三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

三十路の食卓、に並んだパン達<いただきもの/歳時編>

2012-03-20 16:02:09 | 胃に収まったパンリスト
パンリスト/いただきものと歳時などで手に入れたもの編です。

○:パン屋/テイクアウトで利用
●:カフェなど、イートインで利用
と分けてみました。

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◎いただきもの
ファリーヌ キムラヤ @飯田橋
ブランジェリー クープ @つつじヶ丘
金谷ホテルベーカリー @栃木県・日光市
聖庵 @阿佐ヶ谷


◎お取り寄せ・歳時など
VITAL @岐阜 ※DEAN&DELUCAで購入
エルクアトロ・ギャッツ @岐阜 ※成城石井で購入
ブーランジェリー・ニコラ パンダーチザン @大田区・鵜の木 ※目黒駅構内の出店で購入 ☆ビューゲルうまい
八天堂 @広島/三原 ※品川駅構内のショップにて購入。☆クリームパンが美味いったらない
ウスキングベーグル @埼玉/深谷市 ※ロックインジャパン会場で購入
麦輪小樽 @北海道/小樽市 ※北海道物産展で購入
天恵ぶとうの木 @青森 ※青森の都内アンテナショップで購入
ベジ・キッチン @福岡 ※青山のファーマーズマーケットで購入
nao☆Bagels @静岡 ※DEAN&DELUCAで購入 ハード系ベーグル。美味しかった!

三十路の食卓、に並んだパン達

2012-03-20 03:42:21 | 胃に収まったパンリスト
せっかく、こんなにも愛しているのだ。

というわけで、このブログを始めてから食してきたパン屋さんのリストです。
パン屋だけでなく、ここでサンドイッチ食べたな~なんてカフェも入れてます。

ほぼ自分のための記事ですが、ご覧になった方の暇つぶしにでもなれば幸いです。

(2010年12月1日後記)
登録・掲載したお店が増えてきたので、地域ごとにページを変えてまとめてみました。


東京都編はこちらから

東京都外編はこちらから

いただきものや、歳時で手に入れたものはこちらから

チェーン&フランチャイズ編はこちらから

市販パン編はこちらから

初めてにして実家

2012-03-17 11:56:58 | 行きました。
〈3月1日の食事〉
朝:大葉ソースのピザトースト ココア豆乳
昼:お弁当(玄米ご飯、牛肉とパプリカのナンプラーオイスター炒め、しいたけの卵炒め、キャベツのコチュ和え) ヨーグルト
夜:牛モツ煮定食 なめこ豆腐 燗酒 @味秀/大岡山

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いつもより少し仕事が上がったこの日。
珍しく、夕食を摂らずに帰宅した。
帰りつくと、同居人が夕食を摂りに外出しようとしていたタイミング。
これから作ってもいいけど、どうにも面倒だ。
近所に食べに行くか、ということに。

最近できた「味秀」に行ってみることにする。
お気に入りだった「まぐろ 大津」が閉店したあと、同じ場所にできた定食/居酒屋である。

店に入ると、地元のおっちゃんらしき人が、一杯やって出来上がっていた。
席につけば、頭上にはテレビ。
ずっと観てみたかった「ブラタモリ」がかかっている!
民芸品に混じって、何故か飾ってあったサンリオのキャラクター人形。
いい意味で、これはあれだ、実家だ。
くつろぎの空間の予感である。

我が親世代かと思われるご夫婦が二人で切り盛りしているような、庶民的な飲食店に行くと、煮込みを頼みたくなるのは何故だろう。
好き嫌いの多い子ども時代を送った私にとって、決して臓物の煮込みは「おふくろの味」ではないはずなのに。
けれど、この煮込みには「家庭的な味」だと感じさせられた。
日本人のDNAに刷り込まれているってやつだろうか。

って、さっきから「実家っぽい」だの「家庭的」だのけなしているようだが、これは誉め言葉ですよ。
居心地がよいという意味。
ついでに言えば、料理がうまい人んちのご飯、である。

多めのご飯の量も、もう今日は店じまいだからとたっぷり盛ってくれた煮込みにも、実家的なものが感じられてしんみりと嬉しくなった。
親元を離れて暮らす今となっては、「ごはんを作ってもらう/たーんと食べさせてもらう」という経験が希薄になるもんだよな、と思い知らされた。

満腹になり、支払いを済ませて店を出ると、奥さんに呼び止められた。
そして何かを手渡される。
忘れ物かと思ってよく見れば、何故か店内で売っているいちご大福をくださったのだった。
どこまでも家庭的なもてなしが、本当に嬉しい。

