まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

フェイスブックの謎

2012年02月21日 | 日記

夕焼けの富士山がとてもキレイだった。
台本打ち合わせのために夕方から都内へご出勤。

神田のお好み焼き屋「ありんこ」。
美しい富士山からいきなりお好み焼きという落差はちょっとアレだが・・・
打ち合せが済んだら腹がペコペコだった。

プロデューサー氏もディレクター氏も関西出身だから「粉もの」大好き。
ジュージューと焼ける音を聞きながら・・・
「東野圭吾」と「カメラ」と「フェイスブック」の話題で盛り上がった。
三人ともフェイスブックの「愛好者」だ。

フェイスブックはご存じのようにハーバードの学生だった
マーク・ザッカーバーグという兄ちゃんが始めたインターネット交流サイトだ。
すでに世界中で8億人が利用していると言う。
上場申請もしていて価格はあのグーグルを上回ると言うから
このお兄ちゃんは一躍、億万長者となる訳だが・・・まあ、そんなことはどうでもいい。
このフェイスブックというのが、正直、よくわからない。

人にすすめられて半年ほど前に登録した。
フェイスブックは「友達や同僚、同級生、仲間たちと交流を深めること」が目的だ。
パソコンのメールアドレスなどから勝手に友だちを選んでくれて
自動的に「交流」が始まるという便利なシステムなのだが・・・これがよくわからない。
基本的には実名登録だから「知った人間」がほとんどで
今さら交流を始める必要はないし、中にはあまり交流したくない人間もいる。
誰か交流したい相手がいれば「友達申請」なるものを送って
さらなる友達の輪を広げるという按配だが、私はまだしたことがない。

しかし、このフェイスブックの威力は絶大で、私の周りでもやっている人が急増している。
中には友だち登録が1000人、2000人などという驚くべき人もいる。
「♪ 友だち100人できるかな・・」ぐらいなら可愛いけれど
現実問題、1000人もの人間とどうやって交流するのか・・・見当もつかない。
何か「友だちづくり競争」をやっているようなフシもあって、とてもついていけない。
ちなみに私の友だちはたった42人である。
せっかくだから人の面白い記事を見ると、時々、コメントを入れたり
このブログをUPしたりしてみるが、それでとくにブログの閲覧者が増えるということもない。
もともとの友だちが少ないのだから当然と言えば当然だ。
うーん、私はいったい何のためにこんなことをしているのか・・・

みんなと別れた後、またまた「ひとり酒」をしてしまった。
いつものことながら、一人になるとホッとするようなところがある。
そもそも私は「交流」などというものに向いていないのかも知れない。
切実に友だちが欲しいと思ったことはないし
友だちがいないから淋しいと感じたこともないような気がする。

出て来た「牛すじポン酢」がやわらくてとても美味しい。
フェイスブックやらミクシーやらツイッターやら
これだけ交流サイトが際限なく増えているのはいかなる理由であろうか。
そんなに友だちが欲しいのか、そんなに人間に満たされていないのか・・・
1000人、2000人も友だちをつくってどうしようと言うのだろうか・・・
謎は深まるばかりだ。

などと否定的なことばかり書いて来たが・・・
ビールをお代りした後、「さてさて、フェイスブックはどうなっているのかな」と
おもむろに携帯を取り出してサイトを覗いてみる私は
いったいどうなっているのだろうか・・・