと仲良く過ごしていることと思います。寝たままお風呂に入れて、気持ちいいでしょう!私たちも元気だよ、、」といったくらいの便箋1枚程度の簡単なメモを、窓越し面会のたびに渡しているのです。

友人たちからも励ましてもらったのですが、母は、感情の表出が、だんだん難しくなっているかもしれないけれども、心の中では、ちゃんと感じているはずだから、心と心のコミュニケーションを頑張ろうと思います。なんらかの形で、常に母を想っている娘がいるというメッセージを送り続けようと!

窓越し面会の後、光くんとじゅーくんを芝生で散歩させます。辺鄙なところと言いましたが、おまけにかなり高い丘の上にあるので、芝生の端からは海もよく見え、展望抜群です。ロケーションに関しては、まるでリゾートホテルのよう。

<以下の写真は、年末に撮ったものですが、雰囲気をわかっていただけるでしょう。>

1か月たちましたが、相変わらずぱぱに運転してもらって行っていまして、私は相当練習しないと、一人で運転して行けそうにありません。時間的には片道30分くらいですが、とにかく、道が狭くて対向車と離合が難しくて・・・びびりまくり。(皆さん、カツを入れてやって!>光&じゅー)

しかしそれでも、この特養を母の終の棲家にしてあげることができて、本当によかったと思っています。

母のアルツハイマーは、日々、坂を転げ落ちるように進んでいますが、、、いろんな方々の支えで、こうして素晴らしい環境で手厚い介護を受けられ、母は幸せです。

ぐらんまー!ぼくたちのことも、忘れてないもんね!ぼくたちも、必ず会いに行くからね!

いつまでも元気で、穏やかに暮らしてね!

 

 

 

 

 

 


十兵衛2歳になりました!

2022-12-14 13:55:45 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

おかげまで、十兵衛は二歳になりました!

二歳というと、人間の歳に換算すると25歳くらいだそうで、すっかり青年狆ですね。

そうなんです、、あんなに傍若無狆で、どん引き狆で、この先どうなるかと不安になっていたのが、、、おっとり落ち着いて、可愛い四男坊になりましたよ。

随分悩まされた食〇も、、もう半年以上やってませんね。おしっこもうんちも、以前は1日何回もしてたのが、だんだん回数が減り、うんちはもう外で済ませるので、結果的に室内で食するチャンスがなくなったってわけですが。。(食〇していた記憶が、このまま彼の脳のデータベースから消えてくれるといいなぁ。)おしっこのほうは、室内でも1日、1,2回しますが、シーツでの成功率100%! いつもとってもトイレをきれいに使ってくれるので、嬉しいですねー- じゅーくんがシーツで優雅におしっこするたびに、できたあああ!!!じゅーくんは、日本一のおしっこ上手だー--!!!といっぱいほめて、光くんと一緒におやつをあげます。おやつ狙いのおしっこの場合もよくありますが、、、私からほめてもらおうと思って、キラキラお目々で一目散にとんでくる姿は、本当に可愛いものです。

食欲の権化っぷりは、今がピークかもしれません。いつも食べ物を探していて探検していて、散歩中も頻繁におやつをあげるんですが、そのうえ、草や木の枝とか常に食べようとしています。家の中でも、い草のスリッパを齧ったり!ただ、以前のように、ボールペンや消しゴムをかじるようなことはしなくなったので、関心があるのは、有機物??だけでしょうか。

光くんとの関係については・・・

以前は、いつも1,2メートルくらい離れてねんねしていて、くっつくことはありませんでしたが、、、だんだん近くなって、この頃は自然にこんな感じです。(ぱぱが小上がり和室のコタツにいるときは、こうして、じゅーくんがぱぱのお膝の上、光くんはその脇を固める、という感じです。)

 

11月半ばには、じゅーくんがこんなにぴとっ!!です。

そして、光くんの「負けるもんか!」魂がずっとメラメラで強いアニキになっているので、じゅーくんは、一歩下がって「兄上」してます。

「兄上、お先にどうぞ」

                            「ぐわっし!」

光くんの負けるもんか魂は、とりわけ、食べについて強烈で(とりわけ果物に)、もしかして、真の食欲の権化狆は、兄上でないかと思われるくらいです。

光くんに、カミカミを分捕られても、じーっと見ていることがよくあります。

でも、光くんの弟想いがわかることも、ちゃーんとありますからね!