いちご大福は、翌朝コーヒーと一緒にいただいた。
とても美味しかった。

葉っぱをソースにかえて

2012-03-17 02:53:44 | 作りました。
〈2月29日の食事〉
朝兼昼:牛肉とクレソンのナンプラー炒め 玄米ご飯 温野菜の大葉ジェノバソース
昼:ごはん ユッケジャンスープ(無印のレトルト) ヨーグルト 野菜ジュース

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大葉を大量にもらった。
業務用なのか、一束10枚ずつのひとくくりが重ならずに入るような、でかくて薄い透明のプラスチックケース入り。
こんなケース、見たことがない。
ちゃんと数えた訳ではないが、開封したのを途中でもらった格好だけれど、それでも80枚は入っていたのでは。

という量だったから、普通に使っていたら追い付かないな、と感じた。
家で刺身を殆ど食べないし、食材として使うにしたって、限度がある。
というか、実際限界だったのだ。
もっと思い切りのいい使い方はないものか。

で、思いついたのがジェノバソースである。
バジルの葉の代わりに使えないだろうか。
以前春菊でも作ったことがあるが、匂いが特徴的な緑の葉っぱを、私はジェノバソース化したがるらしい。
尚、バジルではまだ作ったことはない。

同様のことを考える人は割にいるようで、バジルの代わりに大葉を使うレシピはすぐ見つかった。
それを参考に、松の実とパルメザンチーズを新たに揃える。

そして、いざ。
といったところで、特に難しい作業はない。
上記3つとオリーブオイル、ニンニク、塩胡椒をミキサーなりフードプロセッサーにかけて、いっしょくたに混ぜるだけだ。
(ちなみに、松の実の代用としてカシューナッツも使えるんだそうだ。)

手間といえば大葉をあらみじんにするだけ、という気楽さで、ソースは完成。
思ったよりずっとジェノバソース寄りの見た目だ。
春菊の時はもう少し春菊同志の結び付きが強固で、それは元々食材の持つ繊維の強さの差なんだろうか。
その時よりぐっと使いやすかった。

肝心の味。
ひと舐めした時は、まごうかたなきジェノバソースである。
あ、なんだ大葉ってバジルの代役勤まるじゃんと思えば、後味が間違いなく大葉で、和のフィールドで馴染み深い風味が鼻から抜ける。
出来る限りのことはまっとうしますけど、俺は俺なんで、完全にバジル君の真似事は出来ないっすね、という大葉くんの主張が見えた気がした。

こういった経緯をもって、大量に出来た大葉のジェノバソース。
まずは蒸した野菜に和えるソースにし、あるいはピザトースト用のソースにしたりと色々試してみたが、一番美味しかったのは、この3日後くらいに作ったパスタであった。
ジェノベーゼ、イコール、ジェノバソースを使ったパスタ。
パスタ専門店やイタリアンレストランだったら必ずあるような、スタンダードであるものは、それがスタンダードになるだけの理由があるもんだ、と今さらながらに悟った気がした。

ソースの世界は奥深く、一筋縄ではいかないとしみじみ。
とにもかくにも、大量の大葉をもらわなかったら味わえなかった世界であり、こんなに沢山いただいたことに感謝である。

見知らぬ駅を知る

2012-03-16 23:15:42 | 食雑記
<2月29日の食事>
朝:玄米クリームブラン・ラムレーズン 野菜ジュース
昼:ハンバーグ丼(ローソンで購入)フルーツヨーグルト
夜:トマトとベーコンのニョッキ コーヒー @パスタの店SPIGA 飯田橋店

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ああ、この前の晩事務所泊まりだったんだな、だからPC前で簡単なもの食べてるんだな、そっかそっか思い出した。
けど、この日特筆すべき事は何もないな。

なんて思っていたのだが、このブログをまとめるにあたり、食べたものを書き出していた時に事態は変わった。
「フルーツヨーグルト」と書こうとして「フルーツ」まで入力したところ、予測変換候補の中に「フルーツパーク≪駅名≫」という文字が出てきたのである。

なんだそれ。
フルーツパークなんて駅があるのか。
気になって、正しく「フルーツヨーグルト」と入力してから「フルーツパーク駅」を調べてみる。

こんなときに頼れるウィキペディア先生によると、「静岡県浜松市北区都田町にある、天竜浜名湖鉄道 天竜浜名湖線の駅」らしい。
そうか、外国である可能性も念頭に置かねば…と思っていたが、国内であったか。
しかし、フルーツパークなんていうファンシーな駅名ながら、走る路線は漢字が多いかくかくした印象の名前である。
竜なんて猛々しい文字も入っているあたり、これに勝てるのは「魑魅魍魎」とかなんではないか(言い過ぎ)。

