まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

ああ、成人病

2012年02月18日 | 日記

これ、何の薬かご存じですか?

まあ、私のような年齢になれば「一病」抱えて生きている人は多く
薬のやっかいになっているケースは珍しくないと思われます。
私のカメラもポンコツですが体の方もすっかりポンコツなのであります。
あっちが痛い、こっちが調子悪い・・・
そんなことは日常茶飯事で、正直、いつポックリ逝ってもおかしくない。
あ・・・それでもって、これは実は「糖尿病」と「血圧」の薬です。

そうなんです、私は「糖尿病」なのです。
こんな立派な手帳だって持っています。(なんで笑っているのか・・)
発覚したのは数年前、自治体が行っている成人病検診でした。
担当の医師は検査データを見ながら大きく頷いて・・・
感に堪えない顔で「これは立派な糖尿病ですね」と一言。
癌などを想定していた私は、一瞬、虚をつかれましたが思い当るフシは多々ありました。
仕事柄、生活は不規則ですし、大酒飲みに大食漢、甘いものも好きでした。
要するに糖尿病になるための生活をして来たようなものです。
万事に素直な私は深く反省し、すぐさま治療に取りかかりました。

団地内に大学病院があって大抵の場合はここに通います。
ただ、ご存じのように大病院は混雑はなはだしく、ヘタすれば一日仕事です。
それではいろいろと支障があるので困り果て
ちょっと離れたところにある糖尿病専門医を紹介してもらい通うようになりました。
その間、医師の指示に従って食事療法を始めました。
運動をしなさいと言われ、毎日、公園を走って体重減少にもつとめるようになりました。
ただ走っていても面白くないので、やがてカメラで公園風景を写真に撮るようになり
去年5月、このブログの開設と相成った訳です。
その甲斐あって数値もほぼ正常値に戻り、体重も全盛時から15キロもダウン。
自分で自分を誉めてやりたいほどだったのですが・・・

本日は月に一度の通院の日。
この病院の先生は本当に温厚篤実でインフォームド・コンセントも丁寧。
看護婦さんたちも美人で、明るくて、親切で、言うことなし。
「これだけ短期間で数値が改善するのは凄いですよ。頑張って下さい!」
などと、にこやかな笑顔で祝福を送って下さる。幸せ・・・

待合室には糖尿病治療のための冊子が並んでいます。
全国の糖尿病患者は800万人とも1000万人とも言われますが
その予備軍も含めると大変な数になるのでは。
私の場合は生活習慣病が原因の1型で基本的には薬での治療ですが
2型の人となるとインスリン注射や人工透析などと大事になり
中には失明したり、時には亡くなる人もあって怖ろしい病気なのです。

インフルエンザの大流行で院内ではマスクをした人が多かった。
ゲホ、ゲホと気味の悪い咳も聞こえて来ます。
私が「うーん、まずいなあ・・」という顔をしていると
気づいた看護婦さんが素早くマスクを持ってきて下さった。ありがたい!

診察の前に検尿をし、その後、耳から血を採取します。
ヘモグロビンA1cという血中の糖の値を計る検査なのですが・・・
最近、その数値があまりよくない。
年末、正月をはさんで忘年会・新年会などで酒を飲む機会が多く
すっかりタガがゆるんでしまったのか、せっかく減った体重が5キロもリバウンド。



ヘモグロビンA1cは5.8未満が健康な人の値です。
ところが、ここ数ヶ月、ジリジリと数値が上がって来ているのです。
5.8~6.5の間は「良い」もしくは「治療の目標値」という評価ですが
6.6をこえると「やや高め」というランクになってしまう。
それにジワジワと近づいているのです!うーん・・・

   「気を抜かずに頑張りましょうね」

先生のやさしい一言に私は深くうなだれ、病院を後にしたのでした。

で、薬を飲むために近くの喫茶店でモーニングの朝食。
気を使って野菜がいっぱいあるのにしました。
トーストはやめておいた方がいいかな・・・と思いつつも完食(汗)。
私の糖尿病との長い戦いは続く。