加州でフォアグラ禁止がついに現実のものに・・。
いや、別にフォアグラなしには生きていけないというほど好きではありません。歳とともにあの類はtoo much になりつつあるので、別に禁止なら禁止でいいんですけど。
この極端さ、いかにもアメリカらしいというしかないです。いえいえ、アメリカは何事にも極端、極論に走るとは申しません。日本や欧州よりも柔軟です。でも、NYCのメガサイズ規制といい、ときとして実に極端な方法を取る国です。そのドラスティックさが吉と出る場合もあり、だから今後世界経済に何事があってもいち早く回復するのはアメリカだと思うのですが、逆に余計な波風を立ててしまうこともあります。禁酒法なんて・・。
そして、このフォアグラ禁止が加州に始まったというのが、またいかにもカリフォルニア。新し物好きというか、何か新しい動きは西海岸から。それだけ、あそこは特殊だといえます。アメリカすなわち西海岸なんてゆめゆめ思わないでください。
おそらく、最初に反フォアグラを言い出したのは、あの州の高学歴・高収入の連中なのでは?大体、そうなんですよ。だって、一般人、フォアグラなんて食べませんから。
大手のビールなんか飲むのは低学歴のブルーカラーで、高学歴はビールを飲んでも小規模地ビール系なんて考えている人間もいます、あちらには。
でも、この高学歴・高収入の西海岸人、いつも「上から目線」なんですよ。そしてその「上から目線」は国内だけではなく国外に対しても。ある意味、鼻持ちならないイヤーな奴らです。たぶん、そんな奴らが言い出したことだと思いますけど。
でも、視野の狭い発想だと思います。フォアグラすなわち虐待ってのは。いや、確かに、あのフォアグラ育成法、見ていて気持ちの良いものではないです。でも、これを敷衍して考えると、チキンはいいんですか。あの育成法? 牛はOK? キャットフィッシュもOK? もっといえば、食肉産業で働く労働者の労働環境、まあアメリカ史やると必ず出てくるニートパッキング事件(問題?)からもう100年以上たちまあすが、いまでも、劣悪ですよ。
カリフォルニアの進歩的な皆さん、是非フォアグラ同様、声を上げてください。10年後には、肉食禁止条例から? で、皆さん、ベジタリアン? でも、農園でも労働環境も・・・、日系人が働いていたときほどではないにしても・・・。
行き着くところは何も食うもんなくなりますよ。え、食うもんなけりゃマカロンでも食ってろって? でも、その原料は?
所詮、西海岸のアノ手の方々って、思い上がりと思い込みの激しいオメデタイ偽善者なんですよ。でも、社会的影響力あるから、そのうち世論を侵食していってしまう。
まあ、悪貨は良貨を駆逐するとまではあえて言いませんけど、鬱陶しい連中です。
で、日本国内でもそのうち「アメリカでは」なんて言い出す単細胞が現れるんじゃないんですか?