更に読み進める。
「無人駅であるが、利用者が多いゴールデンウィークや夏休み期間中には、臨時の駅員が配置される事がある。」とある。
さて、その駅を利用するお客さんが増える理由といえば、駅名の由来となっている「フルーツパーク」へのお客さんが増えるときなわけで。
その施設「フルーツパーク」にもリンクが貼ってあった。

はままつフルーツパーク

ふむふむ。
「概要」のページを読めば、
「東京ドーム9個分の敷地に、160種4300本の果樹を栽培する農業公園です。
四季を通じて生育や栽培技術を観察できるほか、実際に果物の収穫を体験できます。」
とあるではないか。
おお、予想以上に魅力的な施設だ!

果物には旬というものがあるから、年を通じて160種全部鑑賞なり収穫なりできるわけではないのだが。
にしたって、季節を絞れば何種類かの果物狩りのハシゴを出来るのである。
一挙両得どころの騒ぎじゃないのだ。
素晴らしい。

桜の花にも似た「アーモンドの花」ってのがこれだけ見られるのも珍しいんじゃなかろうか。
しかしこのルックスでアーモンドって。
アーモンドってどうしても舶来ものという印象が強いが、こんなはかなげな姿なのだ。
常にガムを噛んでいて、金髪だしどうもはすっぱだ…という印象のある女性の、得意料理は魚の煮物だった…というような意外性。
ギャップ萌えである。

と、予想外なところで見知らぬところを教えられ、行ってみたいところがまた増えた。
予測変換機能さまさま、である。


カレーが現場に残ったら

2012-03-14 10:04:42 | 食雑記
〈2月27日の食事〉
朝:ツナのサンドイッチ(ドミニク・サブロンのバゲット使用) 雪菜のサラダ コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、牛丼の上のものは「牛皿」でいいのかな、水菜やパプリカのサラダ、アスパラ卵炒め、白菜のコチュ和え)
夜:ナン チキンとほうれん草のカレー マンゴーラッシー @スルターン/飯田橋

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こういうブログを書いていると顕著にわかることがある。
しかしまあ、カレーをよく食べていることよ。

週に一度は事務所近くのインドカレー屋に行く。
レトルト食品の中では一番カレーが好きだし、よくお世話になっている。
そのぶん自分でカレーを作る頻度はそう高くないが、カレー味のものなら結構作る。
そういえば、カップヌードルを買ったとしても、真っ先に選ぶのはカレー味なのであった。

我が体内や舌における、おそるべきカレーのソウルフード化よ。
カレー食べ歩き専門のブログを持っている方もいることからして、私が日本では一番カレーを食べている、とまでは思えないが、よく食べる人ランキングの中には上位にランクインできるのではないか。
なんだ、よく食べる人ランキングって。

そうなれば、困ることがある。
生活圏内で、殺人事件が起きたとする。
現場に残されていたのは、デリバリーしたと思われるインドカレーの食べ残しと、ナンの食べカスだ。
それらを片付けから現場を離れる余裕はなかったらしい。
落ち着きがなくて、カレーが好きなヤツはいないのか。
そうだ、アイツがいた!

ということにもなりうるじゃないか。
雰囲気に流されやすく、強い口調にはてきめんに弱い私は、「お前だな!」と言われたらすぐに認めてしまうだろう。
身に覚えがないのに。
カレー殺人事件、被疑者逮捕。
事件はあっさり解決だ。

嫌である。
だから生活圏内でカレーが現場に残されるような事件があっては困る。

といった妄想が、浮かぶ冬の終わりなのです。
カレーを食べるのはやめないと思う。

ベイズモアと二月の横浜

2012-03-13 20:42:07 | 食日記
〈2月26日の食事〉
朝:クリームチーズとレーズンの米パン(ベイズモアで購入) コーヒー
昼:コロッケ 玄米ご飯 グリーンカレー
夜:水炊き(+〆雑炊) 鶏チャーシュー 鶏とコラーゲンのミルフィーユサンド 海鮮サラダ 焼酎お湯割りなど @さかえや 横浜みなとみらい本店

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前日、戸越銀座で買ったパンを朝食に。
ベイズモアなるお店、米パン専門店らしい。

少し前までは米パン・お菓子専門店といったら「和良」しか知らなかったのだけれど、あちこちにあるんだな。
このクリームチーズとレーズンのパンが美味しくて、米を美味しく食べる手段が沢山あるというのが、とても嬉しいことだと思う。

