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くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

今月の『新潮45』はオモシロイ その2: 石原慎太郎X福田和也の対談

2011年10月24日 | Weblog

やはり福田と言う人は、紙面でこそ面白い人だと思う。 映像メディアを通すとガッカリなのだが、活字になるとさすがである。ちなみに、映像だとダメというのは、氏の容貌がどうのこうのというわけではないことだけは断っておきたい。要は「華」がないのだ。それが活字になると・・。

氏の博覧強記ぶりにはかねがね我ながら羨望とも敬意ともつかぬ思いを抱いてきただけに、常に注目の一人である。

が、今回福田氏はさておき、オモシロイのは石原都知事閣下の語り口である。

この人はこういう物言いもするものなのだ・・という感慨を抱いた。それも否定的な意味ではなくまったく逆の意味において。

こういう人が現在ただ今日本の政界に存在することは、もしかしたら天に感謝すべきことなのかもしれないと思う。 いや、あとせめて10年若ければと思うのは強欲というもいのか。

マスコミは映像で伝える閣下とは随分趣を異にする印象を受けると思うので、今月の『新潮45』、是非読んでください!

ちなみに、私は新潮社に縁もゆかりもございません。

ところで閣下、閣下は厭世的だそうですが、それは失礼ながら老人特有の黄昏感情のんさせるわざ。私は我が国の行く末をまだまだ楽観視していますよ。もっとも、このままの営みで良い等とは思っていませんけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

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今月の『新潮45』はオモシロイ その1: 橋下徹特集

2011年10月24日 | Weblog

火ぶたが切って落とされた大阪市長選、予断を許さない。まあ、橋下の力押しに役者的に風采の上がらない現職が敗れるのかなあ・・というふうには見ているが、よくわからん。

折悪しくというかなんというべきか、明らかに時を見計らっての『新潮45』の橋下特集。

芸能人同様我が身を公に晒して飯を食う人間が、その「出自」を暴かれるというのは、もうこりゃ不可避というしかない。出自を明かす理由は何か、出自で支持・不支持を決めるのか、それでは憲法違反だと叫んだところで致し方ない。アメリカでもケネディー家があれこれ言われてきたのも、JFK一人に帰するわけではなく、まあ、JFKが出て脚光を浴びたには相違ないが、やはり知られている限りにおいて「成り上がり」集団である米国の中において、その系図をたどれば紋章を持つ家柄に繋がることにもあるのではないだろうか。人は否応なく「貴」を求める。同時に「貴」に敵意をむき出しにすることもあるが、イデオロギー的背景あないのであれば、求め崇める心と、恨む心は同根をなしている。だが、「貴」を求めると同時に、「賎」にも関心をもつ。もっとも、これを求めることはせず、むしろ排斥して己の存在確認をするのだ。

今回の橋下特集は後者に属する。真実であれば、橋下氏は決して公にはされたくはないであろう出自の人だ。それは以前からあちらこちらで語られてきたことであるが、ここまで網羅的なものははじめてではないのか。そうした世間的にはニ重の意味において「後ろ暗い」出自(+ヤクザ)を持つ橋下氏が、弁護士・タレントを経て大阪府知事にまで上り詰め、更にその先を目指そうというのである。まさに「時代の寵児」であり、そうであればこそ、彼の出自に人々の、特に地元の関心が集まるのも当然というものであろう。それが人の人情というものなのだ。確かに、橋下氏の夫人が夫の出自を承知したうえで夫婦になったか否かは知らぬし、夫人が知っていたとしてもその家族は知らされていなかったかもしれない。親を選べぬ子供たちはどうなるなどと思わなくもないが、やはり是非はさておき「知りたい」と思う欲求に人は抗えない。

世の中には今回の選挙が橋下氏の終わりの始まりだなどという見方もある。

私は、市長選挙の行方を占うだけの知識もないので何とも言えぬが、以前からここで述べているように橋下という人物は「トリックスター」だと見ている。そして、やがて必ず「落日」はやってくるはずである。 彼はおそらく「トリックスター」の殻を破ることはできずに、いずれ世の糾弾を受け世間の表舞台から姿を消すことになるであろう。

あまりにも、性急に身の程をわきまえず上を目指せばそうなるのは、何も橋下氏だけではあるまい。が、氏には常人よりも大きな障害があることが今回明らかになったわけだ。

かりに今回市長選に勝利したとしても、やはり、生まれもった宿命のくびきを逃れることはできまい、と氏にはおそらく不愉快極まりないであろうしまた理不尽な予想をあえてしてみるのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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