くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

騒ぎ過ぎか?: 中国製冷凍食品問題

2008年02月02日 | Weblog
昨夕ラジオを聞いていたところ、リスナーから寄せられたコメントの何に、「騒ぎ過ぎは外交問題にも発展しかねない」という趣旨のものが。

確かにその可能性は否定できない。既に中国国内ではむしろ日本の対応を批判する報道や一般の声もあるとか。TVを見ていたところ、ひどいのになると「陰暴論」まで展開していた。

しかしながら、現今の我が国の状況は果たして「騒ぎ過ぎ」であろうか? 私はそうは思わない。

幸いに死者は出ていないものの、既に不特定多数の被害者が出ており、今中国製食品を口にすることは、我々日本の消費者ぬしてみれば、いわば「闇鍋」をつつくようなものである。問題の露見した特定の製品だけではなく、他にも「危険」が潜んでいる可能性がある以上、広範な回収、調査は致し方あるまい。しかも、今回このような騒動に至った背景には、過去にも中国製食品をめぐっては、問題が繰り返し起こってきたという事実もある。「またか!」にとどまらず、この後に及んでもあれもこれもそうではないかという疑心暗鬼が日本国中に拡散したとしても致し方あるまい。これまでに同様の問題の発生を再三繰り返してきた中国側の自業自得でもある。

もっとも、今回の問題は、我が方の国や企業の管理・検査体制の課題をも浮き彫りにしたわけで、中国の事情だけを俎上に載せれば良いという類の問題ではない。、

また、あることないことまで言いたてられれば、中国側もまた面白くはなかろう。もともと対日感情のよろしからぬ国だ。日本の反応に自国の世論が反日で反応を示せば、中国政府もそれをやり過ごすことはできまい。それゆえ、日本政府の対応もそうだが、それ以上にメディアは報道の仕方に十分配慮せなばなるまい。いたずらに不安や反中感情を掻き立てるような煽情主義に走らぬことだ。

たが、対中関係を損ねるからと言って、今の自主回収の流れを制止する必要はあるまい。これが初めてではないのだ。どこに毒物が混入しているのか、いないのか、それがわからぬ状況なのだ。場合によっては命にもかかわる危険性をもはらんでいるのだ。まさに「闇鍋」状態なのだ。予防措置、防衛措置として、まずはあらゆる中国製に疑義の目を向け敬遠するというのは致し方のない措置であるかと思う。
日中関係は好むと好まざると重要な対外関係の一つだ。だが、外交関係のために、自分たちの生命をいくばくかの危険に晒そうなどと言う気にはなれないし、そのつもりも毛頭ない。


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