戸越銀座に行ったらまた寄ろう。
ところで「米」を「べい」と読むところから付けられた店名なのだろうか?
米をもっと、的な。

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夜は映画を観に行った帰りに、横浜で夕食。
すっかり忘れていたが、二年前にも同じ店に来ているらしい。
と、同居人が言っていて、段々と思い出してきた。

そうだ、同じような席に通されて、同じように水炊きを頬張ったのだった。
同じように水炊きは美味しくて、でも同じように〆雑炊が熱くて、吸い込んだ拍子に喉に貼りついた米粒に悶絶したんだった。
うわあ、成長してない。

けれど、数年経っても、同じ相手と同じように行動している事実を、喜ばしく思う。
なんでもない一日もありがたい。

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オチもなくヤマもなく、本日の日記はこれにておしまい。

戸越銀座へ

2012-03-13 11:04:52 | 行きました。
〈2月25日の食事〉
朝:天然酵母パン・チョコレート 野菜ジュース
昼:グリーンカレー 玄米ご飯 ほうれん草の卵焼き 緑茶
夜:ベーコンとじゃがいものグラタン フランスパン 雪菜の味噌マヨディップ アスパラ炙り焼き タケノコおかか醤油焼き めんたい海苔 豆腐味噌漬け 日本酒

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戸越銀座に行ったのだ。
と言ってもこれが初めてではないのだが、これで二回目。
割と近くに住んでいるのに、初めてだからこそ足が遠退いていたというか。
いざ行ってみて感激、そんな戸越銀座だったのである。

私の中での戸越銀座のイメージは、ずばり言えばテレビ番組「ココリコの黄金伝説」での人気企画、「一万円生活」での舞台、である。
1ヶ月一万円という、決められた食費のやりくりをするため、挑戦したタレントたちが食材を仕入れていたのが戸越銀座の商店街だったのだ。
観ていた当時の私は上京前。
ゆえに、初めて知る戸越銀座という地を、イコール激安商店街のある街、として認識したのである。

そこから時は流れて、約10年。
近くだから行ってみますか、みたいなノリで踏みいれた彼の地が、思いの外オシャレショップも並んでいた、と言ったら失礼か。
激安ゆえに庶民的だし雑多、みたいな面ももちろんあるんだが、中目黒や自由が丘にありそうな、雑貨屋や服のセレクトショップ、ユース家具の販売店なんかも立ち並ぶ。
その混在ぶりが、とても心地よく、気に入った。

そして、県や地域のアンテナショップもちらほらとあるときたもんだ。
有楽町や新宿・表参道にあるようなものほど規模は大きくないが、特産品はしっかり押えているというような。

前回行ったときにはJA青森の店で、ホタテの貝ひもの乾物とカズノコの珍味を。
そしてこの日は、期間限定の山形・米沢のショップで、雪菜という郷土野菜を購入。
水菜のような白菜のような味と、セロリのようなシャッキリした歯触りの雪菜は、味噌とマヨネーズのディップで、酒のアテとして最高。
と、アンテナショップって酒の友だち探しにもうってつけで、最近は落ち着いていたアンテナショップ巡り欲がまた湧いてきてしまった。

尚、先に挙げた中古家具店にて、ずっと探していたリビング/ダイニングルーム用の棚を購入。
無印のものだったんだが、無印のものですよ、と値札と一緒に謳っているのが印象的で、安くてシンプルっていう従来の印象だけでなく、きれいなデザインだし丈夫、という評価を受けるブランドになったのだなーと、無印好きとしては嬉しい。
おかげで、とっちらかっていた皿やらストック食材やらがスッキリまとまりましたよ。

と、部屋はスッキリまとまりましたが、文章はなんとなくまとまらないまま、戸越銀座いい街だ!ということだけ重ねて言い、終わりにしたいと思います。

春の入りのつぶつぶ

2012-03-10 11:25:48 | 行きました。
〈2月24日の食事〉
朝:エビのピザトースト ココア豆乳
昼:雑穀米 もちきびのコロッケ かぼちゃコロッケ ゴボウの味噌煮 お吸い物 サラダ お新香 @ボナ!つぶつぶ 神楽坂店
夜:お弁当(玄米ご飯、カルビ肉、ベーコン野菜炒め、ニラのごま和え、白菜とニンジンのおかか和え)

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この日はとてもよく晴れていたのであった。
このところ、仕事の用事がない昼間は事務所にいて、ラジオを聞きながら弁当を食べることが多かったのだけれど、春のような陽気に誘われて、外出してみることにする。

事務所の所在地は、東京都新宿区、江戸川橋寄りの飯田橋。
外食となると、駅周辺か神楽坂まで行くことが多かったのだが、普段はあまり行かない江戸川橋方面に行ってみようか。
ずっと前にカフェらしき店を見かけて、そこが気になっていたんだ。
そこにしよう。