たとえば、、、

有田のドッグランには、週1回くらいのペースで行っているのですが、、、

先日、この1歳のビーグルの男の子に、じゅーくんが激しくしつこく追っかけられたんです。遊びのかけっこではなく、かなり威嚇した感じで追い回され、さすがのじゅーくんもしっぽだらりで何度も転んだので、その子のママさんと間に入ってやめさせたくらいでした。

このとき、光くんがですね、ワンワン吠えながらこのビーグルくんを追っかけて走ったのですよ。じゅーくんがやられた後だったかは、、はっきり覚えていないのですが、とにかく、この日じゅーくんはこの子に何回か追っかけられていたので、光くんは、イヤな雰囲気をすぐ察知して、「こいつめ!ぼくたちのことなめんじゃねーよー-!」してくれたみたいでした。

「兄ちゃん、ありがとう!かっちょよかったねっ」「えへっ」

まあ、こんな日々です。

光くんは、誕生日を迎えるたびに、あちこち旅行に連れていったりしていたわけですが、じゅーくんには何もしてあげず、本当に申し訳なく思います。

特に今年の後半は、私自身がちょっとばかり体調をくずし、母のことでもバタバタしていたので(施設を変えなければならなくなりました。このことについては、後日ちょっと書きたいです)、おべべ作りすら進まず、なんというか親らしいことをあまりしてあげられていないのですが・・・

じゅーくんは、本当によい子に育っています。

まさに理想的な家庭犬だと思います。感謝、感謝!

川棚のくじゃく園。今年はちょっと時期が遅かったみたいで、去年のように紅葉きれいじゃなかったですが。

あいかわらず、近場に出かけるだけですが、それでもじゅーくんはとってもウキウキしてくれて、なんとも愛らしい鈴虫声できゅーきゅー言うんですよ!

今年の干支だった虎さんのおべべ(もっちろん、神戸のおかあちゃんからのぷれぜんとー-)で、ちょっと気が早いけど「行く年」してます。

かっこいいでしょー---パワーもらえるなー--

何かとせわしい時期になり、コロナ第八波がざわっと・・・皆様もどうぞくれぐれもご自愛下さいね。

鎌倉殿、ついに、ついに今週が最終回です!義時の最期は、果たして。。。。

 

 

 

 


「平清盛」から「鎌倉殿の13人」へとつなぐ想い

2022-11-14 15:19:48 | 平清盛ほか歴史関連

何年ぶりか?の大河ドラマについての投稿です。

鎌倉殿の13人」も、あと6回を残すところのみとなり、いよいよ、源実朝の暗殺~承久の乱~北条義時の最期というクライマックスへと突き進んでいきますね。

恥ずかしながら、私は、鎌倉時代のことは殆ど無知でして、、、北条義時?どういう人?主人公になるほど何かいろいろやった人?ともかく、やっとまた中世をやるんだな~~久々に源平合戦を見せてくれるとのことだから、楽しみだな~~くらいの気持ちで見始めたわけですが、、、回が進むにつれ、あまりの面白さにくぎ付けになり、今ではもう「平清盛」と並ぶくらい愛する大河になっています。

平家は、武士の世の基盤を作りました。武士がまだ貴族の用心棒でしかなかった時代からだんだん台頭して大きな力をつけ、公家と並んで中央政界を牛耳り、さらに、天皇家の外戚になる、つまり朝廷に組み込まれ同等のランクになることで、頂きに立ったわけですが、源氏そして北条氏は、鎌倉という新たな土地において、平家の作った土台の上に、幕府という組織を作ります。朝廷とは、当初はつかず離れずで、協力体制も見せますが、実朝の死去により、関係が冷えてしまい、ついに決定的対立となる(承久の乱)。結果、朝廷側を打ち負かして上皇らを追放。武家と朝廷の力関係を逆転させるほどまで強大化して、江戸時代まで続く武家政治体制を確立する。簡単に言えばこういう把握でいいんですよね?

