ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

Pat Thomas

2006年12月05日 | 女性ボーカルT
STRAND盤でPat Thomasの“JAZZ PATTERNS”1959~60年録音・レコード重量140g

シカゴ出身でガーナ人の家系の彼女は8人兄弟の7番目として生まれました。彼女の姉のMILDREDもシカゴで良く知られたジャズシンガーだったらしいです。ライナーノートによるとTVのアマチュアタレントショーに出演したのがプロへの道の始まりだったとあります。本アルバムは彼女のファーストアルバムですが、1962年にボサノヴァ“デサフィナード”の英語版を最初に録音してヒットさせたシンガーとしても有名です。まことに地味な印象のジャケットですが、本アルバムはジャケットの地味さからその内容は想像しにくいぐらい充実しています。バックのメンバーの顔ぶれも凄腕メンバーが名を連ねています。本アルバムはスタンダードを歌っていますが、B-2の STAR EYESでは彼女はハミングでだけで通しています、このハミングが聴き物という帯付国内盤のセールストークもありますが、私はハミングだけではもったいなく感じ彼女の艶と潤いのあるボーカルを歌詞ありで聴く方が圧倒的に好きです。ボーカルも聴かせてくれるしバックの演奏も実に聴かせてくれます。どこかで見かけたら是非聴いてみてくださいませ。

パーソナルは,PAT THOMAS(vo), TOMMY FLANAGAN(p), BOOKER LITTLEi(tp), CURTIS FULLER(tb),ROLAND ALEXANDERl(ts, fl), TEDDY CHARLES(vib), KENNY BURRELL(g), REGGIE WORKMAN(b),CHARLIE PERSIP(ds)

収録曲
A面
1, BLUE MOON
2, STAR EYES
3, SOMETIMES I'M HAPPY
4, MY ONE AND ONLY LOVE
5, STELLA BY STARLIGHTS
6, STRIKE UP THE BOND
B面
1, IT COULD HAPPEN TO YOU
2, MEAN TO ME
3, ALMOST LIKE BEING IN LOVE
4, I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS
5, THERE'LL NEVER BE ANOTHER YOU

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ハミング (ebi)
2006-12-05 20:36:57
私の所有盤は雑音がひどく、このハミングが針音に埋もれてしまっています。
昨今、状態の良いオリジナル盤がめっきり少なくなってしまいました。御掲載の盤は状態が良さそうですね。
日曜日に帰国したのですが、今回は忙しくてアナログの収穫は0でした。
返信する
お帰りなさい (kuiren)
2006-12-05 23:17:19
>ebi さん
お疲れさまでした。
そうでしたか、今回はレコードハントの時間がなかったのですね、それは大変残念でしたね。

>御掲載の盤は状態が良さそうですね
ありがとうございます。
ジャケットは天地が少し痛んでいる程度で、盤はピカピカサラサラとは言えませんが傷はないようです。

>昨今、状態の良いオリジナル盤がめっきり少なくなってしまいました。
日本のバイヤーが買っているんでしょうか?
いくらオリジナル盤でもプチ音パチ音が多いと聴く気が削がれますものね。
返信する