普段行かない道を行く。
暖かい空気に、身がほどけるようだ。
晴れていて寒くないというのはいい。
憂鬱にならずに済む。

して、行ってみたのは「ボナ!つぶつぶ 神楽坂店」。
つぶつぶ=雑穀をテーマとするカフェレストランである。

頼んだのは、日替わりのご飯プレート。
この日はコロッケ二種だったのだが、初めて食べたもちきびのそれの食感に破顔した。
もちもちの適度な歯応えがあって、噛みしめるほど味わい深い。
これ、好みである。
こういったいかにも体によさそうなものを、そういった前提抜きにしても美味しい形で食べられるということ。
それはこの上なく嬉しい。

食事の間、ずっと他のメニューをみていたのだが、雑穀を具の一部に使ったパスタ料理なんてものもあるようだ。
あくまで主食側ではなく、具なのか。
それも気になるところ。

考えたら動物性たんぱく質を摂っていないぞ、と後で気付くほど食べ応えのあったプレートを、非常に満足して完食。
ごちそうさまでした。
春の陽気に誘われて、また行くとしよう。

粉で奔走

2012-03-09 20:23:30 | 買いました。
〈2月23日の食事〉
朝:エビのピザトースト ミエルの焼きドーナツ・抹茶 コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、ベーコンの野菜炒め、あと何か分からない)
夜:ユッケジャンクッパ とうもろこしのヒゲ茶 豆腐 @李さんの台所

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さて、ベーコンを仕込むにあたって、スパイスを探すのに奔走した、という話。

その名は「ローレルパウダー」という。
その名の通り、パウダー状のローレル=月桂冠の葉っぱ、である。
豚バラブロックに塩と一緒に刷り込んで使う、ベーコンの仕込みに必要なスパイス。
これが、案外手に入らなかったのだ。

まず最初に行ったのは、たまたま豊洲に行った時に立ち寄ったスーパーマーケット。
高級志向のお店らしく、スパイス類もふんだんで、パッと見50種類はあったのではなかろうか(※別メーカーの同じ種類のスパイスは別カウント)。
されど、なかった。

こういうのはKALDIならあるんじゃないの、と探せどなく、庶民的な地元スーパーにもやっぱりない。
輸入食品をひろく取り扱っていて、ひいきにしている酒量販店・やまやは惜しいところで、存在していた形跡ならあった。
空の棚に「ローレルパウダー」のネームプレートが。

こんなにも手に入りにくいものなのか。
月桂冠の葉っぱなら簡単に手に入るし、これをどうにか粉砕したら使えるんじゃないの、という思いつきで頭をもたげるが、ここは基本的な作り方をきちんと踏襲したいと、邪念を追い払う。
だがしかし、これ以上あちこちを探すゆとりがない。
さあどうしたら。

確実に手に入る店を探そうと、ネット検索してみる。
通販をしている店がいくつかヒットした。
そうか、その手があったか。

だが、市販されている一般的なスパイスに比べ、容量の多いサイズ展開をしているところが殆どなのだ。
だいたいのスパイスの小瓶は20gくらいのところ、100~200g入り。
一度のベーコン作りに必要な量は小さじ1/4程度で、重さになおすとせいぜい5gといったところだろう。
一瓶だいたい300~400円台だからそう高価ではないが、値段がどうあれ、そんなにあっても持て余すだけだ。

ううむ、と更に探すと、最小の小売単位が50gのショップのサイトを見つける。
パウチ状の容れ物に入っており、普通郵便で封筒で送られるから、送料もぐっと少なくて済む。
よし、ここで頼むか。

ところがこのショップ、買い上げ金額がある一定に達していないと、通販できないのだ。
考えたのち、プラスでドライトマトも頼むことにする。
具体的な使い途を考えてのことではない。
こういう風に、自称料理好きは台所をいっぱいにしていくんだろうなと思う。

数日後、我が家にローレルパウダーとドライトマトが入った封筒が届いた。
開封してみて、ローレルパウダー50gの予想以上のボリュームにおののいた。
最初に連想したのは、「ホットケーキミックスの素くらい入ってる」である。
そう、調味料ではなく、主食にそぐうくらいの量だ。
重ねて書くが、一回辺り小さじ少々しか使わないのに、どうすんだこんなに。
こうして、自称料理好きは…(以下、略)

こう慌てて揃えたところで、結局その後二週間もベーコンの仕込みは出来なかったのだが。
そうこうしているうちに、普段行く店でもローレルパウダーを取り扱うようになったのだけど、悔しいからもう忘れる。