まろの公園ライフ

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早朝相撲

2012年02月04日 | 日記

いつもの夜明け・・・

冬晴れが続いて、またまた東京には「乾燥注意報」発令中。
雪国は「異常低温注意報」というから大変だ。
午前6時半、ジョギングに出発。

息子に付き合っての「早朝ジョギング」もひと月近くになる。
私は午前2時頃から起き出して仕事をしているから別に苦にはならない。
本人はかなり眠そうだが、言い出した手前、意地になって頑張っている。

東京に雪が降ってからもう一週間以上になるのに・・・寒い!

最近、ジョギングの途中に「相撲」をとるようになった。
私はシンドイから嫌なのだが、断ってもしつこく言い寄って来る。
広場に来ると「ああ、燃えて来た」などと言う。
女性に言い寄られるのはうれしいが、息子に言われてもなあ・・・

甘い顔をすると際限なくやりたがるから「毎朝、5番だけだぞ」と決めた。
実は小学校の頃から相撲が好きでずいぶん相手をさせられた。
学校では今でもチビの部類だが、その頃に比べるとやはり格段に力がついて来た。
ウッカリするとこっちが転びそうになることもあるから気が抜けない。

だから容赦をせずに押しまくる、突き倒す、投げ飛ばす。
途中で「突っ張りはなしで」とか「ひっかけるのは卑怯だ」などと泣きが入るが
一切構わず、引きずりまわして地面に這いつくばらせる。
毎朝、「今日こそは絶対に一回は勝つ!」と意気込むが負けるわけにはいかない。
親は強いものだ・・・ということを体で教えたいと思う。

約束の五番を取り終るとさすがに息があがる。
本人もグロッキーのくせして「結構、運動になるでしょう」などと減らず口を叩く。
明日もやってもらいたいという意志表示をヒシヒシと感じる。
しかしまあ・・・世の中広しと言えども
早朝から相撲を取る親子などそうそういるものではないだろう。

広場の脇で猫が呆れたようにこっちを見ていた。
偉そうに書いたが相撲で負ける日が来るのもそう遠いことではなさそうだ。
それはそれでショックかもしれないが、ちょっと待ち遠しい気もする。
その時は「息子に負けた日」などというドラマが書けるかも知れない。
ああ、明日は雨でも降ってくれないかなあ・・・