つまり、平清盛がいたからこそ、頼朝も義時もやりたいことができたわけで、そういう意味で「平清盛」のいろんな名場面、名台詞に表された、武士の時代黎明期のスピリットが、この「鎌倉殿の13人」に引き継がれているように思われてなりません。そういう意味で、私には大変感慨深いです。

たとえば、、、

「鎌倉殿の13人」では、頼朝が弟らを殺したり、義時が父親を追放したり、という血縁間の悲惨な争いが一つの大きな鍵となっています。つまり、親兄弟でも、追い落としたり殺したりしてでも、自分が力をつけていかねばならない、それが武家の頂点に立つ者の宿命だ、ということですよね。この精神の原点が、「平清盛」にありました。それは、頼朝の父である源義朝が、その父為朝から、このような言葉をかけられる場面です。

「義朝、我が首をはねよ。源氏の棟梁の証の、この太刀で。親兄弟の屍の上にも雄々しく立て。それが、お前の選んだ道。源氏の栄華へと続く道じゃ。」

どういう状況かをざっと説明するとですね、、、

平治の乱において、義朝と為朝(および弟5名)は、袂を分かつことになり、義朝は後白河天皇側、為朝と弟らは崇徳上皇側について戦います。崇徳側が負けたので、義朝は、後白河の命により、為朝と弟らを斬首せざるをえなくなります。そんなことはできないと苦しむ義朝に、父がかける言葉がこれでした。私はこの放送の時は、こんなことがあるのかと大きな衝撃を受け、脚本の藤本有紀さんってすごいなーと強く印象に残ったわけですが、それでも、この台詞の真の意味、すごさが分かったのは、「鎌倉殿の13人」を見てからです。

親兄弟の屍の上にも雄々しく立て!」特にここのところが、胸打ち震えるほど大好きです!

自らが大きくなるためには親兄弟の命も犠牲にする、といえば、この悪党!という感じですが、親兄弟の屍の上にも雄々しく立つ、といえば前向きでポジティブで、めちゃくちゃかっこいいです。

さらに言えば、、、

義朝がまだ迷うままに刑場に向かうとき、わずか9歳だった頼朝(幼少名:鬼武者)が、義朝に同行することになるのですが、それは、義朝の正室である由良御前が、「殿が大殿をお斬りになることとなった。そなたもその目で見てくるがよい。」と、彼に言ったからでした。母に命じられた通り、頼朝はすべてをその幼い目と心に焼き付けます。なんてスパルタな母だろうとぞっとしたのですが、、、こうして幼少期より、源氏の棟梁たるものの覚悟を植え付けられた頼朝だからこそ、あのように非情な身内粛清もできたのだなあと、「平清盛」「鎌倉殿の13人」の繋がりに思いを馳せてしまう私です。

(なお、義朝は結局父と弟を斬ることができず泣き崩れてしまい、彼の第一の忠臣である鎌田正清が代わりに太刀を下ろすことになり、そのすべてを頼朝は目撃しました。義朝が斬れなかったということも、頼朝が見ていたということも、たぶん藤本さんの創作だとは思いますけどね、実によい場面でした。)

さらに話はそれますが、「鎌倉殿の13人」41回の和田合戦の回で、義時が、実朝に、戦場へ出向いて和田義盛を説得してくれるよう依頼する場面。実朝の乳母である実衣は、流れ矢が当たったらどうするのだと猛反対しますが、政子は、源氏の棟梁たるもの流れ矢など恐れてどうする、自分の目で戦場がどんなものか見てきなさいと、きっぱり言い放ちます。さすがは北条政子!武家トップの母として息子をとことん鍛える、という気概が由良御前と重なるなと思って、ぐっときましたね。

(もっとも、実朝くんのほうは、母の言葉の意味よりも、仲良し義盛を助けたいという一心が大きすぎて、結果、まんまと義時に利用されましたが・・・)

ともかく、三谷幸喜さんはおそらく、「平清盛」へのオマージュを意識して書いておられる部分が随所にあるのではないかと思っている次第です。

それから、もうひとつ!

