くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

朝日さん、文明君をイジメないで! : 伊吹文科相の災難

2007年02月27日 | Weblog
伊吹文明文科相もお気の毒なことで・・・。心からご同情申し上げます。

朝日新聞の報道によれば、26日、前日に日本を「極めて同質的な国」とした発言について、「単一民族なんて言っていない。日本国民が、大和民族がずっと統治してきた国で、そういう意味で極めて同質性があるということを言った」と記者団に対して釈明したという。

「極めて同質的な国」がどうしてイコール「単一民族国家」になるというのだ?
本当にそう解釈した人間がいたとしたら、私は「お前はアホか!?」と言いたくなる(でも、言いたくなっただけで、実際には言ってませんからね(笑))。よほどの間抜けか低脳がそう勘違いしてしまったのか、それとも悪意の意訳か?いやこうなると何らかの魂胆あっての曲解としか思えぬ。毎度のこととはいえ、政治家追い落としのゲスな手口だ。吐き気がする。

こうなると、ある種のイジメだね、しかも陰険な! なあ、朝日新聞よ!?
御殿女中のイビリよりもたちが悪いよ・・・、まったく。伊吹大臣が尾上なら、朝日は岩藤だね、「加賀山」の。ただ、お初はいないと・・・。

しかし、伊吹大臣にも一言言わずばなるまい。

批判を受けた昭和61年の中曽根元首相による「日本は単一民族」発言については、「中曽根さんの失敗は十分わきまえている。国会でもアイヌの方とか在日の方で日本国籍を持っていない方もおられるが、これだけ一つの民族が多くの国民を占めているという国は極めて世界の中の例外だ」とのたまわれたとか、朝日の報道に捏造・歪曲がないとすれば?

アイヌ民族や、帰化した半島系日本国民、あるいは同じく帰化して日本国籍を得た非大和民族系日本人が、我が国には存在する。その点において伊吹大臣は正しい。

だが、帰化していない在日は別儀であるはずだ。伊吹大臣が言及した「日本」とは「日本国」ないし「日本国家」のはずだが、現在60万?の在日は、その構成要素ではない。帰化したのであれば、半島系であろが、いかなる人種・民族であろうが、我が国の構成要員だ。だが在日は違う。彼らは、たとえ日本国の領土に居住しようとも日本国家の部外者なのだ。

私はなぜここで伊吹大臣が、自らの発言の釈明において、たとえ特別永住権を持つとはいえ日本国民ではない在日を持ち出さなければいけないのか、到底理解できない。その部分こそ批判されてしかるべき失言ではないのか!?

言うべきも言わぬも愚かだが、言わずともよいことを言うのもこれまた愚である。伊吹大臣閣下、ベテラン政治家なら、それくらいの政治的機転を即座に効かせねば! 政治脳というヤツですよ!
 
日本は単一民族国家か? 私の答えば「否」。ただ、極めて単一民族に近い状態にあるとは考える。すなわち、伊吹大臣の発言したように、極めて同質的だと思うのだが・・・。

というと、日本人そのものが雑種だ混血だという輩がいる。そもそも民族ってなんだとみもふたも無いような蒸し返しの議論を持ち出す輩もいる。そんな御仁にお聞きしたいのだが、雑種だったら民族と呼んではいけないのか?民族と呼ばれるに値する人間集団は、純血でなければなれあないのか?そもそも論者の方々、民族という定義が人為の為すものだとして、またその定義の仕方が一様でないとして、そのことが日本民族ないしは大和民族という広義の身体的・文化的な共通的な特徴も持った人間集団の存在を否定することにはなるまい? また民族というものの存在の是非が、必ずしも客観的に論証されねばならないというわけでもあるまい。特定多数の人間が自らを特定の「民族集団」として自己認識すれば、そこに民族が存在すると認定して何の差し支えがあるというのか?その認識が支配・被支配あるいは搾取・被搾取の構造の中で上から下に強制力を伴って流布されたものだからいけないとでも言うのか?そんな議論は象牙の塔のみでしていただきたいですな!

政治家の片言節句をいちいち上げ足とりして、追い詰める。それがわかっていて自分で自分のクビを絞めるような言葉遣いをするわきの甘い政治家もおバカだが、その陰険な常套手段で政治家を責め、世論を誘導しようとするヤツラには本当に心底腹が立つ。
コメント (2)
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