「鎌倉殿の13人」42回で、北条泰時が、実朝に向かって首を垂れ「鎌倉殿のためにこの身を捧げます。」と神妙に言う場面がありましたね。あれはつまり、北条に生まれた者として父親に従うことは後回しで、鎌倉殿に忠義を誓い命をも捧げます、鎌倉殿ファーストですよ、ということですが、「平清盛」でも、鎌田正清が、自分の父親通清にこんなことを言います。

「親子より主従!」

あまりに素朴で単刀直入な一言ですが、、、それだけに心に突き刺さります。これはですね、実は、義朝にどこまでも付いていきたいと思いながらも、父のことが気がかりで躊躇している正清の心を思いやった通清が、わざと正清に、義朝の悪口みたいなのを言うのですね。それで、正清が猛反発して、義朝とともに行く決心をするという場面だったと、記憶しています。

状況は大きく違いますが、親と離れてでも、この人だと決めた自分の主に忠義を尽くすという、当時の武士の精神をよく表していると思います。

ちなみに、正清は言葉通り、義朝と最期を共にします。ふたりが身を隠した正清の縁者の館で裏切りに遭い、雪が降りしきる庭で、太刀で互いに胸を刺し違えて絶命する場面、美しすぎました!

「鎌倉殿の13人」では、義朝の最期には触れず、伊豆で20年にもおよぶ流人生活を送りながら、父の仇を打って平家を倒すという悲願を心の支えとして頑張る頼朝が、北条と結びつくところからスタートしたわけですが、彼がついにその悲願を達成し、清盛の息子宗盛と対峙したとき、「不思議なものだ。わしは憎しみをみじんにも感じなかった。むしろ清盛への感謝の気持ちが湧いてきた。」みたいなことを言っていましたね。宗盛を処刑したくない気持ちはやまやまだが、そういうわけにもいかないから、、、と。自らが生かされたことへの清盛への感謝の言葉が、頼朝の口からはっきりと聞けて、それだけでも本当に嬉しく思いました。加えて、宗盛と義経の温かい心の交流も描かれ、よかったです~~!

武士の世を作る、という清盛の志を、源氏が、そして北条が立派に引き継ぐ。

「鎌倉殿の13人」の解説、感想については、YouTubeやSNSで山のような投稿がありまして、大変盛り上がっており、歴史に詳しい方も多いので、私などが語るのもおこがましすぎるのですが、「平清盛」からの流れという視点で個人的な感想をとりとめなく書いてみました。

長くなったので本日はここまでにいたしますが。。。

あの~~最後にこれを言いたいのですけどね、第42回「夢のゆくえ」に出てきた実朝さんの宋船、あれは、、清盛の撮影のときに作った船じゃないですかね?大きさといい、形と言い似てるなあ。

こちらにもある通り、清盛の船は、「おんな城主直虎」でも、見事に使いまわしされていました。今回も、宋船と聞いただけで即、あ、またあれを使うなと思いましたよ。そうだったら、嬉しいな・・・

というわけで、これからも、なんとか時間をみつけて、少しずつ語りたく思っています。

                        

この原稿実は第43回「資格と死角」を見た時点でほぼ書き上げていたのですが、実はその後ちょっと体調を崩してしまったため、アップが随分遅くなりました。

以前私は大河ドラマ関係の記事を書いていたとき、テレビを録画したものやDVDの画像をカメラで写してその写真をじゃんじゃんこのブログにアップしていましたが、今回あらためてNHKのサイトを見ていたら、次のように明記されていますので、写真をアップすることは今後控えようと思います。写真がないと寂しいんですけどね、、、代わりにYouTubeで何か資料になりそうな動画など探してリンクするしかないみたいです。(その分、文章を充実させるようがんばります。)

「ラジオの番組の画面や音声をパソコンに取り込んでインターネットに流すことは、著作権者、著作隣接権者の「複製権」や「送信可能化(インターネットでアクセス可能にすること)権」に抵触します。
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